東京都で新型コロナ感染者が連日の100人超、そしてついに過去最多を記録!!えらいこっちゃーー!!
……と思ったら、新宿区で新型コロナ感染者に「見舞金」という名の賞金を10万円渡してました、と。
何の笑い話ですか、これ。
本当にこの国は、国政から区政に至るまで、日本人をどうしようと思ってるんでしょうか。
「コロナ感染が発覚したら10万円」って言われりゃそりゃ検査に行くでしょう。陰性と出たとしたら、今度はなるべく人の多い所に行ってコロナに感染する確率を上げた後、再チャレンジしますよ。
だってコロナなんてほとんど怖くない病気だし、10万円は大きいですからね。
いや、私の持論は「暖かい季節のうちに積極的に感染しておくべき」なので、良いんですよ、これで。
でも区議会議員や区長はそういうつもりじゃないんでしょ?感染者を減らそうと思ってるわけでしょ?
ただただ、どこまでも、アホなだけでしょ?
で、この1日当たりの感染者数記録を受けて、『ひるおび』では原田曜平という文化人が
「PCRを!もっとPCRを!!」
と喚いておりましたが、このPCR族の駆逐は新型コロナそのものより難しいようですね。
ほぼ過去記事のコピペになりますが、もう一度言いますね。
PCR検査を増やして何があるんですか?
今の検査能力の限界は、日本の場合1日当たり3万件程度だと言いますが、これは日本の全人口の0.025%です。日本人全体のPCR検査を完了するのに11年かかります。しかもこれはその時点での感染を調べるための検査なので、過去に感染して抗体を持ってしまった人には「陰性」と出ます。その後、コロナにかかる可能性が極めて低い人にもずっと検査し続ける必要があるわけです。その前に、抗体があろうがなかろうが、陰性という結果が出た人は、次の日に感染している可能性だってあるわけですよ。
「11年」という時間は、とりあえず1周するのにかかる時間のことであって、最初の1人を11年間ほったらかしにすることが大前提になっています。
これをやって何の意味があるんですか?
陽性だと分かったところで、それは0.025%の中の数百人。残りの99.975%の人は分からないままであり、もちろんその99.975%には、その日確認された感染者数の、少なくとも数百倍の感染者が含まれます。数百人の「感染が確認された人」を隔離したところで、数万人とか、数十万人とか、ひょっとしたら百万人を超える感染者が日本中をウロウロしてるわけですよ。さて、この隔離に意味はあるでしょうか。
PCR検査は精度が低い上に、時間がかかります。これが1か月で全国民を検査できるのならそれなりに意味もありますが、11年かかるとなると何の意味もないのですよ。
本当に何度も言って申し訳ありませんが、PCR検査の目的は2つ。
・今現在、具合の悪い人が新型コロナに感染しているかどうかを判定する
・定点観測によって日本のコロナ汚染度を調査する
この2つなんです。
2番目は非常に大事で、かつ今すぐ簡単にできるのに、なぜか政府も地方自治体もやろうとしない。一体何が邪魔をしているのでしょうか。私にも分かりません。
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