※タイトル画像は藤田文武公式サイトより拝借。
藤田文武氏、自民総裁候補者に対談呼びかけ
まずは俺ポスト。
藤田文武共同代表、これはかなりのイイネ案件。
(1)体よくシカトこかれて恥をかくリスクもあるが、それを厭っていない
最近の維新と言えば、「無気力」「無責任」「無表情」…その他もっと過激な「無〇」とも言いたいところだがそこは控えるとして、この文武氏のアクションからはかなり大きな「気力」と「表情」が窺える。
可能性はそれほど高くないにしても、「維新の共同代表ごときが!」と自民のエラい人の一声で一斉シカトなんてこともないわけではない。だが仮に万が一そうなったとしても、文武さんはそのこともネタに出来るだろう。
(2)本命が維新と親和性の高そうな小泉、対抗が奈良出身の高市で、実は十分応じてくれそう
実際は文武さんも、少なくとも主要候補者は対談に応じてくれるだろうという十分な算段があったはずだ。実際、このブログを書いている時点でいの一番に手を挙げた茂木氏とは対談を収録し終えているとのこと。
(3)維新はもはや「何をする政党か」以前に、向こうが透けて見えるほど「政党としての存在感」を失おうとしているところに、自民総裁選をしっかり利用しようとする大人の強かさ
残念ながら現状の維新は、一般国民に最も見てほしい政策論が見られていない。それはこれまでの執行部に熱量が足りなかったり発信の仕方が間違っていたりしたからだ。自民党とは付かず離れずの関係を保っているが、それは【政界の内側】の話であって、そこに興味を持つ国民が少ないのは支持率が示している。
かねてから言っているが、維新は松井代表勇退後、急速に内側に向いたエネルギーを外側に向け直す必要がある。今回の文武氏の呼びかけはまさに外側へのエネルギーの放出に他ならない。
能動的に発信する藤田文武を見たい
維新支持者は文武氏が話すところを「党幹事長の定例会見」という形でよく見ている。その姿は、年齢と経歴に合わない貫禄を感じさせるもので、言葉に淀みがなかった……と言うのが私の印象だが、この印象を共有できる人は多いだろう。
だが、幹事長の定例会見は、言わば党のスポークスマン的側面が強く、言わば【受動的発信】だ。共同代表と言う肩書を付けたこれからは、言いたいことを言う、バンバン政策論を語る、【能動的発信】をする文武氏に期待するところだが、今回の動きはまさに能動的発信だ。
表向きの趣旨は、「自民党総裁選候補者と対談する」ことなので、各候補者に政策論を語ってもらい、候補者ごとの違いを見せるというところにある。だが、この場合、ホストは維新の共同代表たる文武氏になるので、対談の主導権は文武氏にある。
各候補者にとっては他の候補者との違いをアピールする機会となり、文武氏にとってはその議論を通じて「維新という政党の輪郭を浮き上がらせる」ことができ、Win-Winの関係になる。これが言わば裏の趣旨である。
自民党総裁選を機に「雇用の流動化」を推し進められるか
今の維新の「本当の主要政策」は私にも分からないし、文武氏が本当にやりたいことも知らない。だが、私の個人的な関心事で言えば、維新は散発的に「雇用の流動化」を主張しており、総裁選候補者の中で同じことを明確に主張しているのが本命とされる小泉進次郎氏だと言うのは非常に興味深い。
「散発的に」と表現したのは、維新が随分前から雇用流動化に限らず、打ち出す政策論どうしが有機的につながっているように見えないからだ。だからかねてより私は「こういう社会を目指すという大きな設計図を見せるべきだ」と主張しているのだが、それを言いだすと長くなるのでここでは割愛。
「雇用の流動化」はこれからの日本経済を大きく左右することは間違いのないファクターでありながら、いざ実行しようとしたら物凄い抵抗に遭うことは必至の政策論だ。別に小泉氏を支持しているわけでもないし、他の政治理念については疑問符が付くところも多いが、せっかく本命とされている小泉氏がこの難題を前回の総裁選出馬時に公約として掲げてくれていたのだから、維新としてはこれを利用しない手はない。
これはある意味で、「維新は何をしたい政党なのか」を改めて見直す絶好の機会であると同時に、それをやならければいけない機会でもあるだろう。
「改革保守」とは?「王道」とは?
今回のこととは直接関係はないが、ついでなのでここで述べておく。
文武氏が共同代表になって、「維新は改革保守政党」と言ったことに界隈が少しざわついた。それだけではなく、私の場合は文武氏がちょくちょく言う「王道」という言葉にもピクンと反応してしまう。
これは別に批判ではない。アバウトな意味の言葉を明確にしてほしいというリクエストだ。
「保守」とは何で、「王道」とは何を指すのか。
もっとも、文武氏が持っている思想は概ね想像がつくし、私はこういったことを言語化するのは結構特異な方ではあるが、私が言っても意味がないので、是非本人の口から、維新の基本姿勢について言及して頂きたいところだる。



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