新型コロナで志村けんさん逝去
まあ、大丈夫だろうとたかを括っていたら、昨日「志村けん死去」の報。
これは芸能界にとっての大事件では済まないんですよね。我々ある世代以上の日本人にとっての大事件なんです。
最後に悲しみとコロナウイルスの危険性について、しっかりメッセージを皆さんに届けてくださったという、最後の功績も大変大きいものがあると思っています
こんなことをぬかしたのは、小池百合子都知事です。
もし私がその場にいたらギャリック砲で南極まで吹っ飛ばしてと思うほど、無礼な言葉です。
このパターンの発言、今までもいろんな政治家がこれで国民を不快にさせてきましたが、それが分からんのですね、この人。
小池に限らず、都道府県知事ってのは直接選挙で選ばれた「自治体の大統領」ってこともあってか、いわゆるバランス感覚を喪失したような人がちょくちょく見受けられます。どこか万能感に酔ってしまっているようなところがあるんでしょうね。
志村けんが死んでしまう。
これがどれほど大きなことかはいずれ『エンタメ館』の方で書くとして、とりあえずこちらでも読んでおいてください。
さて、志村さんと言えば酒とタバコで、新型コロナ“肺炎”なのでどうしてもタバコの方にばかり注目されがちですが、私は酒の方が大きかったのではないかと思います。
志村さんは自身の呑兵衛を重々自覚しており、酒は辞めたくないけど体には気を遣いたいと、自分でしじみ汁を手作りして毎朝飲んでいたと言います。
私は当時「これはダメだ。すぐやめた方が良い」と思いました。もちろん知り合いでも何でもないので、私が何を思おうが言おうが本人に伝わるはずはありません。
その理由は姉妹ブログ『犬小屋』の方に書いてあります。
(あちこち行かせてすみません)
要約しますと、肝臓のためにと鉄分を過剰摂取してしまうと、逆に肝臓にとっては猛毒として作用してしまうというもの。最近では「肝臓が心配なら鉄分は摂るな」と医師も警告するようになりました。
貝類は鉄分を含むミネラル分が豊富で、それはもちろん摂らなければいけない栄養素ではあるんですが、鉄分に限らず、ミネラルは摂りすぎるといろいろな不具合を起こします。
そして志村さんはほどなくして肝硬変を発症。
肝臓というのは修復しやすい臓器とも言われますが、肝硬変ともなるとK点を超えるようで、肝臓がんになる確率がぐっと上がるそうです。
志村さんはK点を超えてもなおお酒はやめなかったため、肝臓にダメージが蓄積し、基礎的な体力が弱っていたものだと推測されます。
この志村けんさんの事例は、「基本的なところの健康がいかに大事か」という教訓を得るべきでしょう。
コロナ対策としてまずやるべきは、早寝早起き、栄養バランスの取れた食事、運動、ストレス軽減という、日常の物凄く当たり前のことではないかと改めて思います。
ここで要らないのは、「この現代の日本社会でどうやってストレスなく生活できると言うんだ!」というひねくれ者の極論です。「ストレスをなくせ」などとは言ってないのですよ。頭が悪いと本来ストレスでないものにまでストレスを感じてしまうのが人間であり、その思考パターンのひとつがかつて書いた「悩むのが好きで考えるのが嫌いな人」です。
ちょっと頭を切り替えて、前向きに考えれば、ストレスにならないことを無理やりストレスにしてしまうなんてバカなことをしなくて済むよね、ということです。誰かのストレスは連鎖的に別の誰かのストレスを生むことになります。今、むやみにネガティブな声を耳に入れたくないと思ってる人は多いでしょう。
でも、頭の良くない人に限って、「科学的根拠に基づいていても地味で当たり前の手法」はなかなか頭に入ってきません。そんなことより「科学的根拠がなくてもセンセーショナルな手法」を信じてしまいがちなのです。
例えば「お湯を飲む」とか。
一時出回ったあのデマは、「23℃」とかって言ってましたっけ。ぬるま湯ですらない温度です。
ここに科学的根拠を付け加えてアレンジするなら、本当に熱いお湯(もちろん火傷しない程度)であれば健康に良いのは間違いありません。免疫力を高める最もてっとり早い方法は「体を温める」ことだからです。
季節はすでに春になっており、天気によってはそろそろ冷たい飲み物も欲しくなると思いますが、少なくともどちらにしようかと迷った時は、温かい飲み物を選ぶべきです。
次は、「結局マスクは良いのか悪いのか」「見当違いのコロナ対策」について書く予定です。
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