ゴム手袋
スーパー等での店員のゴム手袋について、これ逆効果だとする専門家の意見が出始めたのが7月9日。
私は2か月以上前に警告を発していました。誰も読んでくれませんが。
ソーシャルディスタンス
そもそもソーシャルディスタンスは、なかなかマスクを着用しようとしない欧米人のために考案された対策です。“生”の状態で飛ぶ飛沫の対策として、この約2mという距離があれば大丈夫だろうというものであって、日本人のように、ほとんどの人がマスクをする状況において、ソーシャルディスタンスの意味は全くありません。
「でもたまにマスクをしない人がいるから」
ということであれば、マスク不着用の利用者は入場禁止にすれば良いだけのこと。で、入り口でマスクを1000円で売れば良いんですよ。
遮断壁
スーパー等各種小売り店やテレビなどでやってますね。
しかしこれもソーシャルディスタンスと同様の話。
ソーシャルディスタンスを開けているなら遮断壁は要らないし、遮断壁があるならソーシャルディスタンスは要らないという「OR」の関係です。仮にコロナが空気感染するものであれば、どちらにも意味はなくなります。
飲食店でテーブルを空ける
スマイルをタダで提供する某ハンバーガー屋さんで初めて見た時は「?」となりましたが、テーブルを空けることによって何がどうなるというのでしょうか。
カウンター席でひとつかふたつ席を空けるというのは、まだ分かります。
テーブルって今まで通り利用してたら飛沫が隣まで飛ぶんですか?
こういうのって検査ができるはずだから、一度やってみりゃいいんですよ。それこそ空けたテーブルにきれいなアクリル板かなんかを置いて、飛沫が見えるようにすれば簡単でしょう。
私は全く意味がないと思います。
最初Mドに入って気づかないまま利用してたんですよ。で、食べ終わって店を出ようとしたら、トレーの下に「進入禁止」のアイコンが。いやいや、店員さん、商品を持ってきてくれたんだからその時注意してよ!意味ないとは思ってるけど、ルールには従うから。
コイントレー
客と手の接触を回避したところで、1秒前に触っていた硬貨を触ってしまってはほとんど意味がないでしょう。やるなら、自動精算機で、かつその後に消毒をしなければいけません。
時短営業
新宿区の「コロナ感染賞金10万円」並みに愚かな対策だと思います。
1万歩譲って、居酒屋なんかの時短営業は、本当に、1万歩くらい譲って、ほんのちょっとは分かるんです。人間同士の交流機会を減らすことによって感染機会も減るだろうってことで。(でも営業中だってテーブル空けたりしてるんだから、時間を短くすることにどれほどの意味があるか怪しいものです。逆に、ソーシャルディスタンスを空けるなら営業時間を延ばすべきなんじゃないの?と思いますが)
びっくりしたのは郵便局。【コロナ対策】のために、通常9時に営業開始する窓口を10時にします、と。すると私を含めてそれを知らなかった利用客が郵便局前に“密”を作って待っている訳ですよ。
居酒屋なら「こんな時期だから控えようか」ともなるかもしれませんが、金融機関って、ほぼ100%「行く必要があるから行く」わけですよ。だったら仮に2時間の時短をしたとして、その2時間の間に行けなかった人は営業時間内に行くことになり、返って密を作ってしまうことになるのですよ。
あまりにアホすぎるでしょう。
観客の入場制限
吉本興業の舞台再開は座席間隔を空けてというものになりました。これ自体は普通ですね。
しかし、吉本はすごい。858席のキャパで1.8mの「ソーシャルディスタンス」を確保し、112人までの入場制限だそうで。
まとめ
ここで挙げたようなことは、本来なら専門家が啓発し、マスコミがその媒体となるべきなのですが、不思議なことにしないんですねー。最近になってようやく宮沢孝幸という京大のウィルス研究家が大車輪の活躍で啓蒙を始めていますが、ちょっと前まで、いや今でもテレビは「PCR!PCR!」とだけ言うセンモンカやブンカジンが大好きなようです。
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