FireHD10のコスパは素晴らしいがアプリは少ない
先日のAmazonプライムタイムセールではいろいろと買ったんですが、その一つが、前から狙ってた『Kindle Fire HD 10』です。
いろいろと文句も出てますが、10インチタブレットで約1.5万円。プライムのセールなら約1万円ですから、とんでもない安さです。
さて、KindleFireでネックになると言えば、アプリの少なさです。
Fire HDはアンドロイドをベースにした独自OSを……と説明されるわけですが、その実、一般のアンドロイドタブレットを意図的に機能制限しただけのもののようです。具体的には、「GooglePlay」が入っておらず、Amazonが用意したアプリ以外をインストールできない仕組みになっているのです。
ちなみにYouTubeもAmazon謹製のクライアントとなってまして、私はまだちゃんと使ってないのでよく分かりませんが、評判はよくありません。
このようなやり方をしているのはKindleだけではありませんが、なぜ出来ることをわざわざ出来ないようにしているかと言うと、このタブレットが自社商品~つまり、Kindleという電子書籍やAmazonビデオ普及のためであって、だからこそ安く提供できるってことなんでしょうね、多分。汎用タブレットとして購入されてKindle使ってもらえないとなったらAmazonとしては意味がありません。
とは言え、完全な独自OSを作るのは相当に金がかかるし、その他の便利アプリもAmazonが自前で(わざわざ発注して)制作しないといけません。そのアプリの数はさらに限られたものになるだろうし、そういうタブレットをユーザーが買おうと思うかどうかって問題になってくるわけですね。
え?楽天KOBOが使えない!?
うちの場合、メインユーザーはワイフで、そのコンテンツはAmazonプライムビデオと電子書籍がほとんどですから特に問題は………え!KOBOインストールできないの!?
電子書籍を使う読書愛好家って、普通KindleもKOBOも使いますよね?
KindleはFireHDで、KOBOはスマホや他のタブレット、あるいは電子ペーパー版KOBOリーダーで、なんて使い方って現実的ですか?
さすがにそんなことはやってられないので、KOBOアプリだけはインストールさせてもらうことにしました。
そもそもGooglePlayストアは単なる窓口で、その窓口さえ使わなければ基本的にAndroid用アプリはインストール可能です。
だったらGooglePlayを使わずにKOBOをインストールしてみましょう
やり方は簡単で、すでに利用している他のAndroid端末でインストールされたアプリから、apkというバックアップファイルを作成し、FireHDに移した後に“復元”させるという方法。
apkファイルというのは、要するにパソコンで言う「setup.exe」みたいなもので、インストールされる前のアプリが1つのパッケージになったファイルですね。
このやり方を探して当ブログに来られた方のために具体的な手順を書いておきます。あくまでも、私がやった方法ですよ。
(1)FireHD側での設定
「設定」→「セキュリティ」→「不明ソースからのアプリ」
これをONにしておきましょう。終わったら元に戻しておいてください。
(2)コピー元端末側で、『Apk Extractor』というアプリを使う
ダウンロード→起動してください。
設定でapkファイルの保存フォルダを確認(一旦(3)を読んで下さい)うちの場合なら、Googleドライブ用フォルダ。
楽天KOBO(インストールされてるという前提)をタッチすると、apkファイルが作成される。
(3)(2)で作ったapkファイルをFireHDに移動
サイズの問題でメールには添付できないので、クラウドかSDカードを使うのが良いでしょう。
酒飲んでたせいか、FireHD側でGoogleドライブがうまく使えなかったので、うちではGoogleドライブを経由した後、PCとFireHDをUSBケーブルで繋いで送信しました。まあ、面倒くさいようであっという間です。
(4)apkファイルを開いてインストール
これでKOBOがインストールできたはずです。
ただし、この方法だとKOBOアプリのアップデートがあっても、自動では更新されないようです。つまり、アップデートが確認されたら再度同じ方法でインストールしなければいけない、と。
GooglePlayストアごとインストールする方法もあって、ガンガン使いたい人はこっちの方が良いかもしれません。私は今のところ必要ないのでやりませんが、やったらまた報告します。
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