男女にIQの差がある?

男女平等 ジェンダー
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 科学的事実とポリコレを分けて考えよう

からの続きです。

本題へ。

この先生は社会学系の人らしく、その趣旨としては、「男性と女性の脳に違いはあるけど、決めつけはするな」というもののようです。そして、「男女に差はあるけど、個体差の方がはるかに大きい」と。

印象としては、どこまでもいわゆるポリコレなんですよね。ポリコレとは「ポリティカルコレクト」のことで、「政治的に正しいこと」という意味です。「社会的に」と読み替えても良いでしょう。つまり、科学は置いといて、社会的にはそうあるべき、というニュアンスを持ちます。

この「個体差の方が大きい」というフレーズは、ご飯を食べた後に「ごちそうさま」と言うのと同じで、ひとつの作法なんですよね。

例えば、当ブログには犬のしつけに関する姉妹ブログがあるんですが、そこで取り上げたある犬のトレーナーは、「犬種ごとにしつけの方法に差があってはいけない」と主張します。牧羊犬もハウンドも、チワワもブルドッグも、全て同じで良いと。「犬種より個体差の方が大きい」という訳です。

長年、多種多様な犬を見てきた私からすると、かなり「と」な見解ですが、それは多分、その人が「犬種ごとにしつけ方法を変えるという手法に、社会的に間違ったニュアンス」(差別の香り)を見出してしまっているからでしょう。「同じ人間なんだから、性別や人種で差があってはいけない」みたいな思想が伺えます。

 

人種間にも男女間にもIQの差がある

さて、昨今話題になった橘玲著『もっと言ってはいけない』で、著者は人種によってIQが変わり、男女間ではIQの分布が明確に違うという研究データを取り上げています。なかなか衝撃的です。ポリコレに反するこういった事実はなかなか口に出せず、それこそ「言ってはいけない」のですよね。

でも考えてみれば当然と言えば当然で、人類発祥がアフリカなのだとすると、黒人はつい最近まで大陸を出ようとしなかった、言わば土着民であるわけです。同じ環境の中にいたら進化(変化)の度合いも小さいでしょう。

そして、白人は黒人よりもIQが高く、アジア人になるともっと高くなる。これは、アフリカ大陸から離れるほどに障害があって、その障害を乗り越えられるだけの能力があったからと仮説を立てることができます。要するに、障害による篩にかけられて生き残ったのが今の白人、アジア人だと。

男女間ではIQ分布が違う

男女間のIQの差は、「平均はほとんど同じでもばらつきが全く違う」と言うもので、男性の場合はIQの偏差が大きく、高IQから低IQまで幅広く分布するのに対し、女性は偏差が小さく、平均周辺に集中しているとのことです。女性に比べて、男性は天才的な人間が多い一方で、とんでもなバカも多数いるということになります。なんだか女性の同調志向が強いというのも分かる気がします。

この記事を投稿した後にブログのコメントとメールでご意見を頂きました。
ここで取り扱っている研究データ(『言ってはいけない』『もっと言ってはいけない』)の反対の研究結果もあるとのことで、ご本人の希望もあり、そのままコピーさせて頂きます。以下、yamanoteさんの文章です。


こちらの記事についてちょっと気になる点がありメールさせて頂きました。
https://chinokobito.net/blog/2019/04/09/post-838/

サイト主さんが取り上げていらっしゃる「変動仮説」についてです。
ある書籍に載ったグラフ(1932年の古い研究が元)をご覧になって記事を書かれたのだと思います。
しかし実はこの仮説は差が発見されなかった研究も多いです。

これは数学のスコアでもよく調査され、サマーズが言ったのはそっちだと思われます。
アメリカでは数学のスコアは男子のほうが分散が広い傾向ですが(平均は多くの国でほぼ変わらず、一部女子が高い国もあるとのこと)、
2008年の研究ではアジア系アメリカ人の集団ではその上限で女子の比率が高く、突出していたという結果が出ています。
人種として数学が得意というステレオタイプのあるアジア系グループのなかで、
数学が苦手というステレオタイプのある女性のこの結果には個人的に驚きました。

アメリカの70~80年代の研究では、当時数学における例外的な才能の持ち主の男子女子の比率はなんと13:1という
驚くべき結果でした。しかし比率の変化を追ったところ、4:1から2:1と下落していることがわかりました。
2014年の研究でも、分散の縮まりが発見されたそうです。

2009年の米国を含む複数の国の研究では、米国の分散の違いが時間とともに著しく縮まっていること、差が発見されなかった国があることが示され、
時代とともに変化する文化やその影響と比例している可能性を示す複数の根拠があることのことでした。

自分が最近読んだ科学の書籍でスコットランドの研究者は
「発達障害を伴う部分が多いため、iqの分散は主に下限の問題で、上限の違いはさほど大きくなく、男女間の格差を説明するには十分ではない。平均は変わらないが男の子のほうが期待されトップになれと励まされたり、投資される傾向が強いという社会的要因に依拠する可能性がある。」と述べていました。
これ関連するものでは、
2015年の研究では女性は「天賦の才」が必要だと考える分野を避けたり、女の自分にはそれが無いと考える傾向が強い。
この考えは女性自身の分野の選択や男の子への投資や期待に影響を与えている可能性があるとのことです。

(いつだったか見た記事では、英国で実際に天才児教育を受けている子供は女児が多いが、インターネットで「うちの子天才かも!」とサーチ
されるのは男児のほうが多く期待されやすいというものを見かけました。どのメディアのいつの記事だか忘れたため、リンク貼れず申し訳ないですが・・。)


図は、その分布を私がやや大げさに手書きで書いたものです。子供の落書きみたいでごめんなさい。実際にはここまで分かりやすくはありません。オリジナルのデータは検索して確認してください。

さて、政治家や官僚、あるいは会社経営者というのは、一般的に高い知能が必要が否かを考えてみて下さい。
「いや、知能なんて必要ない。賢いヤツでもバカなヤツでもなれるし、なるべきだ」
と考える貴方はこれ以降読む必要はないので、ここでさようなら。

私は、こういった職業には、高い知能どころか、上位数%という選ばれた人間が務めるものだと思っています。

 

クオータ制の是非

ノルウェーだったか、会社の役員にクオータ制を導入して一定割合以上女性を就任させることを義務付けた国があります。

で、どうなったかというと、名義と報酬だけ与えて仕事はないなんてケースが多いんだとか。義務だから形の上で従っているだけで、実際役に立たないからゴーストにしておく、ということです。

日本の場合だと会社役員の割合って3%程度らしいのですが、社員が社長だけなんて会社も含めてのことでしょうから、実質的にはもっとはるかに割合は小さいものと思われます。

仮にその割合が2%で、「IQの高い人間が役員を務めるべき」を是とし、上の図(やや大げさにしても)が正しいとするなら、会社役員が男性主体であることは、なんら不自然なことではありません。政治家も同様。上のグラフで、斜線を引いた部分がそこになります。

そもそもこれらの職業は、男性であってもほとんどの人にとって無縁のものです。

 

MeToo運動がもたらしたもの

昨今、「MeToo運動」が吹き荒れたアメリカでも、今は何が起こっているかというと、「女性蔑視」ならぬ「女性回避」だそうで。つまり、女性と関わらと期せずして自分が悪者にされて社会的信用を失墜させたり、賠償金を支払うはめになったりするんだから、最初から関わらないのが吉だと。発想としては、女性専用車両と同じですね。

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コメント

  1. yamanotesen より:

    こんにちは。
    この分散の違いは社会の格差の「根拠」じゃなくて「結果」のほうだと思うが。
    この記事は結果を結果で説明しようとしている気がする。最近の事件に例えると「医学部に女子は合格できない」から「医学部に女子は少ない」って言ってるようなもんだと思います。
    ではなぜ入れなかったのか?大本は「入試不正という別の要因」ではないのか?と。

    なぜかというと最近の研究でこれ時間で著しく縮まってるって判明してるんだわ。社会と文化に比例してるって結果。逆の結果もあるし。というか分散が出なかった国とか研究も多いのに、一部の差が出た研究のほうが注目されてしまう。
    流石にこの点は追記願いたい。
    (そもそも差が出ないと論文にすらならないってのは、よくあることなんだそうですが。)

    最近どっかの大衆向け書籍が100年くらい前のデータをいつの年代の研究か書かずに
    生物学的だなんだって言って乗っけてたけど、それを読んだ人たちが飛びついちゃった印象。

  2. ソース記事 より:

    コメント失礼します。

    ↑追記のソース記事は多分これです。英国じゃなくて米国ですね。よかったら使ってください。
    ttps://www.nytimes.com/2014/01/19/opinion/sunday/google-tell-me-is-my-son-a-genius.html

    『米国の学校では、女子が男子よりも天才児プログラムに参加する子が11%多い。にもかかわらずgoogleでは「うちの娘特別かも?」より「うちの息子特別かも?」が倍以上検索される。そもそも親は娘への期待が低い。』とのこと。

    ちなみに「うちの娘太りすぎ?」は「うちの息子太りすぎ?」より倍検索されるが、実際は女の子30%男の子33%が肥満児(!)なのでほぼ同じで、実は男の子のほうが若干肥満児が多い。

    教師も、児童を天才児プログラムに紹介する際、同じくらいの能力の場合女の子よりも男の子を優先する傾向が強いという調査を見たことがあります。

    ちなみにIQとの相関が強いと言われるSATは、数学最上位0.01%の女子比は80年代7%→2010年には約30%まで変化し、言語最上位0.01%は2010年には女子比が約60%に上昇してたそうです。

    最近の米国学力調査など見るとトップ層は殆ど男子女子で重なっていて、文系科目なんかは「分布は男子が広いが平均が違い過ぎてトップ層は女子が多い」状態なので、国により異なりますが、現状おっしゃるほどの差は無いと思われます。数学もトップ層の男女比が逆転してる国も一部出てきてるようなので、今後も変化がある気がします。

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