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【新型コロナ】換気の意味~コロナって空気感染するんですか!?~

咳をする女性 医療・健康
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テレビ番組の「換気タイム」

『虎ノ門ニュース』観てましたらですね、出演者とMCの居島一平氏それぞれの間に透明アクリル板を挟むという念の入れよう。これは良い。

で、1時間近く経ってからでしたっけ。「5分間の換気タイム」を設けているんですよ。その間は全出演者はスタジオの外に出る、と。

この換気に意味はあるのかというと、「しないよりは良い」程度でしょう。ただし、数秒でどこかに付着してしまう飛沫に対してはほぼ100%意味がなく、あるとすればエアロゾル化した飛沫についてのみです。(エアロゾルは医療現場でなければめったなことでは発生しないらしいですが、何の遠慮(衝立)もなくクシャミなんかをすれば発生するのかもしれません)

本当なら、そこそこの風量で「常時換気」しなければいけないはずなんですよ。それができないのであれば、空気清浄機を何台も置いて回しておくなどする必要があるでしょう。

ただこの番組の換気タイムは、その間に消毒作業もするとか言ってたはずなので、どちらかというとそちらの方が意義があると思います。

この辺、レギュラー出演者であり私の尊敬する上念司氏は、「医療機関以外でエアロゾル感染はしない」と主張してきたのですから、注釈程度の説明はほしいところです。

 

換気することは本当に良いことなのか

私はかなりの換気マニアで、真冬でもどこか少しだけ窓を開けています。しかしこれは、コロナはもちろん、別にインフル対策というわけでもなく、単に空気の淀みが大嫌いなだけなんです。

逆に、インフルやコロナのことを考えた場合、むしろ換気って悪いことの方が大きい可能性もあると思うんですよ。

ここまで書いてきたことは何なんだ!?

と思わずに最後まで読んでください。

 

換気で懸念される理由は「空気の乾燥」と「室温の低下」です。

ご存知のように、インフルエンザを含む風邪の病原ウィルスは低温かつ乾燥状態が好きのようです。一方、人間の体(粘膜)は低温・乾燥状態で防御力を低下させます。

換気をすれば室内の空気は、温度はさほど下がらないものの、湿度は一気に下がってしまいます。

これすごく勿体ないことなんですよ。と言うのも、冬場の乾燥した空気の湿度を上げるのってかなり大変だからです。うちの家は平均的な家屋より少しだけ天井が高いということもあるんですが、空気清浄機の「加湿機能」を使っても、上昇する湿度ってせいぜい1~2%程度なんですよ。湿度35%が37%になって意味あるのか?と。

じゃあどうやれば湿度を上げられるかというと、最も分かりやすいのは、夕飯に鍋料理をすることです。これは明確に湿度が急上昇します。湿度35%の部屋も一気に50%を超えます。

もっとも、1日中鍋食ってる訳にもいかないし、毎日食いたくもありませんね。

ここから分かるのは、どのくらい加湿すればどのくらい湿度が上がるかということなんですよ。有意に湿度を上げようと思ったら、水炊きの鍋を開いた時の、あの湯気がボワ~~っと立ち込めるレベルの加湿が必要ということなんです。これが実は相当難しい。

昔ながら石油ストーブ(ファンを回さないやつね)なら簡単。水を入れたヤカンを置いておけば軽く60%をキープできます。しかしああいうタイプのストーブを使っているご家庭は今日、かなりの少数派でしょう。

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