なぜ「感染者数」と「死亡者数」はリンクしないのか?
この感染者数のグラフだけを見れば「うわー大変だ!」ってなりますが、情報をちゃんと見る能力のある人は別のグラフも見るのです。
ハイ、死亡者数。
皆さんは何を騒いでいるのでしょうか。3月初めから感染者数がグイグイ増えてきているのに、1ヶ月経っても死亡者数は減り続けています。コロナって何が怖いんですか?死ぬのが怖いから、コロナに罹りたくないわけですよね?
もう一度聞きます。
一体現状何が困るというのですか?
次にこのグラフ。
そう、問題の重症者数です。これも感染者数とシンクロしてグイグイ上がってきています。
しかし変ですね?
重症者数がこれだけ増え続けているのに、死亡者数はなぜ減り続けるのでしょうか。
このことについてはかなり前に吉村知事も言及していたのですが、即答できる人は少ないでしょう。
その理由は、「重症者認定された人は助かる確率が高い」ということです。
大事なことは症状のある人のケア
吉村知事はかつて「コロナで亡くなる人はいわゆる重症の状態を飛ばして突然亡くなるケースが多い。逆に重症となった人の多くは回復する」と言っていました。
これはどういうことかと言うと答えは簡単。
そもそも風邪の症状とは何でしょうか?
発熱、咳、鼻水、鼻づまり、などですね。
ではこれらの症状はなぜ起きるのでしょうか?
答えは「免疫反応」です。
身体が異物の侵入を感知すると、それらを退治しようと体温を上げようとします。体温は1℃上がるごとに免疫力が40%向上すると言われ、2℃上がると2倍のバイキルト状態になります。咳も鼻水も異物であるウィルスを排出しようとする運動です。
つまり、しかるべき免疫力があるからこそ症状が表れ、症状が表れるということは体がしっかり戦っているということの証に他ならないのです。しっかり戦ってるんだから治りやすいのは当然ですね。
一方、症状が表れない人はどんな人か?と言うと、ズバリ、高齢者です。
齢を取るにつれ体の免疫力は弱まっていきます。若い頃は重度のアレルギーだったけどオッサンになったら治ってしまった、というのも同じ原理です。高齢者は免疫力が弱いゆえに症状が表れにくく、気づけば重度の肺炎になってしまったいた、なんてことがあるわけです。
だから症状が表れるのは安心かって言うとそうではなく、肺炎症状が出てしまうと身体の基礎的な活動そのものが妨げられるので、そこには援助が必要なのですよ。
だったら医療が第一にやるべきことはひとつ。
呼吸のサポートなんです。
ところが。
悪い冗談のような人工呼吸器とECMOの稼働率
現在コロナ入院患者数は3万人程度で、日本の全病床数150万の2%程度。
全人工呼吸器45000台のうち現在コロナへの稼働は316台(0.6%)、ECMO2200台中稼働は23台(1%)。 https://t.co/DrpPNp4vyB— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」 (@Isseki3) April 12, 2021
こんな報告があります。ECMOの稼働率は何と1%。先の冬のコロナ最盛期でもECMOの稼働率は10%程度だと聞いたことがありますが、今残りの2千数百台はどこで何をしてるんですかね?
もしこの数字がウソだということであれば、医師会には是非「正しい数字」の報告をしてほしいところです。しかしこの数字は正しいでしょう。というのも現在の「重症者数」とほぼ一致するからです。これだけ大騒ぎして人工呼吸器やECMOの稼働率が1%を切っているというのはもはや笑い話です。
と、このことを突っ込むと悪徳医師の代表はこう答えるんです。「人が足りない」と。
いやいや、人が足りなくて機器が使えないなら、なぜ買ったんだ!?って話ですね。
するとこう答えるんです。「コロナだからだ」と。
いやいや、コロナに余計な人員が必要なのはお前らがいつまで経っても「指定感染症2類相当」を降格させないからだろ!
コロナをインフルと同レベルにすれば、1人のヘルパーが何人もの高齢者をケアできるのに、「2類相当」なんてことにするから、1人の患者に重装備の看護師が何人もあてがわれるなんてバカなことになる。そりゃ人は足りなくなるでしょうよ。
医師や病院は何のために存在する?「指定感染症」という枠は何のために設定する?
病気の人を助けるためでしょーーーが!!!
仮に、本当に「人が足りない」ことが原因で医療ひっ迫が起きているとしましょう。そして目下、大阪はそのせいで(数字の上では)「医療崩壊」寸前です。
だとしたら、これまでの医療行政が間違っていたということが証明されたことになるんです。
それをバカ共は、どういうわけか地方の一首長に過ぎない吉村さんのせいにしとるわけですよ。
何やねんこれ。
つづく。
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