俺ツイートまとめ。最後に少しだけ補足。
1400年代の末期の武将に「おたくらワチャワチャやってるけど、100年後には百姓の息子が天下統一してるで」と教えたところで誰が信じるだろうか。ウィルスの振る舞いも同様。物凄い複雑系でその勢力図の変化の予測は難しく、分析は常に結果論だ。
コロナ、インフル、アデノ、ライノ、RSといった所謂「風邪」に分類されるウィルスは感染メカニズムの類似性から常に宿主の取り合いをしている。これが「ウィルス干渉」であり、有限の日本列島を戦国武将が取り合っていた光景と似ている。
その変化は常に「バタフライ効果」の連続である。つまり、「風が吹く」という原因が「桶屋が儲かる」という結果を生み出すような因果関係に溢れており、その途中で秀吉のようなスーパー変異種が生まれたりするわけだ。だから予測なんてできない。
その複雑系であるウィルスの振る舞いを、愚かな人間は結果から安直な「因果関係」もどきを見出してしまう。それはどこまで言ってもフィクションであり、物語に過ぎない。
「インフルがほぼ全滅だったのは我々のコロナ対策の成果だ」だったらなぜ肝心のコロナはこれだけ流行したのか。「民度が高いから死者数は少なかった」だったらなぜRSウィルスが突然増えているのか。テキトーすぎる。
コロナワクチン供給によって、再びにわかに「集団免疫」という言葉が聞かれるようになったが、一体「集団免疫」とは何で、それができたらどうだと言うのか、冷静に考えた方が良い。
そもそも集団免疫は、コロナが流行し始めた時にその予測手段として使われた概念だ。それがワクチンの登場で「戦略」になっているわけだが、実は戦略としての意味もない。
なぜなら今般開発されたワクチンは、完璧なレベルの効果を持っているので、助かりたい人が打てば良いだけの話。感染者とご飯を食べようが熱いベーゼを交わそうが、自分がワクチンを接種していれば集団免疫など関係がないのだ。
仮に本当に集団免疫を目指した場合、それはつまりどういう状況か。日本人全体で集団免疫を形成したところで、海外との人流がある限り感染可能性はなくならない。やるなら、【地球規模で一斉に】やらなければやはり意味がないのだが、まず無理な話だ。
さらに、仮に地球規模のコロナ集団免疫ができたとしてどうなるか。風邪ウィルスカテゴリの中でパワーバランスが変わるだけだ。信玄が死んだら信長が活発になる。
我々の目的はあくまで国民全体の命・健康を守ることであるはずが、医師会の利権とマスメディアの力で「コロナだけのことを考えろ」という洗脳に曝されてしまっている。
小生は寡聞にして知らないが、今般のmRNAワクチンが【旧型コロナ】にまで効果があるとしたら、結構恐ろしいことになるかもしれない。2020年は結局死者が増えるどころか、社会高齢化による自然増を加味すると3万人少なかったのだが、今度はその逆になる可能性だってあるわけだ。
我々は「ウィルスと言うウィルスを撲滅する」ことを目標としてはいけない。もしやるなら一族郎党一気にやるべきだが、今のところ中途半端だ。コロナがなくなったとして、インフルやRSの感染爆発が起きては元も子もないのだ。
つまり、穏健なウィルス達と共生していくのが目下のところの最適解になるはずなのだが、コロナ禍では、新型コロナウィルスというたった1種類のウィルスについて、PCR検査を使って無理やりにでも「感染者」を増やし、それを悪いことと定義し、社会問題化させたわけである。さて、どうなるか。
どうでも良いことだけど、昔、魏・呉・蜀の勢力をドットで表現してミニウィンドウで動く、たまに干渉するけど基本的に鑑賞型の戦国シミュレーション『さんごくっち』を構想したけど構想で終わった。誰かパクって良いよ。
雑に書いたところがあるので、少しだけ捕捉を入れます。
以前にも書いたことですが。
引用ツイートにあるように、ウィルス干渉はうまく利用すれば厄介な感染症に対し別の穏健な感染症がバリアになってくれるケースがあるわけです。
2020年の日本人総死亡者数が例年想定値より3万人も少なかったのは、新型コロナウィルスがインフルその他のウィルスから守ってくれていた可能性が結構あるわけですよ。
我々の目的が「コロナ撲滅」ではなく、「国民の安全・健康」だとするなら、特定の1つのウィルスだけを見てそれを完膚なきまでに粉砕してしまうことにどれほどの意味があるのか。ひょっとしたらそれは返って違う脅威を誘発することになるのではないのか。……というのが論旨です。
じゃあ、また。
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