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未成年にワクチン接種など必要ない!

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なぜ未成年にワクチン?

「京都 伊根町 中学生の集団接種 抗議殺到で変更へ 被害届も検討」

というニュースですが、多分これに暴力的な抗議活動をやっているのは、いわゆる反ワクチン派なのでしょう。

けしからん話です。

 

しかし。

 

じゃあ中学生にワクチン集団接種させようとする大人たちに問題はないのでしょうか?

日テレの『スッキリ!』では、MCの加藤氏が「ワクチンを接種することは良いことなんだからそれが理解されるように」みたいなことを言ってましたが、「ワクチン=良いこと」という等式はいつどうやって生まれたのですか?

と、こういう疑義を呈すると、バカな大衆のうち一定割合で「こいつは反ワクチン野郎だ」というレッテルを貼りつけてくるのです。

とんでもない。私はワクチンと言うワクチンはどんどん打った方が良いと思ってる人間ですよ。

ただし、リスクとリターンを天秤にかけてリターンの方が大きければ、の話です。

 

さて、ここでは中学生を未成年に置き換えて、未成年がワクチンを打つリスクとは何でしょうか。「副反応」ですね。

ではリターンは何でしょうか。

新型コロナ感染症にかからないこと?

未成年者がコロナにかかったところでどうだと言うのですか?

インフルエンザはこれまで無数の子供たちを殺してきましたが、新型コロナではいまだに1人として未成年者の死亡例がありません。「重症」が1例のみです。

こんな病気に対策なんて要るんでしょうか?

 

集団免疫形成のため?

いやいや、なんで集団免疫なんて必要があるんですか?

ファイザーやモデルナが開発したmRNAワクチンは、有効率95%という恐ろしく効果の高い代物です。誤解している人も結構いるでしょうが、この「有効率95%」とは「5%の人には効かない」ということではありません。本来、100人が発症するだったはずが、このワクチンのおかげで95人は発症すらしなかったということであり、残りの5人も「症状軽減」の恩恵があるわけです。

このことが何を意味するかというと、このワクチンを接種することは純粋に「自分を守るため」という意味を持つということなんです。中途半端な効き方しかしないワクチンであれば、「集団免疫形成」がもう一つの重大な目的となりますが、mRNAワクチンほど有効性が高ければ他人のことを一切考える必要がないのです。

未成年者にとって「ただの風邪」以外の何物でもないコロナは、「ただの風邪」以上の対策が必要のない病気なのです。

つまり、リスクがどれほど小さくとも、リターンがそれ以上に小さいため、未成年者にとってワクチン接種は明らかにマイナスなのです。

 

大人のために子供がいる?

仮にこのワクチンが中途半端な効き目しかなく、集団免疫形成のためには子供も打つ必要がある、としても、私は子供に打つべきではないと思います。

これって個人的な哲学なのか、しかるべき社会通念なのかは微妙なところですが、子供が大人(社会)のために犠牲になるなんてことはあってはならないのですよ。

このコロナ禍で子供はいったいどれだけの犠牲を払ってきたでしょうか。

長期休校、運動会、修学旅行、高校野球など各種スポーツの大会、ピアノの発表会、遊びに行きたくても施設が閉鎖、海水浴すら行けず、などなどなどなど、その時しか残せない思い出をどれだけ犠牲にしてきたか。

そのむやみに緊迫感を帯びた社会は子供の精神を破壊し、中高生だけで140人の自殺数超過というあってはならない災禍をもたらしています。

それでも「コロナ蔓延は若者のせいだ」などと言われ、しまいには「ワクチン接種は正しいことだ」と何の根拠もないドートクが支配しようとしています。

子供にワクチンを打ってほしいなら、「君たちのため」みたいな顔ではなく、老人たちを並べて「私たちが長生きしたいので、どうか副反応覚悟で打ってくださいまし~~!」と土下座させるべきではないでしょうか。

私は子供のために死ねますが、子供は大人のために死ぬべきではありません。

 

そもそもmRNAワクチンとは

詳しい仕組みはあちこちに解説サイトがあるのでそちらをご覧頂くとして、今回新型コロナのために開発されたファイザーやモデルナの「mRNAワクチン」とは、これまで我々にとって馴染みのあった「不活化ワクチン」や「弱毒化ワクチン」とは全く違った先進的技術を使って開発されています。

mRNAワクチンは、ウィルスの「設計図」さえあれば超短期間で開発可能、元のウィルスを培養する必要がないのでバンバン量産でき、さらに効果もバツグン!という夢のようなワクチンで、今後あらゆる感染症が撲滅できる可能性も現実的になってきました。

 

だが、mRNAワクチンには実績がない

そんなすっごいワクチンですが、ひとつ大きな弱点があって、それは「実績がないこと」です。

治験は行われていますが、治験で分かるのは短期間の効果の度合いと副反応です。3年後、10年後、20年後に何が起こるかは分からないわけですよ。

「だからmRNAワクチンは使うな」ということではありません。その仕組みから言って、長期間の副反応(副作用)が起きる確率は極めて低いと思われます。なので、新型コロナによって最悪の事態に陥る可能性の高い高齢者や基礎疾患を持ってる人なんかは躊躇なく接種すべきだと思います。つまり、「将来何が起きるか分からないけど、新型コロナに罹るリスクよりは小さいだろう」と蓋然的に判断できるわけですよ。

しかし、若い人にとってはそうではないのです。

例えばファイザーの元副社長は、mRNAワクチン接種によって不妊症になると警告を発しています。とりあえずのところ、この話はデマとされていますが、それでもそれを言った人がファイザーの元副社長ですからね。

mRNAワクチンの安全性に書かれた情報を見ると納得できますが、同時に不妊症になるメカニズムを聞くとそれもまた「なるほど」と思うし、さらにそれがデマであるという説明を読めばそれはそれで納得できてしまうのです。

それは私を含めて、一般人にはその程度の科学リテラシーしか持ち合わせていないからです。

 

親ワクチンvs反ワクチンのアホ対立

こんなことを言うとすぐに「反ワクチン」というレッテルを貼りたがる人がいるのですが、「ワクチン接種推進派」vs「反ワクチン派」の対立はそりゃあもうとてつもなく頭の悪いバトルです。

私は常々言ってるように、どちらかの陣営に与して対立構造に入るべきではない、という立場です。あくまで、リスクとリターンを比較して、リターンが大きければ接種すれば良いし、そうでなければやめといた方が良いでしょ、というだけのこと

mRNAワクチンについては、まだどんな危険性があるかも分からない状態であり、幸いにしてそもそも若い人に取って新型コロナは脅威でもなんでもないので、打つ必要はないですよね?って話です。

どうしても打ちたいなら、年内にも開発されるであろう国産の新型コロナ不活化ワクチンを接種すれば良いのですよ。ま、私はそれすら必要ないと思っていますが。

このシンプルな科学的手法=小学生レベルの算数を放棄して、どちらかが正しくもう一方は邪悪であるという対立は、どこまでも両者バカなのですよ。科学でも政治でもなく、浅いくせにむやみに熱いイデオロギーの対立でしかないのです。

 

ファイザーワクチンの【相当以上の】副反応

アメリカCDCの統計で、主として若年層のワクチン接種者で、想定以上の心筋炎発症があるらしいです。同じことはイスラエルでも確認されているのだそうな。

心筋炎と言ったって直ちに心臓が止まってどうこうなるわけではないでしょうが、少なくとも入院を要する症状だそうで、「打ったところが腫れた」とか「微熱が出た」よりは1ランク上の副反応と言えます。

問題は、その件数が「想定以上」であったということで、理論はあくまで理論でしかないということです。

短絡的に「道徳」と繋げるな

『スッキリ!』の加藤さん、「ワクチンを打つのは良いことだ」と言ってましたが、専門家が予測できなかったこの事実をあなたは予測できていたのですか?この事実を踏まえてなお疑いなく「良いことだ」と言い切れますか?心筋炎の心臓へのダメージって蓄積しないんですか?他の免疫副反応や、免疫とは関係のない副作用は考えられないのですか?

科学的検証も経ずに、「ワクチンを打つことが正しいこと」あるいは「ワクチンを打つのは悪いこと」という、浅はかな道徳を絡めるのは実に恐ろしく、愚かしいことです。

めちゃくちゃ効くワクチンが完成した今、我々が考えるべきは、基礎疾患を持ってるけど体質的に接種できない人や免疫不全のためにそもそもワクチンが効かない人をどうするか、でしょう。これも方法論としては簡単で、コロナ既往歴を持つ人や、そのめちゃくちゃ効くワクチンを接種した人だけで周りを固めてしまえば良いわけですよ。

 

とにかく我々大人は、このコロナ禍で一切の科学や論理的思考を捨て去り、子供たちに多大なダメージを与え続けています。これはハッキリ言えば「社会的虐待」です。

えっと……続きはまた書きます。

 

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コメント

  1. […] ※編集部より:この記事は、小ライス氏が運営する「知の小人ブログ」の2021年6月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はコチラをご覧ください。 […]

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