算数ができないお医者サマ
1万人中感染者10人て、なんのシュミレーションですか?今日の東京の陽性率は5.8% 一万人では580人
こんないい加減なシュミレーションはあくまでもただのシュミレーションです。政府の公式発表にしてはいけません。https://t.co/W5KxUVmLDb— 倉持仁 (@kuramochijin) July 6, 2021
と、こんなツイートをしているのは、倉持仁という呼吸器内科医院の院長さんだそうで。私まったく知らなかったのですが、よくテレビにも出演されているそうですね。で、その主張は「PCRの拡充!」だって。
皆さん、よく覚えておいてくださいね。倉持仁という方は、呼吸器内科医院の院長さんで、と~ってもエライ先生なのですよ。平成10年に大学卒業とのことで、まだ40代の脂の乗り切った医師ということですね。
そのまだ若くてエライ先生がこんなツイートをしちゃってるんです。
この先生の仰る「東京の陽性率」なんですが、何を何で割った数字なのかさっぱり分かりません。とりあえず7/7時点での東京都の累計陽性発覚者数を累計検査件数で割ってみたところ、6.9%という似通った数字が出てきたので、まあそういうことでしょう。
だとするなら、この先生の言う「陽性率」の分母に来るのは、「コロナが疑われる風邪症状を訴える人」および「その濃厚接触者」の和になるわけで、決して「東京都民のサンプル」ではないのですよ。
「無作為に選んだ東京都民1万人」と「咳が出たり熱が出たり体がだるいという人1万人」にPCR検査を施して、その数値が同じはずがありません。言うまでもなく後者の陽性者率が圧倒するのです。
この先生は、オリンピック会場にわざわざ風邪症状の人だけを集めるという異常な前提で話をされているのでしょうか?
私から見れば、このお医者さんは相当悪質な情報を流しているように見えますよ。
大事なことなのでもう一度だけ言いますよ?
これを言ってるセンモンカのセンセーは、
インターパーク倉持呼吸器内科という病院の院長さんです。
覚えておきましょうね。
で、こんなセンモンカセンセーがテレビに出ては「PCRの拡充を!」などと唱えるわけですが、河野大臣が「専門家を自称してデマを流す人もいる」という「専門家」にこの人は入ってるんでしょうかね?
MIS-Cで子供が死ぬ!?
もう1件いきましょう。
若い人はコロナにかかっても重症化しないと思っているかも知れません。別に自分たちには関係ないと。違います。21歳以下でコロナにかかった人の約3000人1人は”MIS-C”と呼ばれる全身の強い炎症が起こります。米国では足を切断したり、命を落とした子どももいます。ワクチンを打てばこれから守られます。
— 手を洗う救急医Taka(木下喬弘) (@mph_for_doctors) June 26, 2021
このコロナ禍で一気に有名人になったお医者さんの一人、手を洗う救急医Takaさんです。若くてイケメンでおしゃべりが上手でテレビ画面の据わりが良い。地上波にもっと出演しても良いはずなんですが、もっぱらAbemaに出ていらっしゃる様子。
私、多分コロナ禍が始まって間もなくこの人をフォローしてたはずなんですけど、多分あまりまともなこと言ってないんですよね。コロナでまともなこと言う人は少数で大体憶えてるんで。
最近特に私の目につくようになったのがコロナワクチン供給が始まってからで、この先生は「子供にも積極的に接種せよ」と主張をする、私からするとかなり不道徳なお医者さんなんですよ。
さて、貼り付けたツイートを読んで何が分かりましたか?
「未成年者がコロナに罹ると3000人に1人が命を落とす」
そんな風に読んだ方も実は結構いらっしゃると思いますが、どこにもそんなことは書かれていませんよ。
そもそもMIS-Cとはいまだメカニズムが不明な全身に炎症が出る病気で、コロナとは「相関関係」は認められるものの「因果関係」がハッキリしていません。
実はこのツイート、大事なところはボカしてあるのですよ。未成年のコロナ患者の3000人に1人にMIS-C症状が認められるのは日本国外の話であって、しかも「命を落とした」「脚を切断した」子供が何人いたのかは書かれていません。
センモンカのトリックを見抜け
同じ文章の中にそれっぽく見える数字と怖い事象を並べておくと、情弱の頭では「コロナは物凄く怖い」と変換され、強くインプリンティングされます。コロナ禍が始まって以来、その手の勢力に使われ続けているテクニックでありトリックです。
そもそも日本に限って言えば、未成年者のコロナによる死亡者はゼロ。「重症者」がたったの1人だけ。MIS-Cに至ってはほとんど何の情報もありません。
そこにわざわざ海外のデータを持ち込んでまで子供にワクチン接種させる意図は何でしょうか?
一方、インフルエンザによる「インフルエンザ脳症」は毎年百数十人が罹患しており、その半分以上は死亡するかもしくは後遺症が残ります。コロナと比べるととてつもなく恐ろしい病気で、かつワクチンがあるのですが、マスコミがこぞって「インフルワクチンを射て!子供を守れ!」なんて言ったことはありませんでしたね。このTaka先生もなぜ言わないのでしょうか?
倉持先生も、その数字がどこから持ってこられたもので、なぜオリンピックの観戦者に当てはめるのか説明しないのですか?
「コロナにさえ罹らなければ死んでも良い」
以下、毎度同じことのコピペになりますが、新規投稿でないとなかなか読んで頂けないので、やっぱりいつもと同じことを書きます。
アフリカにはヌーという牛に似た動物がいるのをご存知かと思います。食料を求めてでっかい群れを成して川渡りをするアレです。
あの川渡りの際、実はかなりの個体数が溺死しており、年間では150万頭のうち6000頭以上にものぼると言います。
ではその犠牲をなくすために移動をやめたらどうなるでしょうか。
答えは簡単、その多くが飢え死にしてしまいます。
0.4%に相当する溺死個体は、ヌー社会にとって必要な犠牲であるわけですよ。
人間から見ればはるかに原始的な動物であるヌーですが、人間社会も基本的には同じことをやっています。
例えば、交通事故による被害は、死亡者だけでもいまだ毎年4000人前後を計上しています。最も酷かった年間17000人くらい亡くなっていたことから考えたら随分少なくなりましたが、それでも毎日10人以上死んでる計算です。
この交通事故の犠牲者をなくす方法は実に簡単で、車に乗ることを禁止すれば良いんですね。ゼロになりますから。
しかしそうなると、交通事故による死亡者が減るだけで、その副作用として比較にならないほどの命を犠牲にすることになります。なんせ今の先進国社会は車がないと始まりませんから。ウーバーイーツは何とかなっても医療資材も食料品も自転車で運ぶことになっては、貧乏人は皆死ねってことになりますよ。電車さえあれば旅行はできる?旅行先にタクシーもバスも走ってなくてどれほど旅行ができるでしょうか。
つまり、4000人の交通事故死亡者は今のところ日本社会にとって「必要な犠牲」として(そうとは明言していなくても)受け入れているものであり、実際「4000人の命を救うために車を禁止にしよう」なんて誰も言いませんよね。
ところが、コロナに関してはそれを言っちゃうんです。
(皆飢え死にするけど)川渡りをやめよう!
(原始社会に戻るけど)車に乗るのをやめよう!
と、一部の悪人が唱えて、それに相当割合の大衆が同調しちゃってるわけです。
問題は、この声に同調している人たちが自分たちが不利益を被ることを理解していないというところです。
えーっと……もともと河野大臣への批判の投稿を書く前に枕を書いておこうと思って一連の投稿をしているのですが、なかなか本題に辿り着きません。次こそは。
コメント
今日もお見事です。
今迄見れなかったのが残念でしたが
これからは毎日楽しみにします。
子供への接種や大学生への接種
20代も接種は不要だと思います。
未来のある子供達を見守るのは
私達の筈が国はどう考えているのでしょうか?
手を洗うTさんて本当の医師でしょうか?