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レースクイーンをなくすなら…

ジェンダー

F1、レースクイーン廃止の違和感

F1がレースクイーンを廃止するというニュースが話題になりました。
と言っても、「レースクイーン」という概念は実は日本固有のものであって、世界的には「グリッドガール」なんですね。ウィキペディアで調べてみると、レースクイーンはスポンサーが雇うコンパニオンみたいなもの。グリッドガールは車の配置を案内するという明確な役割を持つ女性で、F1が雇用者、なんだそうです。知りませんでした。

まあ、サーキットを彩る女性がいなくなるということに変わりはありません。

「男女同権」「性差別撤廃」が叫ばれて久しい21世紀、性差による職業の偏りがなくなっていくのは当然ですし、それらは概ね「良いこと」なんでしょう。

しかし、この違和感は何でしょうか。

女性の雇用機会を奪うな?いやいや、全女性に占めるレースクイーンの割合なんてゼロに等しいんだから、そんなことはどうでもいい話です。

ただし、間接的にはこれによって職が奪われる女性が増える可能性もありますけどね。

要するに「野蛮」…ではあるんだが

今回のF1の決断は「女性を装飾に使うことの野蛮さ」を自覚したものなのでしょう。ただパネルを持って立たせるためだけに女性を使うなんて、ってことで。

じゃあそもそも、なんで女性を使ってきたのでしょうね。

同類の職業として、ボクシング等の格闘技における「ラウンドガール」がよく比較に挙げられています。

この2つの共通点はというと、「命がけ」ってところなんですね。

では命がけだとなぜ女性が出てくるのでしょうか?

オスの「命の危機」とメスの関係

オスが命がけで他のオスと戦うのはどんな時かと言うと、「縄張り争い」「食糧の奪い合い」に並んで「メスの奪い合い」というのがあります。要するに、自分が生き延びる、家族を生き永らえさせる、そして子孫を残すという本能であるわけです。イイ感じのメスを見たら、オスは闘争本能が呼び覚まされるっちゅーのはそういうわけですね。

そして。
有名な戦国武将にいわゆる「性豪」が多いのは、常に命の危機を感じていたからだとよく言われます。いつ死ぬか分からないから、できるだけ早く、できるだけ多く子孫を残しておきたいという本能的欲求ですね。食糧の心配がなくなり、医療も充実、戦争はおとぎ話になりつつある現代、男性の精子の量が少ないのはその逆の現象かもしれません。

というように、闘争本能や命の危機といったものとメスの存在と言うのは非常に強くリンクしているわけです。

だとしたらですね、F1やボクシングといった、命の危機が感覚として近くなるような競技においては、「メス」が似合うことは似合うんですよね。

なんか誤解されそうなので断っておきますが、私はこれらの競技そのものにはほとんど興味がありません。F1に至っては一度たりとも観たことがありません。あまりこういった男性ホルモンだだ洩れの文化に心が惹かれないのです。

…という前提で、閑話休題。

そもそも野蛮なスポーツ

何が言いたいかというと、F1やボクシングは、そもそも野蛮だということです。それらをスポーツとしてプレイし、娯楽として鑑賞するのであれば、まあ女性を装飾品として使うくらいの野蛮さだってセットになるでしょう、と。

つまり、「女性差別だ!」と言う文化レベルなら、それとセットで「F1やボクシングややめるべきだ!」と主張しないとおかしいのではないか、というややふんわりした疑問が残るんですね。でもF1がそれを言うわけにはいかないわけでして。おかしなことに、F1ドライバーは男ばかりって時点ですでに男女差別(あるいは男女選別?)は発生しているのに、レースクイーンにだけ着目して女性の権利がどうのこうのというのはなんか違うんじゃないかと。

そんなことより『金スマ』はどうなのよ

そんなことより私が日ごろから疑問に思っているのは、中居君の『金スマ』で、後ろに座ってる女性陣ですよ。彼女たち、脚を組み替えることも許されず、収録時間中(最低でも1時間)の間同じ姿勢でいることを強要されているわけでしょ?別にここでも私は「べき」論を唱えようとは思いません。彼女らが志願してやってるならいいんじゃないの?という立場です。ただ、女性をモノ扱いしてるとかそういうことを言いたいなら、その前にあの番組の女性の扱いはにまずメスを入れなくてはいけなくないか?と思うわけです。

いや、良いんですよ。くどく言いますが、本人たちがそれで良いなら良いんです。でも私は気持ち悪いです。「F1にレースクイーンは要らない」のなら金スマのあの「生きる背景」扱いされる女性たちはもっと必要ないでしょ?と。女性の人権ガーの人達はこれについてどう思ってらっしゃるんでしょうね。


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