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NHKから国民を守る党は違法政党なのか

NHK

統一地方選挙でNHKから国民を守る党の大躍進が結構な話題になりました。直後にAbemaTVに立花孝志党代表が出演し、池田信夫氏や上念司氏などと議論を交わしました。

私は一応、立花さんとは知り合いなのですが、もう会いたくてもなかなか会えない人になってしまいましたね。

もちろん、ここでは知り合いだから支持するなんてことはありません。良いものは良い、悪いものは悪いのポリシーで当ブログの記事は書いております。

NHKから国民を守る党は違法政党なのか?

さて、この番組での池田氏が立花氏に対し「N国党は違法行為を当たり前として行うのか」と突っ込んでいました。

N国党の活動の違法性についてはちょっとまとめないと境界線が曖昧なところがありますが、まあ白か黒かで言えば黒でしょうね。ただし、本人が言っているように、「犯罪」には当たりません。

このツッコミに対し立花氏は、「違法でも犯罪でないことは別に良いと思ってる」とのこと。例えば、不倫であったり、例えば自転車の歩行者道路走行禁止であったりといった例を挙げて。

ちなみに、不倫については違法かどうかも怪しいところがあります。民放に書かれているのは、いわゆる不倫=不貞行為が離婚の理由になるということであって、「浮気してはいけない」とはどこにも書かれていません。が、そんなことはどうでもよろしい。

NHKこそ違法団体ではないのか?

私は、立花氏は堂々と、「NHKの存在こそ法的根拠を問うべきである」と主張すべきだったのではないかと思います。

根本的なところから言いますと、NHKと国民は「受信契約」で関係を築くことになっていますが、その契約はテレビを所有する者全員に課せられた「義務」なのです。

「契約の自由」

契約は双方(個々)の同意に基づくものでなければいけないはずなのに、「義務」になっちゃってるわけですよ。これは、「契約は自由でなければいけない」という原則に反していると消費者から合憲性をめぐって裁判を起こされたのですが、裁判所はNHKに見方をしました。つまり、「合憲である」と。

そりゃそうかもしれませんね。「契約の自由」なんて憲法にはありませんから。憲法に書くまでもなく当たり前のことなんです。権力への忖度の結果、裁判所は「合憲」としたものの、だからといってテレビを購入したら自動的に契約成立というわけではなく、契約を拒否する者には個別に裁判を起こしなさいよ、という判決も出しています。なんじゃそりゃ、ですね。ちなみに、立花氏はこの判決を「実質的に消費者側の勝訴」と言っています。私もそう思います。ニュースでは「合憲」の方ばかりがピックアップされていましたけどね。

ワンセグ携帯の所有は「受信機の設置」?

さらに、放送法では「受信機を設置した者」にはNHKとの契約義務が生じるとありますが、なんと裁判所は、ワンセグ携帯の所有までも「受信機の設置」とみなし、契約義務が生じるという判決を出しました。NHKや裁判所はどこで日本語を学んだのでしょうか?

それでも放送法改正はしない

こんな歪んだ判決を出すくらいなら、とっとと放送法を「とにかくテレビ観れる機械持ってたら全員NHKと契約しろ」と書き換えりゃ良いわけですが、それはやりたくないんですよね。放送法を改正するなら、そもそもNHKとの契約義務を強制しないようにしろって意見が国民から出てくるから。

さらに細かいことを言えば、集金人(NHKから委託を受けた業者)が勝手な割引などしていはいけないということも放送法に書かれているはずですが、実際は、受信契約を結ぶ際にテレビの設置日を集金人が恣意的に決めてしまっているという現実があります。これは違法のはず。…というのは以前にも当ブログで書きました。

既存国会議員にとってNHKはアンタッチャブル

池田氏が言うような「NHKはスクランブルをかけるべき」という主張は全く意味がありません。全くです。なぜなら、それができるならとっくにやってるはずだし、現状それができていないということは今のままだと10年後も20年後も変わらないからです。

NHKの運営形態を変える権利があるのは立法府、つまり国会議員であるわけですが、どういうわけか議員がNHKを俎上に上げることはほとんどありません。NHKを争点にして選挙が戦われることもありません。私の知る限りだと、自民党の青山繁晴氏くらいでしょう。

つまり、そこはアンタッチャブルなわけでして、国会議員や司法と結託し、「お前らNHKを不満に思ってるでしょ。だからと言ってNHKを変えることはできないでしょwwww」とニヤニヤしながら莫大な受信料を国民から掠め取るのがNHKなんです。

じゃあどうすればいいかって言うと、N国党のように、怖いもの知らずのキワモノ集団が地方自治体の議員、あるいは国会議員という立場に立って、喚き散らすことです。

N国党はNHKのこと以外は考えなくていい

立花代表自身いわく、N国党の政治理念は「NHKをぶっ壊す」以外になく、個々の議員がどういう政治理念を持とうが一切干渉しないとのこと。それで良いんです。そして、NHKのスクランブルなど目的が達成されればN国党は解党すると、そう言っています。

NHKが崩壊すればいろんなことが変わるかもしれない

これまた度々言っていることですが、NHKをぶっ壊すことが実現できれば、もちろんそれ自体が国民の利益なのですが、その他のもろもろのことについても、国民が声を上げれば変えることができるかもしれないという流れを作れるのです。

日本人は大人しいので、「今までこうしてきたから」を「これからも許す」根拠にしてしまいます。ダメなものはダメという声を上げる。それが、私がN国党を支持できる理由です。

さて、地方統一選直後、早くもN国党で内紛が起きているようですが、まあ大した問題ではなさそうです。想定内ですね。
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