※見出し写真は、Wikipediaより。
俺ツイートまとめ
ウクライナ、外国人部隊編成へ 国外から志願募集(ロイター)
ゼレンスキー大統領「これが、あなたがたのわが国への支持の重要な証になる」と述べた。
➡︎私はウクライナとともにある!ウクライナは徹底抗戦せよ!と言っていた者はウクライナに行って戦え。 https://t.co/MPC7mXdXKa— 橋下徹 (@hashimoto_lo) February 27, 2022
また橋下さんが見事なリトマス試験紙ツイートを。いや、ダニ取りシートツイートか。 https://t.co/mjsy2BqcWw
— 小ライス (@shorice_hitotsu) February 28, 2022
橋下氏のツイート、全体の趣旨としては明らかに「政治家はウケ狙いのパフォーマンスではなく政治家の仕事をしろ」ってことなのに、「旗降ってるだけでは無意味」のところだけを切り取ってピギャー!になっちゃってるわけね。
このツイートに寄ってきた○○の皆さんは、せっかくセンチメンタリズムに浸ってるところを、橋下さんに水を差されてぶち壊されたことにムカついてるわけだ。
たしかに橋下さんの元ツイートは「【全てのデモに】意味はない」とも読めるが、そんなこと思ってるわけがないし、全体を通して読めばそんなところに趣旨がないことは明らかなんだが。
橋下さんは喧嘩ばっかりしてきたが、バーサク状態ではなく、実は狡猾で、常に決着の仕方を想定している。基本的に負け戦はしないし、負け戦になったら最も被害の小さい落としどころを見つける。それがリアリズムである。
政治家や有識者は感傷に流されてはいけない。現実的着地点を常に見据えていなければならない。橋下さんが言ってるのは、「ウクライナに行け」ということではなく、「政治家なら戦争を外交の一手段と捉えて、どう決着させるべきか考えろ」ということだ。
それを講じる事こそが最も戦争被災を小さくすることに繋がるのだが、それが分からない“おばあちゃん”が知った顔で「橋下さんは昔は可愛かったのに」と辻元清美みたいなことを言い出すんだから困ったものだ。
橋下さんに「だったらお前がウクライナに行け」というどうしようもないバカもいる。橋下さんは「自分には勇気がないからウクライナには行かない」って言うてるやろうが。
反戦デモは、それはそれでやる意義がある。しかし、政治はそれではいけない。政治家は「平和な状態に至るルート」を描けなければならない。反戦デモをやる大衆はそこまで考えなくて良い。ある意味無責任で、ある意味正直なのだ。
典型例が坂本龍一で、彼は反原発活動に熱心だった。「では代替エネルギーは?」と聞かれて「そんなんわし知らんがな」と堂々と答えた。これが無責任な大衆だ。そして、大衆はそれで良い。
大衆はそれで良いのだが、政治と言う目線で有識者たる橋下徹の提言に脊髄反射で叩くのは【迷惑なバカ】でしかない。
橋下発言の主体は「政治家」だぞ
橋下さんが指摘したのは、「何の覚悟もない政治家の軽薄な言葉」と「政治家が今やるべき本来の仕事」の2つであって、
日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。
という一文は、連ツイ全体を強調するための修飾でしかありません。
もちろん不用意な書き方だとは思いますが、その趣旨は連ツイを見れば誰でも分かりそうなものです。それをこの一分だけを抜き出してピーポコピーポコ言う連中がいるわけですよ。
ツイートの繰り返しになりますが、【大衆が】反戦デモをやることには意味があるんです。それが世界世論を作るので。
しかし、政治家の仕事はデモではありません。
戦争はどこかで終わらせないといけないわけですが、それは「休戦協定」という外交手続きによって為されます。その協定の場にプラカード持っていきますか?ギター持ち込んで“Imagine”でも歌いますか?それは大衆のやることであって、政治家がやることではないのですよ。
橋下さんは、このロシアのウクライナ侵攻をどう決着させるかを講じるべきだという実に当たり前の指摘をしているに過ぎないのです。
デモの興奮状態が理性を喪失させた?
ところがこのツイートに群がるピーポコさん達は、今自分たちが一丸となってウクライナに想いを馳せているところに水を差されて気分を悪くしてしまったのです。
百歩譲って橋下さんの最初の一文に問題があるとしても、それ以降の内容を無視して良い理由にはなりません。なぜそこには言及しないんでしょうか。
私はデモ自体をバカにしたりはしません。むしろ想いは同じです。
ところがこういうデモは大衆の熱狂を簡単に作り出し、ちょっとした興奮状態に陥りがちです。落ち着いて何かを考えることができなくなることもあるでしょう。
結果、橋下ツイートにピーポコが群がることになるわけです。
そのコメント群はどれもこれもまーえげつないレベルの頭の悪さなのですが、代表としてナザレンコ・アンドリー氏のツイートを貼り付けておきます。
言っておくが、「威勢のいいことを言うなら戦場行け!」論を唱えるのは、橋下氏や日本の左翼だけです。現地の人はそう思っていない。「我々戦っているからできることから支援して」が本音。寄付も情報拡散も応援も全て感謝する。侵略者への妥協を強要することこそ偽善。
現地の民兵に聞けばわかる— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) February 27, 2022
一応知識人にカテゴライズされるであろう「政治評論家」のツイートがこれって驚きませんか?
橋下さんは「戦場に行くかどうか」なんてことは全く問題にしておらず、その連ツイの大趣旨は、
志願兵になれないのならNATOの指導者に政治的妥結を促せ。
というところにあるのは、中学生の国語能力でも十分分かりそうなものですが……。
コメント