吉村さんや吉村ファンは横山市長の提言をどう見ているのか
さて、「ありがとうロンダリング」が非常に分かりやすい形で極まっているのが「吉村さんありがとー!」である。
メタンガス検出事案では、「蓋を開けていれば安全です」と言うよく分からないことを口走った吉村さんだが、信者は「吉村さん、ありがとー!」。
ユスリカ問題では、そのはるか前からユスリカの大量発生は確認されていたにも拘らず何もしなかったくせにメディアで報じられた途端「できることは何でもやります!」と言えば、信者は「さすが吉村さん、素早い対応!」と称賛する。
今回のオールナイト事案では、かつて横山市長が「快適な万博のためには想定来場者数を下げる必要もある」という提言を、「そんなことより黒字!」という思いもよらぬ一言で撥ね付けた吉村さんだったが、いざ問題が顕在化すると、
「せや、アンケート取ったら褒めてもらえるわ!」
と、アンケートを実施。案の定、信者からは「吉村さん、カッコイイー!」。
このことは笑い事では済まされない。
何度でも言うが、横山市長は「無茶な計画を立てるべきではない」と吉村知事を諫めようとしたのだが、吉村知事はそれを蹴ったのである。その時の理由が「今のままでも問題ない」ならまだわかるが、吉村知事が言ったのは明確に「そんなことより黒字が大事」だったのだ。
つまり、黒字のためなら快適性も安全性も二の次だと言うことであり、今回起きたことは言わば「未必の故意」の結果だと言うことになる。
ここで、吉村さんが自分の発言にスジを通すような人であれば、「帰宅困難者が出ましたが、特に問題はありません」と主張すべきだ。なぜなら、誰もが想定し得ることが起きただけであり、吉村さん含む協会メンバーはその準備が必要ないと判断した上で運営してきたはずだから。
だが、そこはそうはいかないのが吉村さんだ。
ここで吉村さんは「3つの課題」を挙げているが、要するにこの3つは「今まで最低限やらないといけなかったのにやってなかったことのリスト」でしかない。
「悪いのは万博ではなく大阪メトロだ!」←はぁ?
こういった批判をしていると必ず出てくるのが、「責任者はあくまで万博協会であって、吉村さんは副会長でしかない」という擁護論だ。だったら、ユスリカ問題で「できることは何でもやります」と言っていた吉村さんはどこのマルチバースから来た吉村さんなのか。
「実質的な最高責任者」として振る舞ったかと思えば、何かあったら「協会に言っておきます」と突然三人称になるのはあまりにズルいと言うものだ。
そう言えば、今回のオールナイト万博においては、「悪いのは大阪メトロであって万博は悪くない」という擁護派(?)の投稿を見て開いた口からのどちんこが飛び出そうになった。ひょっとしてこの人達は、万博と大阪メトロが、何の申し合わせもなく今偶然、あるいは両者の完全に独立した自由意思に基づいて運営されているとでも思っているのだろうか。「協会が万博をやる」から大阪メトロが勝手に判断して夢洲という大きな駅を作ったとでも?
あまりにアホすぎではないか。
金銭ベースで言えば、万博の運営主体は大阪府市が3分の1を占めている。そして大阪メトロは「民営化」されたと言われているが、正確には「株式会社化」されただけであり、その株主は100%大阪市である。つまり、大阪メトロはいまだに公営企業なのである。それ自体問題はないが、「万博と大阪メトロは関係ない」と言う擁護派の思考回路はいったいどうなっているのか。
吉村さんのマッチポンプを称賛する異常性
まだまだ書かなければいけないことはたくさんあるのだが、一旦これまでのまとめをしておく。
今回のことは、「不慮の事故」ではなく、「予見できた事象」であり、協会が最低限しておかなければならない準備を怠っていることが分かった事案である。
極端な東ゲート偏重問題も解決しないまま、各パビリオン責任者と「非常時にどうするか」という申し合わせもせずに、開催後4カ月もやってきたのだ。多くの人が指摘しているが、あの状況で雨が降り始めていたらどうなっていたか。それこそ惨事だろう。
それでも信者たちは、
「悪いのは大阪メトロだ!万博は【善意で】中に入れてやったんだから感謝されてしかるべきだ!」
とでも言うのだろう。
やるべき準備をせずに問題が顕在化した途端「できることは何でもやります!」と言えば「吉村さんステキー!」、問題がヤバいレベルになると「協会に言っておきます」と突如三人称になり、信者は信者で「そうだ、悪いのは協会だー!大阪メトロだー!」。
これほど見事な他責仕草はないと思うのだが、ひとたび帰宅不能者が出て一利用者がその体験から感想を吐露すると「他責だ!」と言うのだから、一部の維新支持者あるいは万博ファン(【主語でかい】ツッコミを回避するために一応「一部の」を付けました)は狂っているとしか言いようがない。




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