まずはツイッターの俺まとめ。
「イラネッチケー」というNHKの放送のみをフィルタリングする装置がこの裁判のキーアイテムとなっている。
「メーカーがそもそもNHKが映らないテレビを作ればいいだけじゃないか!」と思ってしまうが、デジタルチューナー周りにはNHKがもつ特許が無数にあって、実際にはそんな商品を作るのは不可能なのである。
結局、内蔵される地デジチューナーそのものはそのままにして、外部からNHK放送だけを「ろ過」しなければいけない。それが「イラネッチケー」。
イラネッチケーを取り付けたところで、取り外すのは簡単だろ!ということで、かつてはNHKに軍配が上がったが、今回は素人には復元不可能なほど加工したことによって、反NHK側の主張が認められた形。
つまり、よく見ればめちゃくちゃアホっぽいことやってる裁判なのよ。それもこれも、NHKの運営方法と放送法のせいである。放送法を大事に守っている立法府とNHKが司法のリソースを無駄遣いさせているのだ。
NHKが「契約は任意で放送にはスクランブルをかけます」という物凄く当たり前のことをするか、立法府が放送法改正すれば、事は簡単に片付いてしまうのである。
《補足》
イラネッチケーってどんなものかというと、こんなものです。
※画像はAmazonより。
今回の判決は、初めて「このイラネッチケーの取り付けによってNHKと受信料契約を結ばなくても良い」とした画期的なものです。
何が画期的って、これで堂々と「民放だけが映るテレビを合法的に設置することができる」ようになるんですよ。逆に言えば、これまでは『笑点』を観たくても『サザエさん』が観たくても『マツコの知らない世界』を観たくても、どういう訳かNHKに毎月かなり高額の“受信料”を支払わなければ観ることができなかったのです。
しかし、ツイッターで書いたように、最高裁でどうなるかは分かりません。私は勝てる確率4割くらいかなと思ってるんですが。
で、最高裁でも勝ったとして、問題はその運用ですね。
このイラネッチケーを買って取り付けただけではダメっぽいということ。なぜなら、取り付けられる人は取り外しも簡単だから。
今のところ、
・テレビの所有者は機械に疎い人
・取り付けは機械に強い人が行い、簡単には取り外せないような装着を施す
ということが条件になりそうです。
あ~めんどくさ。
こんなバカバカしいことを司法で争わないといけないのは、NHKのデタラメで強欲なやり方とそれをサポートしている立法府のせいなんですが、それに対し孤軍奮闘状態で戦っているのが、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏です。このおじさんがもし今死んじゃったらどうなるんですかね?
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