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2025参院選を振り返る

政治・経済

2025年7月20日の参議院選挙について。

こう見えてもいろいろと気を遣って発信はかなり控えていた。気を遣うというよりは、選挙期間中なんて皆アドレナリンが出まくって、外側からの見解など冷静に読める人は少ないだろう、という予測からだが。実のところ、後はレイアウトのみでベタ打ちしてある原稿やすでに削除した原稿もたくさんある。

 

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投票率が上がるということはどういうことか

まずは全体を見渡してだが、大方の予想通り、参政党と国民民主党が大躍進。投票率は前回の参院選から5ポイント上昇の約58.5%。

国民民主党は一応のところ「現実政党」と言う枠に入ると思うので(私から見ればほとんどインチキだが)他党の支持者もある程度は納得できるだろうが、参政党には強烈な違和感を感じる人がかなり多いらしい。

が、選挙で投票率が上がるというのはこういうことだ。民主主義において投票率が低い状態というのは、世の中が平和で特に困ることがないから「とりあえず多数派に委任します」とか「そもそも政治に興味がありません」という人が多いということ。

その投票率が上がると言うことは、今現在の社会や政治に興味がなかった層が「いよいよヤバい」と感じ始めて投票に向かうと言うこと。当然ながら、そのうち一定割合は社会のことも政治のこともよく知らないまま、ただ不安を煽れて投票所に向かうので、過激でエキセントリックで分かりやすい政党に投票することになる。

 

例によってテレ朝玉川徹氏の寝言

ついでにテレ朝玉川徹氏の発言についての私のポストもここで紹介しておく。

普段から「投票率が低いのは問題だ」とか言っておきながら、高投票率&自分にとって好ましくない選挙結果が出た途端、「レベルの低いヤツが投票に行ってる」とか言い出す玉川徹の鼻の穴にカメムシ入れてやりたい。

選挙は民主主義の実践手段。どんな馬鹿でも1票の権利を与えるのが民主主義であり、これに文句付け始めるとそれは間接的なテロの煽動にもなるのよ。具体的な解決法を提示せず「レベルが低い、問題だ」って、一番タチの悪い言論だ。

「たまたまSNSやショート動画を観て」バカが中途半端に政治に目覚めて投票に行ったってことを言いたいんだろうが、たまたまお前らの番組観て投票に行くバカをどれほど生み出してきたんだって話だ。

例によって、結果が気に食わんかったら「こんなの民主主義ではない!」と勝手に民主主義の定義を変えてくるサヨク仕草だ(まあ、ミギ側だって似たようなことは言うが)。無責任なのは「いかがなものか」とケチはつけるが、解決法は提示しないという点だ。

解決法とは例えばこれだ。

当ブログの6年前の投稿で、「選挙権は学力で濃度をつけたり、資格化したりすべきではないか」というちょっと過激な主張だ。もちろん実現可能性はゼロに等しいが、問題は読み手に新たな視点を与えることであり、ただぼんやりとした文句をつけるだけなら誰でもできるだろってこと。

私は国民民主党も日本保守党もれいわも参政党も、おそらく死ぬまで支持することはないとは思うが、自公・立民以外の政党が支持を伸ばすような政界の状態は大歓迎だ。参政党の言うことなんざ、10文字ごとに「要出典」を入れる必要があるくらいトンデモなものだが、それでも局所的には、既存政党が口を噤んでいた正論が含まれる。もちろんそれはれいわも日本保守党も同様。

私は国会銀なんぞ衆参合わせて100人程度で良いと主張するのだが、700人以上もいるメリットは何かと言えば、こういうエキセントリックな政党が入ってくる「遊び」の部分が確保されているという点である。これこそ多様性ではないか。

 

完全に流動化された政界

かつて、自公連立政権がヤバいとなった際には旧民主党が受け皿となり、政権がひっくり返った。しかしながら、自民党出身者も多い割に民主党は政権担当能力が低く、あっという間に野党に戻り、国民にただただ「なんだかんだ文句は言いたいけど、やっぱり自民党だよね」という学習をさせてしまった。

そして今、民主党政権誕生時をも上回る危機感が日本を襲っているという折に参政党が台頭してきたわけだ。

大躍進したとは言え、突然政権に就くなんてことはちょっと考えられない。政権に入るとしても、どこかと連立を組まざるを得ないので、当然ながらその権力は限定的だ。

だが、何はともあれ、政界は流動化された。今回の参院選は、先の衆院選から続く長期間の大雨だ。地面はドロドロになり、さて乾いた時にどうなっているかというのが焦点である。

 

チームみらいが未来を見せる

まあ別に先述の話が暗いニュースというわけではないが、たしかに諸手を挙げて喜べる話と言うわけでもない。その点で言えば、素直に喜べるニュース(当たり前だが私から見て、の話)は、チームみらい・安野たかひろ氏の1議席獲得だ。

昨年の東京都知事選出馬の際は、その独特の風貌もあって、「こいつナニモンや!?」だったが、なんのなんの、その主張は非常に先進性と常識を兼ね備えたもので、現実的改革派と呼ぶべきものだった。そのインディーズ活動がようやくメジャーデビューしたのである。

活字を読むのは嫌いなので斜め読みしかしていないが、web版のマニフェストは非常に読みやすい上に微に入り細に入り、ボリュームも相当なもの。概ねその内容は、私がこの間まで支持していた維新と共通するところが多い。そして違うところもまた「大きい」。この維新とチームみらいの違いは何なのかについては、また別の投稿で詳しく語る。簡単に言えば、維新がなぜダメなのか、である。

 

維新の良いニュース

ではその維新についての良いニュース。

まずは京都選挙区で初めて議席を獲得したということ。そしてその候補者が元関西テレビキャスター・新実彰平氏であるということだ。彼は、関西人でありながら元キャスターで関西臭がしない。地元が関西、元職業キャスターということで関西の政治は客観的にも実感的にもよく知っているはずで、その上で(当然ながら)喋り方が圧倒的に上手い。特に、キャスター時代はどちらかと言えば反維新の立場から報道していたという点がまた面白く、説得力が高い。喋っているのを聞いていても、その頭の回転の速さとメンタルの安定性は実に頼もしい。さらにその好感度はまだまだ潜在的で、今後露出を増やすにつれ顕在化されていくだろう。維新支持者の多くは「いずれ代表は新実さんに」という価値観を共有しているはずだ。

もう一人は石平氏。

帰化一世の立場で立候補を試みるも、えげつない誹謗中傷の嵐によって家族を守り切れないからと一度は諦めたものの、腹を括って再度挑戦。比例から見事に当選を果たした。石平氏の場合は、まずこういう立場・キャラクターの人が維新から出馬し、当選したという事実そのものに大きな価値がある。ぶっちゃけ、今後のことはよく分からない。期待はするが、どのように期待すべきかも分からないという人が多いのではないか。まずは国会議員としてどのような提案・発信をしていくのか見守りたい。

 

維新の悪いニュース

そして維新にとって非常に悪いニュースは、音喜多駿氏、柳ケ瀬裕文氏の落選だ。音喜多さんに関しては現職ではなかった上に、そもそも当選確率が低いのはご本人も支持者も覚悟の上だっただろう。問題は柳ケ瀬氏だ。現職議員を失っただけではない。「柳ケ瀬裕文を失った」のである。

音喜多さんは良い。この人は議員(政調会長)としてガンガン発信するのも似合っているが、落選して浪人の立場からあれこれ発信したり、ネットで悪口を書かれたり、リハックでサンドバッグにされているのさえ楽しんでいる。そしてバカをやっているだけではなく、いざ政策論の話をすると、驚くほど高レベルなことまで考えている。

一方の柳ケ瀬氏はこれからどうするのか。私が「次の代表はこの人しかいない」と期待していた政治家はプロですらなくなったわけだ。SNSの維新界隈を見ていても、悲嘆と絶望の声が非常に多い。しかし、柳ケ瀬氏が政治家を続けるのであれば、その悲嘆と絶望の声こそが今後の活動のエネルギーとなるだろう。どうせ自由の身になったのならやって頂きたいこともあるのだが、それも別の投稿に譲る。

 

一旦ここまで。

 

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