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HV/EVが欲しいけど、どれが良いのか分からない

プリウスPHV 技術・産業

2019年モデルのアウトランダーPHEVが登場する三菱自動車は「e-EVOLUTION CONCEPT」を欧州初披露【ジュネーブモーターショー2018】

アウトランダーPHEV、欲しくはないけど面白い

ほとんど雪の降らない瀬戸内海沿岸で、かつ細い道の多い都会に住んでる私にとって選択肢になることがまずないアウトランダーPHEVですが、性能的には非常に魅力的ですね。

乗り方によって、満充電時航続距離60kmのピュアEV、発電しながらモーター駆動するシリーズハイブリッド、モーターとエンジンの合成で走るパラレルハイブリッド、という違う姿を見せるのが実に良い感じ。

個人的にはデザインも気に食わないんですが、それでもヨーロッパではかなり売れてるんだとか。

そんなわけで、まだ具体的な車種も絞ってないけど、EVやHVの購入を考えてるというあなたのためにちょっとしたメモを。と言っても基本的なことなので、教えてもらうまでもない、という方はよそのサイトへ。

ざっくりとHV/EVの種類

【スプリットハイブリッド】

プリウスなどトヨタのHVその他

エンジンとモーターを上手く合成して駆動するハイブリッド方式。
高度な技術でモーターとエンジンの駆動力を無駄なく合成する。
トヨタが開発した技術だが、最近ではマツダアクセラなども採用。
メリットとしては、ハイブリッドの中でも燃費は良い。
デメリットとしては本体価格が高い?

【パラレルハイブリッド】

フィットHVなど

基本はエンジン駆動で、それをモーターがサポートする形のハイブリッド方式。機構はかなり単純だが、燃費ではトヨタ式に劣る。駆動力が2つあるという点ではスプリットと同じ。

【シリーズハイブリッド】

日産ノートe-powerその他

内燃機関は発電のためだけに使われ、駆動はもっぱらモーターが行うハイブリッド方式。技術的には大昔からあるものでこれといって特筆すべき点はないが、モーター性能とバッテリー性能の向上および近年の低燃費志向によって実用化。ずっとモーター駆動なので乗り心地が良い。駆動力としてはモーターしか使わないので、これを「ハイブリッド」と呼ぶべきかどうか個人的には疑問。「発電機内蔵型電気自動車」ではないの?

【電気自動車】

日産リーフなど

外部からコンセントで充電し、モーター駆動する、いわゆるEV。
当然ながらエンジンは駆動用にも発電用にも使われておらず、純粋に電気のみで走る。これまた技術もクソもなく、車に搭載できるほどバッテリーが小型化(同じ大きさならより大電力化)、そして低価格化できたおかげでできた車。と言ってもまだまだバッテリーは高いけど。

【プラグインHV(PHV・PHEV)】

プリウスPHV、アウトランダーPHEVなど

ハイブリッドでありながら、コンセントで外部からの充電も可能。充電が十分ある間はEVとして走り、少なくなればハイブリッドになる。プリウスPHVなら当然、「スプリットハイブリッド+充電」ということになる。

 

乗り心地は?

当ブログでは何度も書いているように、日産リーフの走りは異次元の心地よさです。頭とタイヤがLANケーブルで繋がっているかのように、思った通りに動いてくれる操作性は快感そのもの。

で、私が所有する初代プリウスPHVではEVモードであってもそういう感じがないのは、HVモードの操作感覚と違っていたら具合が悪いからわざと合わせてるんでしょうかね。

アウトランダーPHEVの場合、試乗レビューを読む限り、やはりEVらしい気持ち良いものらしいです。

ノートe-powerもまたリーフと同じでしょう。

 

燃費は?

単純な燃費で言えば、いくらHVが良いとは言ってもEVには足元にも及びません。現行ガソリン価格換算で言えば、100km/L近くの数字を叩き出してしまうので、まさに桁違いです。

新型プリウスPHVやアウトランダーPHEVなどでも充電分の電力で収まる距離であれば同様。もちろん車重が違うのでその分の差は出ますが、燃費を気にするようなレベルでない数字にはなります。

HVではどれも似たり寄ったり。もっとも、中でもトヨタTHSは一番良いとは思いますが、同じプリウスでも運転手その他の条件次第でめちゃくちゃ変わるんですよね。ちなみに私の運転(急加速はしないけど、後続車に迷惑かけるようなノロノロ運転もしない)で、プリウスPHVのHVモード燃費は、市街地でも20km/Lを切ることはまずありません。時速60~70km程度といったほどほどの混み具合の高速道路だと30近くいくこともあります。
「と言いながらもノロノロ運転するエコラン厨じゃないのか?」
と疑うあなたのためにもう少し具体的に書くと、初代日産ティーダ1.8の時は市街地で8km/Lちょいくらいでしたが、その時の運転とほとんど変わっておりません。

 

生涯車両費および関連費

とテキトーな言葉を作ってしまいましたが、多くの庶民にとって気になるのはガソリン代だけではありませんよね。まず車両本体価格があって、そこにいくらの補助金が付くのか。プラグインの場合、充電器を設置しなければいけませんが、それにいくらかかるのか。そこに、毎日どのくらいの距離を乗るのかで総合的なコストが算出されます。

充電器は工事費含めて10万円程度だと思いますが、例えば、車を通勤に使う人でその距離が往復40km程度だとすると、現行モデルのプラグインタイプであれば、あっという間に元が取れるでしょう。おそらく電車の定期代より安くつきます。

 

オレはこんな車がほしい!

個人的な話です。
プリウスPHVに乗って6年。壊れるまで乗るつもりですが、もし買うならこんな車がほしい!

外観:デザインはマツダアクセラベース。
中身:7人乗りのミニバン。
動力:プラグイン・シリーズHV
価格:250万円

みたいな車が出てくれば、今でも買い替え考えるんですけどね。PHVでこの価格と言うのは、現状ではまだ夢物語です。

うちの家族が4人+犬3匹。そこにお客さんを乗せようと思ったら、もはや5人乗りでは現実的ではありません。大きな車は趣味ではないし、今のプリウスが3ナンバーであることさえ不満なんですが、やっぱり実用性を考えたら7人乗りかなと。

ところで、この記事は何度かアップデートしてるんですが、↓こんな記述が残ってました。

まあ、マツダはエンジンに拘りがあるので、シリーズハイブリッドって発想はまずなさそうなんですが、一部のモータージャーナリストは、ロータリーエンジンは発電用に最適なんてことを言っていますから、今のトヨタとマツダの業務提携を考えると、全くない話でもない?しかしそうなったらそうなって、トヨタは大転換ですね。ハイブリッドで業界を牽引してきたトヨタが独自のHVであるTHSを否定することになっちゃいますから。

ロータリーエンジンの復活こそありませんでしたが、トヨタのTHSを搭載したHV車はすでにマツダから発売されてますね。

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