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効率の良い思考回路の作り方~要素を単純化する~

哲学・心理学

独立した内容ですが、一応⇧の続きとして読むとより楽しめるかと思います。

 

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一見、全く違う問題から共通点を見出す

例えば、「36」という問題と「24」という問題があったとします(もちろん抽象的表現です)。

36と24では数字が一切重複しておらず、一見すると全く違う問題に見えます。

しかしながら、それぞれの約数(要するに、その問題の要素)を羅列してみると、

36:1,2,3,4,6,9,12,18,36
24:1,2,3,4,6,12,24

となり、極めて似通った問題であることが分かります。

さらに、それぞれを素因数分解してみると、

36=2^2*3^2(2の2乗と3の2乗)
24=2^3*3(2の3乗と3)

となり、どちらの問題も「2」と「3」というたった2つの要素で構成されており、両者はそのバランスの違いでしかないが分かります。

化学の世界では、例えば炭素1種類で、鉛筆の芯にもなればダイヤモンドにもなり、さらには超頑丈で使い勝手の良い工業素材・カーボンナノチューブにもなります。その炭素に酸素が加わると、結合の仕方次第で炭酸ジュースの材料である二酸化炭素にもなれば、猛毒の一酸化炭素にもなります。

ミクロの世界になると、全ての物質は陽子・中性子・電子という3つの素材に分解できます。

コンピュータの世界だと、円周率の計算だろうが、動くマリオだろうが、AIによる美女の生成画像であろうが、あらゆる情報は0と1というたった2つの情報素子でしかありません。

何が言いたいかと言うと、私はあらゆる問題をこういう機械的な分解によって理解しようとしている、ということなんです。

 

頭の良さとは「分かっている」ということ

なぜこの作業が必要かと言うと、
分類する=分ける=分かる
ということになるからです。

例えば、「喧嘩」は集団化すると「紛争」になり、さらに大規模化すると「戦争」になります。「戦争」が起きる原因も、「唯一のボスの座の奪い合い」「富の奪い合い」「政治的イデオロギー」「宗教」など様々あり、各要素が絡み合っていることもあります。例えば第二次世界大戦は、元々ドイツの貧困からナチス政権が民族イデオロギーに発展した末に戦争となり、飛び火した先では領土や資源の奪い合いになってたりします。戦うための武器だって、昔は剣や弓矢だったりしたのが、銃や戦車、そして戦闘機、さらに核兵器と発展していき、核兵器が使えないとなったら、その他の大量破壊兵器やドローンなどのハイテク兵器が登場します。物理的に攻撃できるものが武器とは限らず、剣をペンに持ち替えた情報戦争は古代からあるでしょう。今ならメディアの戦争、さらにはコンピューターサーバーに直接ダメージを与えるサイバー戦争なんてのもあります。

こうやって物事を抽象化することで「理解」したことになり、「概念の上げ下げ」をすることで、その時その場の論題や論点に応じた話を展開することができるようになります。

 

ちょっと短く刻みたいので、一旦ここで終わり。

 

 

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