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三田アナ、自民党失言防止マニュアルを批判←どの口が言うてんねん

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「マニュアルではなく判断力」←どの口が言うてんの?

ミタパンが自民党の失言防止マニュアルを痛烈批判「必要なのはマニュアルではなく、判断力なのでは」

自民党がマスメディア対策として「失言防止マニュアル」なるものを党員に配布していた問題で、フジテレビ・三田友梨佳アナウンサーが「マニュアルではなく判断力が必要」という旨の発言。

いやいや、これはなかなかのお笑いですよ。

1980年前後以前のドラマやアニメなんかの再放送を観てたらですね、あちこちに音が欠けてるシーンがあるんですよ。そういう再放送自体、最近はしなくなってきてるんで若い人は案外知らないかもしれませんが、いわゆる「放送コード」というやつです。

『あしたのジョー』なんて酷いもんで、音が欠けまくってるんですね。その音が欠けてる部分には「気違い」「乞食」「かたわ」と言った“差別用語”が入る訳です。

“差別用語”とわざわざダブルクォーテーションで囲んでいるのは、それが放送局が勝手に規定しているものだからです。これらの言葉は、どんな意図、どんな脈絡であるかに関わらず、それが発音された時点でアウトという、言論のブラックホールとも言える恐ろしい存在です。

失言はマスメディアによって創られる

各放送局では、この放送コードを自主規制という形でリストにしており、それだけは言ってはならないし、生放送なんかで演者がつい口に出してしまおうものなら「番組中不適切な発言がありました。お詫び申し上げます」と、アナウンサーが一体何について謝っているのか分からない謝罪が行われることになっています。

つまりですね、「失言マニュアル」という文化を創り出したのは他ならぬマスメディアなんですよ。

言論についてそういう基本姿勢が持っているから、政治家の「失言」を探すことだけに注力するような、馬鹿馬鹿しい報道になるのです。桜田元五輪大臣の「がっかり」なんかはその典型。脈絡もクソも無視して「がっかりとは何事だー!」となる。麻生さんが「ヒトラーから学べ」と言ったらこれもアウト。ヒトラーについては世界標準とも言えるレベルで放送コードになっています。


こんなマスコミに対して、政治家が対策を取るのは当たり前の話で、それをさらにマスコミ側が「自分の頭で考えろ」とは「どの口が言うとんねん!」と突っ込むべき、噴飯ものの戯言です。この発言の主である三田友梨佳アナに称賛を送る連中のメディアリテラシーはどうなってるんでしょうね。

若い女子アナが独自コメントを許されているとでも?

TBS『NEWS23』でしたっけ。安倍さんへのインタビューに「モリカケ!モリカケ!」というディレクターからの指示がイヤホンから漏れてたのって。ミタパンだって、台本やディレクターの指示の下に発言していると考えるのがまともな大人ってもんですよ。

つい先日、関西の情報番組『ten.』でコメンテーターである若一浩司さんが本番中ブチ切れた件で、メインMCの中谷という女子アナを批判するツイートも散見されましたが、ミタパンと同じ31歳だったはず。30歳そこらの女子アナが、たとえ形としてメインMCだったり主要キャスターであったりしても、独自見解を自由に発言できるような権限を持ってると思ってるのかと。ベテランのタレントだって、番組代表権なんてなかなか持ってないんですよ。

『グッディ』放送開始以降ですかね、若い三田アナにこういうアンカー的セリフを言わせる番組作りがもう気持ち悪くってしょうがないんですよ。

視聴者ってアホだな~と思った案件2つでした。

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