男性更年期障害……だと!?
10年くらい前でしたか、だるさ、よく分からない痛み、気分の落ち込み、こういう症状に悩まされて内科を訪れたんですよ。すると血液検査をされたんですが、何の検査かというと男性ホルモンでした。当時まだ男性更年期というには若すぎたんですが、人によっては早いこともあるからと。
結果、男性ホルモンはとりあえず正常値だけど、こんなのは測るたびにかなりブレるからとりあえず男性ホルモン補充しときましょってことでお薬を頂きました。
「あー、そうなんだ」と。体調不良の原因は特定できなかったものの、当然バイオリズムや気分の波なんてものはあるわけで、医者にかかったという安心感からか、結局薬は一度も飲まずに回復していきました。
そして最近(と言っても去年の暮れ頃になりますが)、似たような症状に襲われたので、「今度こそ男性更年期障害だ!」と勝手に自己診断した私は、男性ホルモンを高める行動を取りました。
そうです。筋トレです。
女性が女性ホルモンを増やす方法は知りませんが、男性が男性ホルモンを増やすのはかなり簡単、運動すれば良いんです。
と言ってもジム通いみたいな本格的なものではなく、腕立て伏せとか5kgの鉄アレイを使ったエクササイズとか踏み台昇降とか誰でもできるヤツで、ボディービルドなどには程遠いものです。
そしてついでに絶食もしました。絶食と言っても全く食べないわけではなく、1日に2~3食食べていたのを1食減らして1~2食にしたということです。目的は(痩身と言う意味での)ダイエットではなく、血液検査で血糖値やら尿酸値やらちょっとずつ標準値を超えていたので、それを修正することです。
すると1か月に1kgちょいというペースで体重は減っていき、都合7~8kgの減量ということになりました。
数値が良くなってもやり方がダメ!?
さて、話の根幹部分に移っていきましょう。
途中の定例血液検査の際の主治医との会話。
先生、僕今回かなり数値が改善してると思いますよ。
なんでそう思うんですか?
食事回数減らして筋トレしてるからです。
は?ダメですよ、そんなの。
え?でも1日1食で健康になるとか、16時間ダイエットとかあるじゃないですか?
どこの誰がそんなこと言ってるんですか。体壊しますよ!
※手元に吹き出し画像が女医さんしかなかったのでこれを使いましたが、本当は男性医師です。
で、血液検査の結果はどうだったかというと、見事に全ての数値が正常化しておりました。
ま、私は無駄な諍いや人のプライドに障るようなことはしたくないので、これについては追及しませんでしたけどね。
お医者さん、あまりに無知では?
さて、私がまず言いたいのは、医師というプロフェッショナルのいい加減さです。
「人は3食きっちり食べないといけない」
という主張は結構です。問題は「そこにどんな根拠があるのか」ということと、「巷に流布される絶食系のダイエットや体質改善法のどこに問題があるのか」です。
そもそもこの先生、私と交わした会話からすると、この手のダイエット法および体質改善法そのものを知らなかったという感じです。
いやいや、今で言う「16時間ダイエット」は昔、倖田來未だってやってましたよね。最近だと某クイズ王がこの方法で10か月で48kgのダイエットに成功していましたね。俳優の榎木孝明さんは30日間絶食してましたよね。南雲吉則という医師は1日1食生活のメリットを説いてちょっとしたブームになりましたね。
知らないの!?
あなたの言う食事方法が最善だとして、巷にどんな健康法があるかくらいチェックしておいたらどうです?
医師を妄信するな
思い返せば、ある大きな県立病院で何か月もの間誤診を続けられ、甲状腺の病気の発見が遅れました。その時に訪れた病院がここでして、診察30秒で発見してくれたのでした。その医師も別の話になると結構いい加減だったりするのです。また、別の内科医師は、皮膚炎の塗り薬に関して私よりも知識がありませんでした。
我々は医師と言う職業を妄信し過ぎてはいないでしょうか。医師だからと言って民間療法の知識があるとも、最新論文を読んでいるとも限らないのです。
このことは、「医師免許を持っているというだけで、専門家バカですらない」医者が数多くいるということであり、よく分からない体調不良の際に何科に診てもらえば良いのか分からず、診てもらったはいいが「うちでは分からない」などと言われてテキトーな鎮痛剤か何か出されて追い返されるみたいな「総合診療不足」の問題に繋がります。
「テレビを観るとバカになる」なんてフレーズが昔はよく使われましたが、テレビすら観ずろくな情報収集もしない医者も怖いものです。それを考えたら、私が質問に答えると即座に目の前のパソコンでググっていたある医師はむしろ信頼できたというもの。
ということで、続きます。
コメント
医者はバカですから。