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【新型コロナ】いつまで「感染者数」っつってんの?バカなの?

咳をする女性 医療・健康

久しぶりの投稿で、久しぶりの新コロ通信。

緊急事態宣言が解除され、徐々に経済も回りつつあり、さあこれから!という時に東京都では連日の「感染者」数3桁を記録して、アワワ…ガクブル……!

一段落ついたんで、これまでの「コロナ下の非科学」を一旦まとめてみようかと思ったんですが、今回の記事は多分そこまでいきません。「感染者数」についてのお話で終わると思います。

 

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そもそも「感染者数」って何?

緊急事態宣言解除後、PCR検査数の絶対数が増えています。仕事を再開して、人の接触が多くなり、気にする人が増えたということでしょう。

「あ、鼻水が…喉もちょっと痛いぞ」

自粛中なら気にならなかった人も、市中に出るようになったら「コロナかも」と思うのが心理ですし、疑うこと自体は妥当な行為です。

問題は、検査数=母数が増えてるんだから、感染が確認される人が増えるのは当たり前ってことです。

分かりますか?報道される「感染者数」というのは「感染が確認された人の数」のことですよ?

で、この数値から一体何が分かるというのでしょうか?

ほとんど何も分からないのですよ。

 

コロナにおいて本当に見るべき数値

いわゆる「感染者数」を減らすのは簡単です。明日、「感染者数」をゼロにすることも可能です。その方法は……もうお分かりですね?

検査しなければ良いのです。

でもその「感染者数」を減らす、あるいはゼロにすることに意味はあるか?という話。ありませんよね。同時に、任意で検査を受けた人の中から「感染が確認された数」というのも意味がないのです。

この数字に意味があるのは、検査を受けた個人にとってのみで、社会全体としてはそれを知ったとて何やねん?という話なんです。

じゃあどんな数値があれば良いか。

当ブログの読者の方ならもうお分かりでしょうが、「一定区域内の不特定一定数を一定周期で検査した感染者数」です。これを言い換えると「その区域の感染率」であり、日本全体に広げると、「日本のコロナ汚染度」が分かるわけですよ。

例えば、東京都で言うなら、特に人の動きの激しい中央区、新宿区、港区、千代田区、渋谷区でそれぞれ100人ずつ計500人を無作為抽出して検査する。1人いれば「感染率0.2%」5人いれば「感染率1%」という具合に「感染率」が算出されます。

同じことを全国10か所、300人ずつやったとしても、PCR検査数は+3000件で済みますから、十分キャパに収まります。

 

必要なのはこの数値だけではありません。

いくら感染者数が増え、感染率が上がったとしても、それが「ただの風邪」であれば何も問題ないのです。最終的な問題は、そのうち、

どのくらいの人が重症化し
どのくらいの医療リソースが必要で
どのくらいの死亡者が出るか

ですから、その統計も取る必要があります。

症状の程度のラインは専門家が決めることになるでしょうが、例えば、

37.5度以上の発熱がある患者=発熱患者
酸素ボンベが必要な患者=要呼吸サポート患者
人工呼吸器が必要な患者=重症患者

みたいに分けておくと、医療リソースとの需給バランスが分かります。

 

なぜ冬に風邪が流行るの?

ただの風邪にしろインフルエンザにしろ、なぜ冬にだけ大流行して春を迎えると沈静化するのか?…というと、諸説あるようですが、おそらく間違いないであろう理由は2つ。

1.ウィルス(病原体)が生き残りやすいから

2.体温が下がり、免疫力が落ちやすいから

1.はそのまま感染機会の頻度に直結します。夏は病原体そのものが減ると思われますが、それでもなくならないから「夏風邪」というものがあるわけですね。

ここで問題なのは2.。「免疫力が落ちて風邪をひきやすい」のであれば、同じ理由で「重症化しやすい」とも言えるのです。とするなら、これからの季節、風邪の一種であるコロナの感染者数が上がっても重症患者は2月や3月の時ほど増えない可能性が高いのです。

で、その重症患者はどのくらいいるの?最も大事な指標のはずなのに報道されませんね、不思議なことに。自分でサイトを見て確認するしかないのですよ。

もし、これからの季節、「コロナにかかっても重症化する率は極めて低い」ということが確認されたら、マスクを着けろ!だの、ソーシャルディスタンスを開けろ!だの言うのはナンセンスな話で、むしろ不潔そうな人とディープキスでも何でもしてコロナウィルスに接触しておくべきなのです。

なぜなら、「温かい季節には重症化しにくい」ということは「寒い季節が来たら重症化しやすい」ということになりますから、今のうちに感染しておいて抗体を作っておいた方が良いということになるわけです。

 

そもそも第2波は来るの?

「第2波」という言葉自体なんだかよく分かりません。

そもそものさらにそもそもを考えた場合、「新型コロナウィルスは絶滅できる」と考えている人はどれほどいるでしょうか。もう無理でしょ?無理なら「定着する」と考える方が妥当で、定着するなら「風邪のバリエーションが1つ増えた」ってことです。

だったら第2波もなにも、冬が来たら当然再流行するでしょう。それを「第〇波」と呼ぶのは各々の勝手。

で、コロナが再流行したら日本はどうなるか……というところからは別の記事に書くことにします。

 

とにかく大衆は数字が読めない

最近、この『本館』の方の投稿は疎かにしていましたが、『犬小屋』の方では狂犬病について調べまくってかなり大量の文字を書いたんですよ。当方の趣旨としては「日本の飼い犬に狂犬病ワクチン接種は必要ない」というものでしたが、その反論が、そりゃもう酷いもので。

詳しくは『犬小屋』の方の記事を読んで頂くとして、概要だけ紹介すると、

「ワクチン必要派が根拠としている大前提は、野犬が普通にウロウロしている区域のもの。野良犬すらほとんど見ない現代日本とは条件が全く違う」

「『現行の検疫制度のみで、狂犬病が侵入する確率は5万年に1度。検疫逃れを加味しても250年に1度。その1度の被害でも、日本の犬で狂犬病にかかる犬は10匹未満、人間に被害なし』という東大教授の論文があり、海外でも同趣旨かつ近似値を出した研究がある」

というものです。

これに対してプロの獣医を含めて反論してくるんですが、極めて低レベルというか、「デタラメ」ならまだ良くて、数字を根拠にしている主張に対して数字で答えないんですよ。

「その5万年に1度というのは数値がおかしい。私が計算したところ、50年に1度だ」

とでも言うのであれば、「ふむふむ、なるほど。ではその数字と計算式を検証してみよう」と応じることもできるのですが、

「狂犬病の最大の感染ルートは犬だ!」

「オーストラリアは狂犬病が入ったことがないからワクチンは要らない。日本ではかつて蔓延していたという歴史があるのだから未来永劫ワクチンは打ち続けなければならないのだ!」
※豪州では日本では確認されていない狂犬病の兄弟ウィルスにあたるリッサウィルスの定着が確認されています。

と、このレベル。

素人さんの中には、

「狂犬病がどんな死ぬ方するのか知ってるの!?」

とか

「野犬を駆除するなんて可哀想!」

とか、もはや何の議論をしているのか分からないようなことを言ってくる人まで出てくる始末。

狂犬病について流布される情報や、このやり取りから分かるのは、人間がいかに感情優位で論理的に物事を考える力に乏しいか、です。

獣医に関しては故意にやってる可能性も十分ありますけどね。利権に関わってくるので。だって、(国からの補助金いっぱい使って)6年間も大学に通って論文もたくさん読んで、自分でも書いたであろうに、「科学的な議論」がどんなものか分からないはずがありません。でも、犬の平熱を知らない獣医もいるらしいので、中にはマジの人も……?

まあ、いいや。

とにかく、私がここで指摘しているのは中学かせいぜい高校レベルの話です。じっくり落ち着いて考えたら、小学生でも分かるお話です。

テレビで「〇月〇日ぶりに東京都の感染者100人超える」と、ご丁寧にニュース速報打ってくれても、「だからなに?」と返せる構えを取っておきましょう。

数字自体は本当でも、その数字に意味はないのです。

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