コロナは疫学で語られるべきである

ウィルス 医療・健康

「疫学」とは

一旦基本に立ち戻ります。

「新型コロナ感染症」は文字通り、伝染病です。で、「疫学」とは何かというと、ザックリ言えば「集団を観察してその感染症の特徴を掴もう」というものです。

その際に基本となる手法は「統計」であり、統計を見るということは「全体を見る」ということに他なりません。

「コロナ禍」の問題は、国民が「コロナをどう見れば良いか」を全く分かっていないことが原因で、本来ならその解析をすべき日本医師会や厚労省、何らかの対策を決断すべき議会と官邸、ガイド役になるべきマスコミが、各々の役割をそっちのけで「国民を怖がらせ、混沌をもたらす」ためにしか動いてこなかったところにあります。

もちろん、自ら勉強しようとしない国民にも大きな責任があります。

「志村けんが死んだ」ことと「コロナは怖い」の間に【から】を挟んで、
「志村けんが死んだからコロナは怖い」になってしまう国民はアホなのです。

品川庄司の庄司さんは動画で「私はこんなことになった。【だから】皆さんも気を付けて」と言うのもおかしいのです。

何度も何度も書いていますが、感染症の怖さは数字で見るべきであり、「志村けんが死んだから」とか「近所のおじさんが入院したから」という情報で判断してはいけないのですよ。

これが「疫学」の考え方です。

 

では今、疫学的にコロナは解析できるか?

これもおさらいです。

今、コロナは疫学的に解析できるか?というと、できないのです。

それはなぜかというと、厚労省が必要な統計を公表していないからです。

基本的なところのおさらいになりますが、いわゆる「コロナ死亡者」は「新型コロナ感染症で死亡した人」のことではありません。この見出し自体がデタラメなんです。

しかしですね。

経済学において「ハードデータ」という概念があるのをご存じでしょうか?例えば、国のGDPや企業の売上や利益などが書かれた決算書の内容は、(インチキをしない限りは)客観的な数字であって、誰かの主観が入り込みません。こういう、𠮟るべき規律で計算すれば誰がやっても同じ数字が出る数値を「ハードデータ」と言います。一方、「今、おたくの会社は景気が良いですか?」みたいなアンケートは個々に評価軸が違うため「ハードデータ」にはなり得ず「ソフトデータ」と呼ばれます。

いわゆる「コロナ死亡者数」は、見出しは間違っているものの、「日本の全死亡者にPCR検査をして陽性反応が出たら1をカウントする」という規律さえしっかりできているのなら、ハードデータとして扱うことができます。

ただし、このデータ単体では意味がありません。「コロナ死亡者数」と「死因を限定しない全死亡者数」という2つの統計を取って、前者を後者で割ると「コロナ死亡率(仮)」が算出されます。この見出しも間違いですが、他に良い呼称がないので「仮」を付けています。

さらに、生きている国民の中で「一定数無作為抽出」によるPCR検査(定点観測)を毎日(一定周期)実施します。すると、「日本の感染者率」が出ます。これも正確に言えば「PCR陽性者率」ですが、面倒くさいので「感染者率」で。これは言い換えたら「コロナ汚染度」と表現できます。

これで、「コロナ死亡率(仮)」と「国内感染者率」という重要な統計が揃いました。

「コロナ死亡率(仮)」÷「国内感染者率」を計算して、1を超えれば、その超過分が「コロナ恐怖指数」となります。

毎日発表される「コロナ死亡者数」に戦々恐々としますが、「コロナ恐怖指数」が1前後で推移している間は、「コロナとは関係のない死者が多数カウントされている」ことを意味し、「コロナなど全く怖くない」と言えます。そして多分、現在の「コロナ恐怖指数」は1.1~1.2くらいだろうと私は予想しています。

ぐぬぬぬ……おさらいだけでめっちゃ長い。

以上は「コロナ禍」序盤の話で、基本中の基本の話なのですが、未だに政府は定点観測をやろうとする気配もありませんね。皆さん、ちゃんと選挙には行きましょうね。

さらに、私のような「コロナおたく」が必要とする重要なオプション的統計もあります。

まずは、「有症状者」です。これには基準が必要ですが、例えば「基礎体温+0.5度」とかですね。逆に「無症状陽性者」でもかまいません。

次に、「PCR陽性者」「有症状者」「有肺炎症状者」「死亡者」の統計を年齢別に分けたもの。別にそれぞれを分けて出す必要はありません。エクセルのような表計算フォーマットに乗っけてもらって、それを見る人が自由に条件設定できるようにしてくれれば良いだけです。めちゃくちゃ簡単ですね?

「家族構成」という統計はあって然るべき

さらに私が知りたいのは「家族構成」です。具体的に言うと、「未成年者と同居しているかどうか」です。

なぜかと言うと……たまには自分で考えてみてください。

考えましたか?

「新型コロナウィルス」は「旧型コロナ」から生まれた「変異種」であり、割の血縁関係の強い親戚になります。するとその抗体に高い互換性があると考えられます。未成年者に全くと言って良いほど被害がなかったのは、「ただの風邪」である旧型コロナウィルスに日ごろから接触し、新鮮な抗体を持っているからだろうという指摘がずっと前からありました。

「PCR感染者」や「重症者」という統計に「未成年者と同居しているかどうか」という情報が加わることによって、旧型コロナの抗体がどれほど生きてくるかが分かります。

すなわち、
家族に未成年者(特に小学生以下)がいると旧型コロナウィルスに接触する機会が多くなる
→家族全員、強い旧型コロナ抗体を持つようになる
→子供がいることで新型コロナに感染しやすくなるかもしれないが、重症化しにくい傾向があるかもしれない

こういうことが分かるかもしれないわけですよ。

 

なぜ「毒性」を問題にしない?

そしてコロナ禍が始まって1年半を経た「コロナ禍成熟期」(?)においては、さらに必要な情報があります。

それが「ウィルス株別」です。

ニュースで新しい変異株の誕生が報道される度、我々は戦慄しているわけですが、そもそも変異株って怖いのか?という根本のところは誰もなかなか教えてくれません。

お前は何を言ってるんだ!デルタ株は武漢株よりはるかに高い感染力ガーー!!

そうですね。

では毒性は?

感染症の怖さは、ザックリ言ってしまうと、

感染力 × 毒性

で評価することができます。

例えば、放っておくとほとんどの日本人が感染してしまう極めて強い感染力を持つ感染症があるとします。さて、この感染症は怖いですか?

「感染力」だけでその感染症の怖さは分からないのですよ。

その「毒性」が、「お尻に小さなおできができて、3日で跡形もなく消える」というものであれば、誰も怖がりはしませんよね。

「株別」だって出してくれよ

で、「変異株」なんですが、感染力に変化があるなら毒性にだって変化し続けて当然なわけですが、その「変異株の毒性」について皆さんはどれほどご存知ですか?

テレビでは「重症化する人が増えている」なんて言う人もいますが、いつと比べてどのくらい増えているのでしょうか?仮に重症化する人が増えているとして、それは毒性が強くなったということなのでしょうか?毒性は弱くなったけど感染力が強くなって数が増えているだけでは?一方で、感染者数の割に重症者・死亡者が増えていないと言う人もいるわけですよね。

この辺、言葉だと好きなことが言えてしまうので、結局「数字で出せ」ということになるわけですよ。

さらに、ワクチン接種率が半数を超えた今、「ワクチン接種の有無(回数)」と「株別」を組み合わせればいろんなことが分かるのですが、してくれませんね。

 

さて、いよいよ「ワクチンは本当に安全なのか」って話を……と思ったけど、一旦区切りますね。

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