少子化対策に婚活サポート!?

政治・経済
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ちょっと前に少子化問題についてスペースで議論した内容を備忘録として。

 

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少子化歓迎論という暴論

当ブログでも幾度となく考察対象として挙げてきた少子化問題ですが、これを多くの国民はどう捉えているんでしょうね。今日本国内最大の課題は「少子化をどうするか」なんですよ。分かってますか?

ところがですね、たまに「少子化歓迎論」を展開する有識者がいたりするんですよ。先日の『そこまで言って委員会』でも元官僚の中野雅至氏が、地球環境だったか何だかを理由に、「人口が減っていくことは良いことだ」みたいな主張をされていました。

そりゃそうでしょうよ。地球の規模に対して人間の数は多すぎるし、減っていくことも歓迎すべきです。

でも、目下の日本の少子化問題をいたずらにデカい物差し持ってきて評価するなよって話です。

そう言えば「人口が減っていけば生産性を上げるきっかけになる」と言ったのも中野氏でしたっけ?

いやいや、少子化がいつからの話か分かってますか?1人当たりのGDPランキングどんどん下がっていってるの知ってますか?政府が「ハンコ廃止」って言ったの、ついこの間ですよ?寝言やめてもらっていいですか?

 

急激な少子化がもたらすもの

一旦落ち着きます。

減るのは良いけど、減り方が問題なのですよ。出生率1.9で緩やかに減っていくならともかく、1.4という数字で、物凄く急激に子供が減って行っているのです。毎年130万人死ぬのに、80万人しか生まれてこない、日本はそういう異常な国になってしまっているのです。この出生数80万人という数字だってあくまで今の話であって、次の世代の親になるはずの日本人も減っていくわけでして、ここからさらに減っていくのですよ。

まず分かりやすい話としては、「歪な人口ピラミッドは、政治・行政も歪にする」ということ。政治はどんどんシルバー民主主義になっていくし、少ない生産者が多くの老人を扶養するという構図が恒常的になってしまうため、若者は奴隷階層となっちゃうわけですよ。

……と言うようなよくある概論は今日はこの辺にして、今回はもう少し情緒的な話を。

バブル崩壊から30年、日本にはずっとふんわりとした絶望の空気が流れています。「明日は今日より良くなっている」と思えた高度成長期はすでにおとぎ話。国民負担率は上がる一方で、いまや5割に迫る勢い。結果、共働きでも裕福な生活ができるとは限らず、当然子供を作るのも躊躇します。せめて保育所は?と言うと、待機児童問題は根本的な解決には至らず、市役所に行けば若いママとお役人が喧嘩する光景が見られたりします。

こんな社会の情勢の中で、子供を作ろうなんて若い夫婦はもはや「物好き」の類と言って良いかもしれません。

 

少子化対策に必要なのは経済サポートと“空気”である

さて、件のスペースではある県会議員さんの提案が聞かれました。それは「婚活を行政がサポートする」というもの。簡単な話、婚活サイト等の結婚支援サービスの費用を行政が面倒見よう(無償化)と言うもの。

詳しく言うと、今日、男性は4人に1人が生涯未婚であると。その彼らは自らの意思で「結婚しない人生」を選んでいるのではなく、「結婚したいけどできない」のだと。だったら彼らが結婚できるようサポートすれば子供が増えるでしょと。そのサポートが婚活サービスの無償化だと。

私の主張は過去のブログに書いているように、「金銭事情さえクリアできれば子を設ける、あるいはあと1人以上子供が欲しいという夫婦に、主として金銭サポートをしてやる」という発想です。

これをその議員さんに説明すると、「〇〇市では高校までの授業料無償化をやったが子供は全く増えていない。だから意味がないのだ!」と鼻息荒く反論しておられました。

ん~~、子育てには金がかかるものですが、高校までの授業料無償化ってそのごく一部ですよね?新しい人間を1人生み出せば、基本となる衣食住に加えて教育費などの文化費が必要なわけで、大学を卒業させようと思うと2000万円くらいは必要になってくるわけですよ。高校の授業料を無償化したところで、子供によっては小学校の頃に通う塾の料金の方が高かったりするのです。

私が想定しているのはそういうケチくさいものではなく、何らかの形で「親が資産ゼロ、安月給でも心配するな!」という政策です。授業料無償化はもちろん、現金、教育バウチャーで徹底的に経済面をサポートする。そして大事なのは、子作りをトレンドにすること、子供を作りたくなるような空気を形成することです。ぶっちゃけ、地方で高校まで無償化と言ったところで、そんな空気は作れないのですよ。単に制度を作るだけではなく、総合プロデュースをする必要があるわけです。その予算のことも考えると、基本的に少子化対策は国政マターでなければならないのです。

 

婚活をサポートしたところでだな

さて、婚活サポートの話に戻りましょう。

「結婚する意志はある」と言っても、それってどの程度の意志なんでしょうか?ふんわり思ってるだけでは結婚どころかなかなか彼女もできないでしょう。あるいは高望みしていませんか?意志はあるけど、【能力】が絶望的に欠如しているってことはありませんか?…って表現は差別的ですかね。

仮に4人に1人全員に結婚したいという願望があったとして、そのうち何割の人が、例えば結婚相談所を利用するでしょうか?結婚相談所を利用した人のうち何割が結婚に至るでしょうか?結婚が成立したカップルのうち何割が子供を作るでしょうか?そもそもあぶれてる人って、そこそこ高齢だったり、低収入だったりするのでは?

ちなみに、そのスペースで情報をくれた人がいまして、結婚相談所の成婚率は1割程度だと言います。だとすると、

あぶれている男性の数×結婚相談所を利用する人の割合×10%×成婚したカップルのうち子供を作る割合

で増える子供の数が算出できることになりますが、それって有意な数字になりますか?

婚活産業を完全無償化してまでやることですか?

私に悪意があるなら、婚活産業に新規参入して、知人を片っ端から入会させるでしょうね。なんせ税金で面倒見てくれるんですから。

ということで、どーにも明後日の方を向いているようにしか見えないのですよ。

 

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