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維新の文通費論争、私が答えを出します。

政治・経済

 

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支持者は何をすれば良いのか

ついでに言うと、「ケンカやめてー!分裂促さないでー!」という反応も、どちらかの陣営に入るのとほぼ同じです。誰か2人がケンカしてて、そこに別の誰かが割って入ったとします。この時、仲裁者がケンカ上手でなければ、1vs1のケンカが、1vs2のケンカになるか、1vs1vs1のケンカになるかになってしまうのですよ。つまり、「ケンカやめてー!」はきな臭い空気をより濃厚にするだけなのです。

では支持者である我々は何をすれば良いか。

前回も書いたと思いますが、せっかく論争してくれているのだから、そこから論点を抽出して我々一人ひとりが考察・議論すれば良いのです。そして論争に何かが足りないと思ったら、それを意見として議員に上げれば良いのです。

例えば私であれば、

「他の議員は論争に参加しなくても良いが、分かりやすく解説することはできるはず。グラレコかなんかでまとめてくれ」

と要望を書いていました。まあ、私程度のツイッター民が持つ影響力など微々たるものですが、少なくとも何人かの議員の目には入ったでしょう。

 

今回の論争で得られたもの

維新の文通費論争は、その論争自体を疎ましく思う声も多数ありました。

ではこの論争無かった方が良かったのか?ってところを考えなくてはいけませんが、皆さんはどう思うでしょうか。

私にとってこの部分の答えは明快です。

この論争、やって良かったに決まってます。

ほぼ毎日何かしらの番組に出ている橋下徹が折にふれ(自分で火を点けたので当たり前ですが)全国区の地上波番組でこの話に触れてくれます。これ、1回につきウン百万円ではきかないくらいの宣伝効果なんですよ。

橋下さんのやり方は実に巧妙で、褒めるべきところは自民だろうが立憲だろうがちゃんと褒める。その中でさりげなく維新の比重を上げていく。他の党では皆下を向いて避ける「政治とカネ」の話を維新だけは議論していることをアピールしてくれているのです。

決して褒めてばかりではない?足立さんはボロクソ言われてる?

だからどーだと言うのですか。

どんだけ良いこと言ってたって、それを国民が知らなければ意味がありません。

私が維新の戦略についてかねがね言ってきたことのひとつに、「バズらないことには話にならない」と言うのがあります。とにかくメディアに取り上げてもらってナンボ。良いも悪いもまずは目立たなくてはいけないのです。

たとえネガティブなことを言われたって、失礼ながら足立さんは今失うことを恐れるほどの知名度はありません。選挙の仕組み上、マイナスの票を入れることはできないのですから、どうってことないのです。一方で、足立康史の名前を知った人は、ちょっと気になってツイッターなんかで見かけるとその話に耳を傾けるかもしれません。その支持者がたくさんいることも知るでしょう。さて、これってマイナスになりますか?

過日、この文通費問題について維新党内討論が開催されましたが、あれって悪いことでしょうか?

もっと根本的なことを言いますと、この論争、維新が避けて通れたと思いますか?仮に今この問題を無視してやり過ごせたとしても、その後の維新って本当の維新でしょうか。後から思わぬ副作用が出てくるのではないでしょうか。

足立議員についてもう少しだけ

橋下vs足立論争はプロレスとして見るべき、と私は言いました、仮にこれがプロレスだとしたら、足立さんかなり下手くそなんですよね。

維新の党内討論会では橋下さんを「クズ」呼ばわりもしていましたが、それを討論会で言うことではないし、バズり目的だとしたらやはり表現が下手くそではないでしょうか。「橋下さんの指示でやった、橋下さんを守るためにやった」という発言もありましたが、これはこれで重大ファクターなので、あらかじめここを論点にすると言う前提で討論参加者に通達した上でちゃんと議論してほしかったところです。

最近、足立さんは毎晩のようにスペースを開催しては一般人の質問に答えています。実に歓迎すべきことです。

ただね、これは足立さんに限ったことではなく、全ての政治家がやるべきことだと思ってるんですが、基本的な政治理念と目下の話題について、自分はどういう考えを持っているのか、まずはブログやホームページを作って書いて置いといてほしいんですよ。

シモジモとの交流はもちろん大事でしょう。しかし、その前に、正式な「声明文」とか「論文」みたいな形で見せてほしいわけです。

なんだかんだで場当たり的な議論にしかなってないから、費やす文字数や時間の割に話がなかなか進まないのではないですか?

維新は分裂する?

維新が分裂するかどうか……は私は知りませんが、支持者の中で「大阪離れ」という動きが生じることなんかはずーっと前から分かっていたことです。「維新」と言っても元々一枚岩なんかではなく、たまたま形の合う石がハマっていただけのこと。大阪(を中心とした近畿)とそれ以外では、支持者の中でもそのイメージや求める物が異なっていたのです。

そりゃ非関西系支持者からすると、何か問題が生じた時に「思てたんと違う」となり、「大阪のために国政維新があるなら応援しねーよwwww」となるのは当然でしょう。それは今回のことで入った亀裂ではなく、元々違う石がくっ付いていただけで細い亀裂はあったのです。

先の投稿で、「維新が躍進した勝因を松井・吉村両氏は「改革の理念が理解された」と言っていたが、そうじゃないことは本人達も分かっている」ってなことを書きましたが、当の維新支持者を自称する人が維新の改革について何も分かっていないのですよ。

維新が大阪で起こした改革が「日本全体とは関係がない」と思っている自称維新支持者に、大阪の改革がなぜ日本のためになるか、今更説明できますか?当ブログではその説明もしてきましたが、あれ以上の説明は私には無理です。視野狭窄の感情型人間にはどれほど理性的な説明も通じません。これが関西系の改革を目の当たりにしてきたオールド維新支持者と、国政維新のみを見ている比較的新しい世代の支持者との壁です。

なので、私はずーーっと前から、維新の党勢拡大は、基本的には「大阪を広げる」ことによってのみ成される、と主張してきました。その際、「自分たちは権力者の食い物にされている」ということを自覚させる教育をしながら改革しなければいけないので、結構しんどいよ、と。それでもやっていかないといけませんし、現に今、国政でも地方でも党勢はかなりいい調子に伸びて行っています。

橋下vs足立バトルは、バトルそのものは些事です。何度も言いますが、対立はどうでも良いんです。そのバトルから、維新の課題を抽出することこそが肝要です。一部のアンチ足立は「維新から出ていけ」と言い、一部の足立支持者もまた「維新から出ていけ」と声を揃えているのが実に面白いところですが、これを読んでいる貴方はこの手の煽りに乗ったり参加したりしてはいけませんよ。反論もダメ。貴方が反応しなくとも、メディアは取り上げてくれるし、それを喜びましょう。そして、考えるべきことを考えましょう。

 

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