学校給食から牛乳がなくなる日。

牛乳 文化
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このコロナ危機で、牛乳の消費量が物凄い落ち込んでるんだとか。……って分かってましたよね。全国一斉休校が始まって早々、業者は悲鳴を上げていたんですから。

でもね、よく考えてください。

学校がずっとお休みになったところで、学校に行くはずだった児童・生徒が消えてしまったわけではないのですよ。皆、家で昼ごはんを食べているのです。

ということは、子供たちは学校では牛乳を飲んでも、家では飲まないということですね。

飲むとしても、昼食の時に一緒に飲むなんて習慣は、そもそも日本人にはないわけですよね。

チャーハンに牛乳、焼きそばに牛乳、すき家の牛丼に牛乳、そりゃ誰が考えたっておかしい組み合わせですから。

そのおかしいことを学校は当たり前のようにやっていたわけです。どんな献立であろうと、トレーの隅には必ず牛乳が鎮座ましましてたんですよ。

 

あ、ここから書くことはアンチ牛乳論なんですが、別に私が個人的に牛乳が嫌いってことではありませんからね。アンパンには牛乳です。しかし、あくまでそれは個人の感覚。

牛乳は体に悪い?

さて、牛乳と言えば「体に良い食品」ですよね。だからこそ給食でも必ず出てくるわけです。

ところが一方で、「牛乳は体に悪い」という見解を持つ人も相当な割合でいるのですよ。

その走りと言えば、私の記憶だとベストセラー『脳内革命』だったと思うんですが、今検索しても引っかからないので、勘違いだったかもしれません。まあ、特定の書籍に頼らずとも、牛乳害悪論を検索するといくらでも出てきます。

その理由。

牛乳は消化できない?

牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)には特定の消化酵素(ラクターゼ)が必要なんですが、このラクターゼを持つのは乳幼児まで。その後は体内のラクターゼが減少していき、大人になるにつれ牛乳の消化に難儀するようになります。子供の頃は平気だったのに、大人になったら下痢をするなんて人がいるのはそのせいなんですね。

牛乳はアレルゲンである?

もう一つは、牛乳は結構強力なアレルゲンであるということ。ウィキペディアによると、日本における牛乳アレルギー人口は鶏卵に次ぐ多さとのこと。そしてその多くは、乳幼児とのこと。

 

この2つをまとめるとですね、牛乳は、子供の世代にはアレルギー、大人になると消化酵素がないことによって、体に不具合を起こす可能性が高い食品だということになるんです。

 

もう一度言いますが、私は別に牛乳が嫌いではありません。

が、この牛乳を学校の給食で出す必要ある!?とは昔から思っているのですよ。

栄養面で言うと、とにかく牛乳と言えばカルシウムと言われますが、このカルシムも「実は吸収されない」とか「骨格は作るけど密度は上がらない」とかいろいろ言われてるわけです。この辺、専門家ではないので、どこまで本当かは分かりませんが、少なくとも、カルシウムなら他の食品でも十分摂れるんですよね。

日本における牛乳の歴史

一度、日本の古代料理を出すというレストランで「蘇(そ)」(古代のチーズ)を食べたことがあって、話のネタ以上の何物でもなかったことを今思い出しましたが、近代以前に乳製品を口にする人なんてほとんどおらず、ウィキペディアによると日本人が牛乳を飲むようになったのが明治初期らしいです。明治天皇が牛乳を飲んでいるということから、少しずつ習慣が広まり、酪農が興ったと。

さらに給食で牛乳が出るようになったのが、1954年ってことですから、終戦の9年後ってことですね。第二次世界大戦の悲惨な敗北で、欧米に対する絶対的なコンプレックスを抱いた日本人にぴったりフィットしたのでしょう。これである世代以降の日本人は毎日牛乳を飲むことになったわけです。

ということは、日本人が牛乳を食文化のひとつとして認識したのがようやく150年ほど前の話で、日本人全員が毎日牛乳を飲むようになってからまだ70年も経っていないということですね。

それまでは全くと言って良いほど体に入れない食材であったことを考えると、その歴史はあまりに短く、かつ急激な変化だと言えます。遺伝的な調整が働くのはまだまだ先でしょう。

他に優良な食材はいくらでもある

今でも製品としてはあるものの、スーパーではほとんど見ない「アカディ」という牛乳。これ、私が子供の頃にはテレビでCMやってまして、まさしく「お腹がゴロゴロする」という人のために開発された牛乳なのです。乳糖を予め消化されやすい状態にしてあるとのことですが、いやいや、そこまでして牛乳って飲む必要あるの?と。

カルシウムと言えば、魚類、大根葉やほうれん草といった野菜、昆布やワカメといった海藻類に豊富に含まれています。単位質量あたりだと、昆布は牛乳を上回るなんて話も聞いたことがあります。何よりこれらは、昔から日本人のお腹に馴染んでいる食品であり、消化酵素云々の心配があまりないと言えます。

カルシウムが問題なら、給食の隅には牛乳ではなく、もずく酢やワカメの味噌汁などを置けば良いし、たんぱく質なら納豆を食わせりゃ良いじゃん、と。

給食には無難な食材を選ぶべき

因果関係は医学的にもまだはっきりしていないと思いますが、ひょっとしたら今の日本人に花粉症・アトピー・喘息というアレルギー症状を持つ人が多いのは、牛乳が原因であるかもしれませんよね。

返す返すも申し上げますが、私は牛乳のネガティブキャンペーンを張りたい訳ではありません。

食品の生産力も流通力も格段に向上し、いろんな食材が安く手に入る今の日本で、わざわざ疑惑が持たれる牛乳を子供に毎日飲ませる必要があるの?と言うのが素朴な疑問なんです。

栄養面だけではなく、食文化の面においても、トレーの隅にはワカメの味噌汁が置かれるべきではないのかと。

 

私は好き嫌いが一切なかったし、それどころか家で婆さんが作る全体が琥珀色の料理に比べたら、学校の給食なんてパラダイスでしたから、牛乳があろうがなかろうが一番楽しみな時間が給食でした。でも考えてみたら、どう考えても牛乳はおかしい。

私が小学校の時代から部分的に米飯給食が始まったのですが、ご飯が出てきてもやっぱり牛乳がそこにいましたからね。

 

「給食にパン」と言うのは、アメリカとの政治的な取引も大きな要因でしたが、それでもその後米飯の割合は増えていきました。牛乳については100%国産のはずで(牛に食べさせる飼料まで見ると輸入品ばっかりでしょうが)、一応は外国とは関係なしにやめてしまうことができるはずです。もちろん業者さんは災難ですが、ここはひとつ牧場をきくらげとかワカメの加工工場か何かにして……というのは無責任でしょうか。

いずれにせよ、学校給食は個別に用意するのが難しいシステムですから、その食材は最大公約数的なものを選ぶべきだと思います。そしてそこに牛乳は入るべきではないし、現在一部の自治体でやってるように、せめて数パターンから選択できるようになりゃいいのになーと思のであります。


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