箸の持ち方で他人に迷惑はかかるか

箸の持ち方 文化
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箸の持ち方が悪いと損をするのか

お箸の持ち方がおかしいと、お嫁にいけない?あるお母さんのツイートが話題

私、小学校4年生まで箸の持ち方が滅茶苦茶だったんですよ。

で、4年生の時に直したんですが、別に親のしつけとかじゃなかったんです。

それまでも他人から「なんちゅう箸の持ち方しとるんだ」と笑われたことは何度もあったんですが、特に気にすることはありませんでした。

10歳で突然直したのは、本当にこれというキッカケもなかったんですよね。

ただひとつ、「早く大人になりたい」という願望だけはずっとあって、そのためにはまず食だ!と個人の改革が起きたのが10歳だったんです。

箸の持ち方以外にも、食べ物の好き嫌いがなくなりました。辛い物、苦い物も食べるようになりました。

それで大人に近づけたような気がしたわけですよ。

「正しい箸の持ち方」には合理的理由がある

で、箸の持ち方を正しく変えてどうなったかと言いますとですね……

笑われなくなったのは当然として、何より物が食べやすくなったんですよ。

「正しい箸の持ち方」には実は合理的な理由があって、正しく持てば2本の箸の開く可動域が広がる上に閉じる際にも開く際にも力が入りやすくなります。

閉じる際にはある程度の角度ができるため、滑りやすいものをつまむことも容易になります。豆もつまめる、豆腐も掬える、きれいに魚の身をほぐすこともできるようになるわけですよ。

さてさて、この話題の発端となったツイートです。

このツイートには複数の突っ込みポイントがあってややこしいんですが、主旨引用しつつ整理していきましょう。



箸の持ち方で人に迷惑をかけることはない?

しつけやマナーは「相手を不快にすること」以外は我が家は全然重要視してない。 社交界にいくこともないしね

このママいわく、箸の持ち方で人を不快にすることはないとのこと。

ふむ、そうなのかもしれません。私は結構不快になるタイプなのですが、それは気にしている私の方に責任があるのかもしれません。

しかしですね、それ言っちゃうと、人間社会に存在するマナーや礼儀、あるいは行儀といった価値観はこの一言でほとんど否定できちゃうんですよ。

あまりに奇抜な格好や、いわゆる公序良俗に反するファッションは目に入るだけで不快な場合があります。それって不快に思う方の責任でしょうか?

私がよく使う極端な例としては、挨拶というのもそれ自体何の意味もない行為です。知人と会った時に「こんにちは」を言わなかったからと言って、その相手が痛い思いをするわけでも、100円損するわけでもありませんが、相手は「不快」に思うことでしょう。

加えてこのツイート主さんは、
「社交界にいくこともない」
と書いていますが、社交界なんて関係ないんですよね。

箸は、最底辺の庶民を含めたほとんどの日本人が使うものですから、この一言は詭弁ですらないのです。

結局このママは娘の箸の持ち方を直したいのか否か

子育てしてみたらわかると思うんですけど、子どもって全然思い通りにならないんです

『恥をかくのは娘さんだから、親がしつけをしろ』という意見も多かったですが、娘が持ち方を直したい時はもちろん手伝いますし、直す必要がないと娘が思うなら、直さなくてもいいと思います

よく分からないのですが、この人は結局のところ、子供の箸の使い方は「直せるなら直すべき」と考えているのか、「どうでもいい」と考えているのかハッキリしないんですよね。目の前にぶつけられた言葉に反応しているだけで、論理立ってないのですよ。

「どうでもいい」と思っているのなら、「子供は思い通りにならない」の一言は関係ない話で言うべきことではありませんし、「直すべきだ」と思っているのなら「他人が不快にならなければいい」とは矛盾します。

「叩くヤツよりマシ」というドサクサ暴論

賛同コメントの中には「箸の持ち方がおかしい人より、よその子のしつけで叩くヤツの方が問題だ」という旨の意見もありましたが、そもそもこの2つは比べるものではありませんし、これまた「それ言っちゃったら何でも正当化できる」相対化論法なのですよ。

で、たしかに「叩けるものは何でも叩く」のが趣味みたいなヤツがネットにはたくさんいることは事実なんですが、その逆に、「自分の気に入らないことは全員その括りに入れてしまえ」という手法もまた暴力的です。

叩かれるのが嫌ならわざわざ不特定多数に発信などしなければ良いんじゃないでしょうか。

ツイ主氏は「お嫁にいけない」という慣用句を知らなかった…?

最も重要なことを最後に持ってきました。

ツイート主さんは、娘さんの学校の先生の

お箸の持ち方がおかしい。お嫁にいけんよ

という言葉に強く反発しています。

「Aなんてことをしてたらお嫁にいけない」

と言われたら、普通はまずAの内容に着眼するはずなのですが、この人は「お嫁にいけない」で発火してしまったわけです。

しかしこれ、どう考えても先生が本気でその子の結婚のことを考えているわけではありませんよね。

「嫁の貰い手がない」
「ろくな死に方しない」
「バチがあたる」
「もったいないお化けがくる」
etc……

これらは全て、「やってはいけない」ことを示すためのお決まりのフレーズでしかありません。

「結婚できない」は、男女問わず、「社会人として真に自立し、新しい家庭を持ち、子をしつけ、若者を指導する立場になる」資格がないということに他なりません。

つまりは、「ちゃんとした大人になりたいなら、箸くらいちゃんと持て」というありがたい指導だと思います。

で、この人の場合、ひょっとしたら「嫁の貰い手がない」という慣用句を知らないのでは?と私なんぞは思っています。若い人だと場合によってはほとんど聞くことなく育ってきた可能性もありますからね。

バズり気質の典型ブロガー

いずれにせよ、あまり頭がよろしくないと私は判断したのですが、ブロガーとしてはこういうのがウケるんですよね。

天然でやっているのか、辻ちゃんのように計算でやっているのかは分かりませんが、ある種の人間を惹きつける魔力みたいなのがあるんですよ。ブログ運営者としては羨ましい限りです。

箸の持ち方は外国人に学べ

さて、箸の持ち方の話に戻りましてですね、「他人に迷惑かけてない」って言っても、観光やビジネスで日本に来た外国人がそんな箸の持ち方を見てマネされたらどうするんですか……って一瞬思ったんですが、最近は外国人の方が箸の持ち方上手いんですよね。

大阪の近くに住んでいるもんで、遊びに行くとなると近ごろは外国人だらけなのですが、彼らの箸の使い方の上手さにはいつも驚かされます。

日本人のうち、綺麗な箸の持ち方をしているのは多分2割いるかいないか程度。5割が「まあいいでしょう」のレベルで残りの3割がどうしようもない持ち方をしています。あ、私調べね。

これは幼少の頃から箸を持たされて、その時になかなか正しい持ち方ができず、しまいにそれがクセづいてしまうからでしょう。

一方で外国人は手の大きさや筋肉が十分発達した状態で、「箸の持ち方マニュアル」を参考にして持ち方を学ぶから、多くの人はちゃんと持てるようになるんじゃないかと推測します。

これからは外国人に箸の持ち方を学びましょう。

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