小泉進次郎と滝川クリステルが結婚ですって。
そういや滝川クリステルについて前のブログで小ネタ書いたことがあったんですが、思い出していろいろ付け足してもう一度書きます。
私の滝川クリステルに対してアホっぽいイメージがこびり付いているのは、東京オリンピック誘致活動の際の、例のアレ、「お・も・て・な・し…オモテナシィー」ですよ。最後に合掌してたでしょ?
あの合掌って、一体何の意味があったんですか?
私、いまだに分からないんですよ。
日本における合掌の意味
宗教的な意味で手を合わせるというしぐさは何も仏教だけではありませんが、挨拶のたびにいちいち手を合わせるというのは仏教ですよね。しかし、日本はそこまでブッキョーブッキョーしてません。
じゃあ、日本人が手を合わせるのはどんな時かを考えてみましょう。
初詣などで神社にお参りする時
お墓にお参りする時
ご飯を食べる時
人にお願いをする時
これらの共通点は何か、分かるでしょうか。
「あの世との繋がり」
なんですよ。
神社やお寺は説明が要りませんね。ご飯を食べる時の合掌は具体的な相手は人によって多少の違いがあるかもしれませんが、五穀豊穣の神様であったり、ご先祖様だったり、食材となった生き物だったり、要するにこれも「あの世」に向かって感謝の意を込めているわけですよ。「お願い」も神様へのお願いの様式を人にも転用したものですね。あるいは「神に誓って」という意味もあるだろうし、「命を懸けて」という意味もあるかもしれません。
と、考えた時に、じゃあ「おもてなし」でなんで合掌する必要があるの?という疑問が浮かんできます。考えてみたけど、理由がないんですよ。
よく分からない合掌の正体
そうなると考えられるのはひとつ。逆輸入です。
外タレ、つまりハリウッドスターなんかが映画のキャンペーンなんかで来日すると、挨拶する時に合掌しているのをよく目にしませんか?あれなんですよ。ジョニー・デップやらブラピやらがやってますよね。
「お前ら仏さんの国やろ?わしら外人が手合わせたりすると有難いやろ?可愛げあるやろ?ほなやったるがな」
とばかりにやってるうあれです。
外国人は日本のことなんぞよく分からんからそういうことをする…それは分かるんですが、どういう訳か、その様子を見て最近日本人がマネしだしてるんですよ。ジョニー・デップがやってるの見てカッコイイ!って思っちゃったんでしょうかね。日本人のタレントが日本のトークバラエティーの番組に出るのに、手を合わせながらペコペコお辞儀しながらステージに出てくるわけです。私が確認した中では、例えば竹中直人なんかがやってましたよ。
デタラメな日本文化を発信してしまった滝クリ
んで、挙句にアナウンサーという職業にいた人が、世界に文化を紹介する日本人として、訳の分からない合掌を披露しちゃったと、そういう訳なんですね。ついでに言うと「オ↑モテナシィ」というアクセントもよく分かりません。
オリンピック誘致のプレゼンとしては、当時の都知事だった猪瀬の英語でのスピーチもものすごく気持ち悪いものだったことも相まって、日本人として何だかもう見てられないような恥ずかしさに襲われたことをよく覚えているのでした。
世界に向けての発信なんだから、世界に合わせるってことはもちろん必要。しかし、それってつまり「外人に媚びを売る」ことになっちゃうの?と。結果的に誘致には成功したから良いんですが、にしてもですね、プレゼンの段階でプロのエンタメ系放送作家雇って、「お、日本、なんかすごいぞ」と思わせてほしかったなーと。
何が言いたいかと言うと、この結婚、割とどうでもいい。
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