【犬のしつけ】なぜでたらめなしつけ論が流布するのか

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例によって「甘噛みさせるな」論

さて、つい1週間ほど前の話です。

散歩してたら最近知り合ったそこそこいい齢のジャックラッセルがいました。

結構人懐っこくて可愛いんですよ。ところが、相性の悪い犬を前にすると豹変してケンカを売りに行くのだと。加齢により最近ではあまりなくなったけど、ジャックラッセルですから止めるのも大変で苦労したと言います。

その話を聞いている間、私はその犬とイチャついてるんですが、私のイチャつき方は、顔をクシャクシャーとして手を無理やり口に入れるという方法。必然的に甘噛みしてきます。

すると飼い主さん、
「ほら、こうやって噛んでくるんです」

驚く私。

「え、いや、これは僕がわざと手を入れてるんですよ」

「でもほら、歯を立てるでしょ?歯は立てちゃいけないのに」

歯を立てない?アムアムしろってか?

「ひょっとして甘噛みさせるなって教わりました?」

「ええ、甘噛みはさせちゃいけないって。歯を立てさせるのはダメだって言われました」

なるほど。

で、甘噛みさせないようしつけた結果、ケンカするような犬になってしまった、と。

そりゃあやっちゃいますわな。
どのサイトや教本見たって、「甘噛みさせるな」って書いてあるんだから。
私のように「どんどん甘噛みさせろ」なんて言うのは、少数派……というより、ムツゴロウさんくらいしかいません。

しかしながら、なぜ甘噛みがいけないのか、その理屈がいまだにサッパリ分からないのです。

先日紹介した『ペットトゥモロー』なる犬の情報サイトでも、「オオカミがやってるからと言って人間がやってはいけない」みたいなことが書かれていましたが、それもなぜなんでしょうね。

私の考えは全く逆で、あくまで「犬の本来の姿」をベースにしながら人間社会にフィットさせるという手法を採ります。

これは単なる「考え方の違い」にとどまりません。傲慢な言い方になりますが、「甘噛みさせろ」という私が正しく、「甘噛みさせるな」という巷間に流布した教えこそ間違っているのです。

その理由は過去にも書いてあるので、ご参照頂くとして。

 

デタラメなしつけ論が幅を利かせる理由

なぜこういうデタラメがまかり通るのかを考えてみたところ、もう単純に、「そっちの方が楽で、上品だから」くらいしかなさそうなんですよね。上っ面の言葉の表現が何となく耳に心地良いんですよ。

「叩くのは暴力です」
って言われたら、誰でも否定しづらいですよね。

「犬はやさしく言えば心が通じ合うようになります」
って言われたら、何となく心が温かくなりますよね。

でもそんなしつけ論、ウソですけどね。

ウソであっても、何となくイイ感じに映り、共感を引き起こせばそれが正しいと錯覚されてしまうんです。

 

あなた、本当に犬が好きなの?

そもそもですね、犬同士を遊ばせた時にやってるあのプロレス(わんプロって言うらしいですが)、犬好きのくせにアレをやりたくないのですか?私はあれをやりたくて犬飼ってるんですけどね。でもあの様子、相当強く耳や首元を噛んでいて、「暴力」と言ってしまえば「暴力」ですよね?で、その「暴力」で、犬が悪くなるんですか?

 

「犬と心を通わす」???

そんな据わりの良い字面だけで中身のないしつけ論が流布しているから、いつまでたっても自分の犬のことすらよく分からず、攻撃性や無駄吠えで持て余す飼い主が減らないんでしょう。

犬を飼い始めたなら、上から「ヨシヨシ」じゃなく、自分が地べたに這いつくばってプロレスやりゃいいじゃないですか。それでしつけなんて意識することなく犬は賢くなっていきますよ。

私は現時点で3匹犬を飼っており、うち生え抜きが2匹。その2匹は子供の頃からプロレスで遊び倒して、パーカーの袖もボロボロにされましたし、手にも引っ掻き傷がよくできたものです。

で、その犬たちがどうなったか。

無駄吠え?一切しません。

ケンカ?一切しません。

無駄吠えやケンカは、「無用なピリつき」による行動ですが、自分のボスが十分に強ければ神経がピリつくことなんてないんですよ。
神様の下で修業した後の悟空だと、桃白白くらいの相手ではアドレナリンも出ませんよ。

間違ったしつけ論は、人間目線に囚われていることが原因

こういったしつけ論に根拠らしい根拠はありません。
言ってみれば「自分たちが不快だから」こそが唯一の根拠なんです。歯を剥いて何かを噛むのは見たくない、ましてやその対象が生き物であり、自分の手であってはいけない、という感覚でしかないのです。
その人がそう思うのは勝手ですが、だったら犬ではなくAIBOか何か飼ってりゃ良いんですよ。

 

またも過去に書いたネタになりますが、リンク貼らずにリライトします。

犬におやつを与えたがる人の話。私の場合であれば、何のためにおやつを与えるかという理由があるんですが、犬のおやつを与えたがる人の多くはおやつを与えること自体が目的になってるんです。女性に多いんですが、彼女らの多くは「おすわり」すらさせずに与えようとするんですよ。これ、すごい迷惑なんです。

おやつを出した時点であちこちから犬が群がります。おやつを持った手を前に出しただけで食べても良いというルールでは、すべての犬が我先にと手に飛びつき、勢いで手を噛んでしまうこともあります。

その人が噛まれる分にはまったく問題ないのですが、「おやつを見たら早いもの勝ちで飛びつく」という癖が付いてしまうと、他の人に対しても同じことをやってしまうようになるんです。もちろん、犬同士のけんかを誘発することにもなります。

で、それを防ぐために、うちの犬が飛びつこうとしたら私はパシッ!と頭を叩くわけですが、するとおやつを与えてる人は「頭はやめてあげてー!」などと言うのです。いや、だったらまずアンタがやめろ、と。

この人たちにとって大事なのは「画」であり感覚です。
「人が犬におやつを与える」という画は、温かいものであって犬の不利益につながるなんて思考回路は持ち合わせません。

他方、「犬の頭を叩く」という行為は、いくら強さを加減しようが叩く理由があろうが、その手の人たちにとっては画的に「虐待」という認識を持たれてしまいます。

すぐそばには、若いくせに毎日毎日ベンチに2時間も3時間も座りっぱなしで犬に全く運動させない飼い主がいます。私から見れば「酷い虐待」なんですが、コイツに虐待を指摘する人なんていないわけですよ。画的に虐待ではないから。

 

「虐待ダメーーー!」な人の心理

さて、一旦先日投稿したペットトゥモローについての記事に話を戻します。

このライターさんは、「とにかく暴力はダメ」「恐怖で犬を支配するな」とは書いていても、代案を提示していないことが問題だと私は指摘しております。

では彼女はなぜこんなことを書いているのでしょうか。

考えられる可能性の一つは「小遣い稼ぎ」。記事を書けばわずかばかりであっても原稿料がもらえます。ネタはないけど書けば読まれるであろう、そして特に間違いが指摘されるような話でもないだろう、と。

確かに一見悪いことは書いてなさそうだし、なんせ中身がないから指摘もされません。

もうひとつ。「自分が虐待されて育ったために、体罰嫌悪に陥っている」という可能性。虐待されて育つと、精神的に未熟であったり、あるいは不安定であったり、論理的思考力が欠如したりなど良いことがありません。

そして自身に被虐経験のある人が虐待の害悪を語る場合、論理性が欠如していることが多く見受けられます。なんせ虐待を受けて育ったのですから、まともな思考力や精神的バランスが保てないってことは十分あるわけですよ。で、皮肉にも虐待を受けたことの害悪を主張することを、虐待を受けたことによって生じた不具合が邪魔をするという結果になります。

女性差別を受けた女性が短絡的に男性嫌悪に陥るのも、たまたま受信した医者の態度が悪かったからとすべての医者を信用しなくなるのも、安田純平の件があるからジャーナリストなんてと思うのも全部同じです。

「虐待の本質」については……書いたような書かなかったような、ちょっと記憶が定かではありませんが、ここではそこまでは踏み込みません。

ここで指摘したいのは、主観的な感覚をそのまま拡大して一般論化しようとしている愚かさです。

もちろん、この項だけを読んで「このブログ主は虐待を奨励している」なんて解釈する人もまた愚かですよ。

「噛ませないしつけ」がもたらす厄災

本題に戻りましょう。

腫れ物に触るような、このようなしつけ手法は、「効果が薄い」ならまだしも、「悪いことの方がはるかに多い」ことが問題です。

一つには今回のケースのように凶暴性となって表れるケース。

他には「無駄吠え」。

ここまでは明確に悪いことであり、人に迷惑もかけるから、間違ったしつけ方であることもまだ認識しやすいんです。

厄介なのは「ものすごい怖がり」とかいわゆる「ハンドシャイ」みたいな、人に迷惑をかけない症状です。

人に迷惑をかけないなら良い?

犬好きな人が触ろうとしても逃げる、よその犬とも一切遊ばないような犬が幸せそうに見えますか?私から見れば異常であり、犬が可哀想ですよ。

こうなると、しつけ論以前の価値観の問題になってしまいます。すなわち、そもそもどんな犬になってほしいと思って育てているか、なんですよ。

うちの場合だと、「私がいつ死んでも犬はそれなりに幸せになってくれるよう」しつけをしているつもりです。

犬にとって飼い主がいなくなるというのは最悪の事態ですが、割と多く見られるケースです。もしそんな事態に陥った際、犬が極度の飼い主依存、極度の怖がりだともう地獄ですし、引き取りたいという人も少ないでしょう。

うちのように、撫でてくれる人であれば飛んで行くし、言うことも聞く犬であれば、飼いたいと思う人が多くなるだろうし、犬のストレスも最低限で済むでしょう。

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