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誰でも簡単にできるダイエット♪(後編)

医療・健康

からのつづき。

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誰でも簡単にできるダイエット法

後から怒られるのは嫌なので、先に結論を書いておきます。

「食わなきゃ痩せる」

よく「私って食べなくても痩せない体質の人なのぉ~♪」などと言う人がいますが、物理法則的に考えてもちょっとあり得ない話です。空気中のハウスダストを吸収したりしてるんでしょうか。

「食べない」と言ったって全く食べていないことはないでしょうから、今食べている量を減らせば確実に痩せることはできます。

ただし、これは目的がとりあえず「痩せること」って話であって、健康になるかどうかは知りません。

私が食事を減らして筋トレするようになったのは、痩せるためでもスタイルを良くするためでもなく、「まだ小さい子がいるうちに病気になるわけにもいかず体を健康に近づけたかったから」です。結果、いわゆる血液検査では高めだった尿酸値や血糖値がクリアされ、付随的な効果として体重も1か月に1kg以上のペースで減っていきました。

 

長生きスイッチ「サーチュイン遺伝子」

一旦ここで理屈の説明にいきましょう。とはいえ、ちょっと意識の高い人なら誰でも知っているであろう一般的知識の整理です。もちろん、あらゆる学説には多かれ少なかれ仮説の部分があるのでそのおつもりで。

いつの時代からやっているのかは知りませんが、多くの動物園では週に1度「絶食日」を設けているらしいです。これは、胃腸の中を完全に空っぽにして内臓を休め、免疫力を高める効果を目論んでのこと。ただし、肉食動物。草食動物の場合、食べ続け、咀嚼し続け、消化し続けることによって、【酵素】を維持しなければならず、途中でお腹が空っぽになってしまうと消化酵素が失われて胃腸の調子を崩してしまうんだそうな。ちなみにうちの犬(当たり前だけど肉食)の場合、1日2食というリズムで、「2~3食与えて1食抜く」というサイクルを繰り返しています。これで1週間に3~4回は「24時間空腹状態」が得られることになります。ちなみに、実年齢より相当若いです。

さて、この絶食効果には遺伝子レベルの根拠があるらしいと分かったのが2000年あたりのこと。発動すると長生きするとされる「サーチュイン遺伝子」には、いくつかの引き金があり、そのひとつが節食なのだそうです。

ただこの「節食」が具体的にどういうものなのか、主張する人によってバリエーションがあります。ひとつは「とりあえずカロリー制限」。いわゆるダイエットには当たり前の黄金律ですね。もう一つが「総摂取カロリーは問わないが、一定時間空腹状態にすること」。これが近年話題になっている16時間空腹ダイエットですね。私の場合、単なるカロリー制限って面白くもなんともないので、後者を採り入れています。

 

食事の回数

私はこれまで1日に2~3食食べていたのを1~2食にしただけです。必然的に週のうち数回は嫌でも「16時間空腹」状態を作れることになります。

職場や学校の都合で1食は必ず12時台に食べなければいけないということであれば、2食目は20時台までに食べれば良いということになります。つまり、朝食を抜いただけで当たり前の食生活って感じですね。しかも、16時間さえ空腹状態を維持すれば残りの8時間は何をどれだけ食っても良いとされているのですから、食事の娯楽性も十分確保できそうです。

「食事の回数を減らすことができりゃ苦労しない!私は食べたいんだ!」

ですよね。この辺は意志の強さに関わることで、「ご自由にどうぞ」と言うしかないのですが、敢えて心理面でサポートできるとするなら、空腹でお腹が鳴ったら、

「あ、サーチュイン遺伝子が活性化してる!肝臓からエネルギーが消費されていってる!脂肪が燃焼を始めてる!さて、夜は何食べようかしら♪」

と思えばちょっと楽しくなるのでは?しらんけど。

 

理想的な運動

さて、次は運動の話。

絶食(カロリー制限)すれば手っ取り早く痩せることはできます。しかし難点なのが、絶食は脂肪だけではなく筋肉も分解してしまうというところ。つまり、食べずに痩せるというやり方は、サーチュイン遺伝子を活性化し、内臓も健康になるかもしれませんが、一方で食事の量を戻すと筋肉が落ちた分代謝が悪くなり、痩せにくい体になってしまうというわけです。これがいわゆる「リバウンド」ってやつですね。

ってことは、対策としては「タンパク質を多めに摂って、ほどほどの運動をすること」となります。

「スタイルを良くしたい」といういわゆるボディーメイク目的なら激しい運動や筋トレも必要なんでしょうが、純粋に健康の実現ということであれば必要なさそうです。ほどほどの運動と言えばウォーキングですが、そのウォーキングの方法も最近ではかつてのものと少し違ってきていて、「1日8000歩、そのうち20分は早歩き」というのが良いのだそうな。このやり方が、筋肉量を維持し、心肺能力を高め、脂肪を燃焼し、サーチュイン遺伝子を活性化する、最も効率的なやり方だと言います。

私の場合は、テレビやネットの動画を観ながらやりたいので、家の中で踏み台昇降をします。最近は(ワイフが勝手に買った)ステッパーを使ってますが、これがなかなか良い。踏み台昇降は人によっては膝や足首を痛めることもありますが、ステッパーは圧力のみで衝撃がかなり抑えられるので、その心配も少なそうです。ちょうど「その場で山登り」してる感覚ですね。

  

これは言うまでもなく、私には時間的余裕があまりない上に、観たいアニメ、ドラマ、映画が腐るほど溜まっているのでこうしているだけです。フィジカルだけでなくメンタルの向上も目指す場合は、外でのウォーキングをお勧めします。「徒歩」の限界くらいまでの速さで30分歩けば、嫌でもトランス状態になり、メンタル面でのポジティブな作用が期待できます。また、外を歩くと脳がクリエイティブになるらしいので、何かしらのお悩みや思案に答えが出てくることもあるかもしれません。

 

食べることを我慢できない!

痩身という意味でのダイエットにおいて、最大の障壁は「食欲の制御」でしょう。

ということでいくつか対策を。

食べ方は一切変えない

サーチュイン遺伝子だの16時間空腹だのの話は一旦忘れて、ただ「今までよりは健康になれればそれで良い」ということであれば、食事パターンは一切変えずに、運動だけをするという手もあります。ただし、「変えない」のが大事なのであって、増やしてもいけません。

なんせ、30分の速歩きで消費できるカロリーはおにぎり1個分にも満たないのです。「運動するといつもよりお腹減っちゃうのよねー♪」と今までよりも多く食べては意味がありません。

 

1日2食はかなり簡単

先述の通り、16時間空腹ダイエットの規則に従うなら、最初の食事を昼12時台にすると、2回目であり1日最後の食事である夕飯は8時台にする。これだけでOKで、しかも何をどれだけ食べても良いとされています。

実質的には、朝食を抜くだけであとはかなり緩い時間制限があるだけ。かなり簡単です。すでに朝食は食べないという人もかなりの割合でいます。

そもそも、朝食をしっかり食べるという行為が健康の象徴のように言われますが、こんな慣習はエジソンがトースターを売り出すために作ったコピー(頭を良くしたいなら朝食を食え)に基づいたフィクションであって、それまで(日本で言えば幕末あたり以前)は、世界的にも朝食は食べない方が多数派だったと言います。

身体が出来上がっていない子供のうちはエネルギーを貯め込みづらいので細かく何度も食事をする必要がありますが、内臓が完成した成人であればきっちり食べる必要などないと考えるのが妥当でしょう。肉食動物など何日も餌にありつけないということが自然界では当たり前にあるわけでして、雑食である人類だって、むしろ間を空けた方がいいんじゃないの、というのが空腹系ダイエットの基礎的な土台になっているようです。

 

腹が鳴ったら「健康になった」と思え

空腹でお腹が鳴ったら、その分だけサーチュイン遺伝子が刺激されて健康になったと思えば良い。これは南雲医師が実際に自署で書いていることです。

 

腹が減ったら次の食事を想像せよ

例えば、当面の間「1日1食」を目指すとします。それまで1日3食食べていたとしたら、結構つらいものがあるかもしれません。夕飯までは何も食べられない、お腹が減る、食べたい……そう思ったら、「夕飯にどんな美味しいものをどれほど食べようか」と想像するのが効果的です。

今起きている渇望を今埋めようとするのがダメなのであって、「今欲しがってるからそれを夕飯の時間に満たしてあげよう」と考えれば空腹状態は希望になります。

 

空腹は意外と簡単に慣れる

「突然食事回数を減らすと、空腹でふらつく」なんて人がいますが、これについても南雲医師が回答していて、いわく「空腹即カロリー補給という習慣を体が当たり前だと思い込んでるから。与えなければ体の中に貯め込んでいる燃料を消費しようとする」のだそうで。

要するに、人間の体は空腹時にでも生きていけるよう、肝臓にグリコーゲンと言う形で、あるいは体中に脂肪という形で、燃料を貯蔵できる仕組みを持っています。しかし、飽食の現代人はこの予備燃料を使う前に次から次へと燃料補給する食習慣がついているためになかなか消費できません。

一旦空腹状態に慣れてしまうと、肝臓のグリコーゲンや脂肪からエネルギーを取り出す体になっていく、というわけですね。

私の感覚だと、飢餓状態は2日で慣れます。とりあえず2日間だけ我慢すれば、1日1食でも「我慢できる」前に「お腹が空かなくなる」のです。

 

空腹ダイエットの注意点

当然ながら、もともと糖尿病などを抱えている人は空腹状態になることに対しては注意が必要です。低血糖で倒れてしまっては元も子もないので、医師に相談の上で。

もう一つ。汗をかきやすい人が真夏に食事の回数を減らしてしまうと、危険がことがあるかもしれません。例えば、朝食を抜いて外を歩いたり屋外の作業をして大量の汗をかくという場合、体内のミネラルが不足して意識薄弱、筋肉の痙攣などを起こしてしまう可能性が上がることになります。

対策としてはごく当たり前の熱中症対策を念頭に置いておけばいいでしょう。つまり、塩飴を舐めるとかスポーツドリンクを飲むとか、です。

 

防風通聖散は効く!?

おまけとして。ダイエットと言えば漢方の「防風通聖散」が有名ですが、これは効くのかどうか。

実は私も一時期飲んでいたことがありますが、私の場合は勝手な解釈で、「この薬は脂肪燃焼を促進するものだろう。であれば、疲れずに運動が続けられる効果が期待できる」と思ったからです(コストコでこれが安いから買ってきてくれと頼まれたついでに自分の分も買ったというのが直接のきっかけでした)。

飲んだ実感としては結構なもので、飲み始めてしばらくの間はお腹がギュルンギュルン鳴って緩くなります。いかにも「何かが排出されている」という実感だけはありました。が、実際に痩せ始めた時には、飲むのを忘れてしばらくしてからのことでした。そもそもあまり薬には頼ろうとは思ってなかったので。

しかし、私の知人の中高年女性は、食事を変えず、運動も一切せず、これを飲み続けるだけで10kg程度の痩身に成功していました。

それが体に良い事かどうかはともかく、運動と組み合わせてこれを飲むというのは結構効果が期待できるかもしれません。

 

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