スポンサーリンク

よその子供に食事のマナーを教えるべきか

育児・教育

先日、法事で親戚の集まりがあったんですが、そこで見たよその子供の振る舞いに驚きました。

まず5歳の男の子。天真爛漫で賑やかな子供です。可愛いと言えばたしかに可愛いんですよ。

しかしですな、料理が運ばれてきてなお走り回る、座布団をばたばたやって埃をたてる等やりたい放題。さらに、目の前に出てきた料理を見て、
「これ食べなーい!」
「これ嫌ーい!」
「これも嫌ーい!」
とどういうわけか出席者全員に聞こえる声で発表。

まあ、5歳ですから。

……で許されるかと言うと、その子の知能レベルを勘案すると、私であれば許していません

私は結構潔癖症で、食事が並べられている状況で上着の着脱をされるのも嫌なのですが、そこはさすがに文句など言えません。しかし、座布団はおっそろしいほどの埃が出ます。これを嫌がるのは私だけではないはず。

そして教えれば子供にも十分理解できることのはずです。

さらに驚いたのはそのお兄ちゃんで、小学4年生。
体型はぽっちゃり、ハッキリ言えばデブです。
“親戚のおじさん”としていろいろ話しかけるんですが、その子のコミュニケーションの取り方は、ニヤニヤしながら首を縦に振るか横に振るかだけです。
そして体型の通り、人の残した料理まで食べるんですが、その食べ方が問題でして、自分の分を食べ終わった後、早々にニンテンドー3DSを取り出して寝転びながら遊んでるんです。プレイに一区切り付いたら手を伸ばしてパクッ!再びゲームに興じ、一区切り付くと手を伸ばしてパクッ!

ちょっと目を疑いました。両親はその光景を見守るだけ。

どうもその家系は、「叱らない」文化を持っているようで、30を遠に過ぎた男も、我々他人がいる目の前で箸を持つ方の肘をついてメシ食ってるんですわ。

お前ら全員正座で並ばせて端からビンタしていったろか!!!

言うまでもありませんが、同じく小4のうちの息子は絶対にそんなことはしません。もし仮にその場にいて、友達が同じことをやってるからと自分もマネをしてやろうものなら、その瞬間に壁にぶっ飛んでますよ(←大げさに書いてます)。

寝転んでゲームをしながらご飯を食べてもいい。

おっさんになっても、人前で肘をついてご飯を食べてもいい。

そういう文化もある。

……と私は思いません。

肘をついて食事したり、いわゆるクチャラーだったりするのは、少なくとも日本国内では普遍的にNGとされるもので、「個人の自由」であってはいけないものでしょうし、知らないうちに他人を不快にさせていることでしょう。そして、知らないうちに人が遠ざかり、知らないうちに自分が損をすることになります

であれば、子供のうちにしっかり躾を施しておく必要があります。

残念ながらこの4年生の子は、10歳でこの様子だと20歳になっても同じことをやっているでしょう。そして、親戚である30過ぎのおっさんのように、肘をついて飯を食うような大人になってしまう可能性大です。

ここで悩むのは、その子のためを思って注意してやるかどうかです

例えば、その子だけがうちに遊びに来ているなら注意します。息子の同級生でも同様です。「うちにはうちのルールがある」という名目でマナーを教えてやるわけです。

しかしこのケースでは、当のしつけ役である両親が目の前にいるわけですよ。つまり、他人がいる空間において、親の公認でそんな食べ方をしているのに、私が注意したところでどうなるのか。まず親を理解させるというところから始めなければいけません。これ、難しいですよ。

両親がいる前で普段どおりのことをやったらよそのおっさんに叱られる。
自分たちがいる前で自分の子がいつもどおりの食事をしているだけでよそのおっさんに叱られる。
そこに生まれるのは負の感情だけ、という可能性が少なくありません。
結局私は無表情でその場をやり過ごしました。

「子供にも人権はある」
と言ってもその権利は本人に行使や主張することはできない幻想的なものであり、所詮子供は親の所有物です。そしてどんな家に生まれるかは運でしかありません。

このことについてはまだ言いたいことがあるのですが、長くなるのでまたの機会に。


!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:’https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’);

小ライスのツイッター
https://twitter.com/shorice_hitotsu

コメント

タイトルとURLをコピーしました