変わるべきは犬ではなく飼い主。

ジャックラッセル しつけ

私のツイッターより。


「この子、本当に憶病で、人にも犬にも近づかないんです」
「そうですか、ではでは…」

と犬に近づく⇒犬逃げる⇒飼い主それに合わせてクルクル回る⇒オレクルクル回る。

アホか、リードの固定くらいしろよ。

飼い主のこの行動が全く理解できないんだが、実は予め言ってるのよ。「犬に合わせて飼い主が動いてはいけない」って。んで、私が触ろうとすると、逃げる犬に合わせて自分が動くって、バカにしてんのか?と。ずっとクルクル回ってろってか?

私が犬について詳しいと思って相談してきてるんなら、私を信頼すれば良い。こちらは咬まれたところで絶対に文句言ったりしないんだから。これやられると本当に脱力して「もういいや」ってなってしまう。どうせこの飼い主に修正は無理だ、と。

人も犬も怖がる犬って、近づき方というのがあるんだけど、それをやってダメなら、力づくで抱っこするしかない。ただし咬まれたり暴れられたりしても動じない人でないとダメ。で、とにかくじっとして「自分が安全な存在である」ということを犬に教える必要がある。

「犬が嫌がることしちゃダメー!」のエセトレーナーに言わせたらこんな方法は絶対ダメってことになるが、そんなトレーナーにこういう犬は修正できない。子供が嫌がるからって予防接種もさせないのか?って話だ。

小さな苦痛を乗り越えさせて大きな苦痛から解放してあげる、あるいは快楽を教えてあげる。大人になるというのはこういうことだ。


ツイッターなので少々言葉遣いが少々乱暴になってしまっている点についてはご容赦ください。

この飼い主さんに対しては、その前から幾度となくふんわりと相談を受けていて、その度に「まずはリーダーウォークを」と指導していたんですよ。その他にもいろいろと説明した上でね。

で、その時は「ふむふむ」と納得して真剣に聞いているんです。

ところが、いざ私が触ろうとすると、犬に合わせてクルクル回り始める。そうです、この人、いくら相談して私から指導を受けようが、リーダーウォークなんてしてないんですよ。

典型的な「悩むのは大好きだけど考えるのが嫌いな人」なんです。

「悩む」は「まあ、どうしましょう」と文字通り悩むだけ
「考える」は解決法を探って「こうしよう」と実行する
というニュアンスの違いを示しているんですが、この人は完全に前者。

脱力してしまったのは、あれだけ説明しても分かってもらってなかったのかと。ってことは、いくら私が犬を直接触って多少改善したとしても、この飼い主自身は変わらないのだから、結局は同じじゃんと。そういうことです。

「なぜ無理やりにでも抱っこするのが大事なのか」ということについての詳細は後日書くとして、まずはもっと根本的な、「飼い主が変わる」ということの大切さをどうか心得て頂きたいものです。

私がトレーニングしているのは犬ではなく、貴方なんです。私が犬に近づこうとしたら犬と一緒にクルクル回るってことは、それが全く分かっていないという証拠。

 

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