犬の無駄吠えを放置する飼い主

吠える柴犬 しつけ

久しぶりの投稿は、何か決まった内容ではなく、いつもより少しだけ過激な言葉で徒然なるままに雑感を。

 

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病的な無駄吠え犬

知り合って数か月になる少し大型の雑種犬がいます。飼い主は若いご夫婦。名前をジュン(仮名)と言います。ジュンは初めて会ったその日から私達(うちの飼い犬を含めてってこと)に吠えまくりました。その吠えはいつまで経ってもペースが変わらず黙ろうとしないので、私はそこに異常性を感じました。攻撃性はほとんどありません。緊張して吠え続けているだけです。体も大きいので相当な範囲にその声が響き渡ります。

いくら何でも飼い主さんも困っているだろうと、頼まれてもいないので少しだけしつけ指導をしました。ま、基本から成っていないのでどこから教えるか迷いましたが、そこは基本中の基本、「犬が行こうとする方向に付いて行ってはいけませんよ。それをやるから犬はいつまでも怖がりが治らず、無駄吠えを続けることになるんです」と。

しかしご夫婦、反発するわけでもなければ理解したというリアクションも見せず、どこか「?」な感じ。どうやら、「リーダーウォーク」も知らないようで、犬の行く方に付いて行くことと無駄吠えの何が関係あるのかピンと来ていない様子でした。

まあ、私はこんな感じ(どんな感じか知らないでしょうけど)なので、3回目くらいにはジュンは吠えなくなりましたが、相性にうるさくて、全然凶暴性のない犬にまでとにかく吠えるわけです。

 

苦情に逆切れ?

それから数か月、まあそうなるだろうなと私が予想していたことが起きました。公園の向かいのマンションの住人が直々に苦情を入れてきたのです。と言っても「お願い」レベルの優しい感じでしたが。警察に通報するのではなく、直に言ってきてくれるだけありがたいですね。そしてその苦情も当たり前で、ものすごく響く声で1時間以上も吠え続けるのですから。頭がおかしくなりますよ。

そのマンションの住人が去った後、その時は旦那さんが単独で散歩していたのですが、人に迷惑をかけていることが分かったのか分かってないのかよく分からない顔。その代わりに、そばにいた散歩仲間が「あのおっさんの言ってることはおかしい。人間の子供たちだって騒いでるんだから、子供たちにも苦情を言うべきだ」とジュンの飼い主を擁護します。

 

ダメだこりゃ。

 

これでも今までは控えていたんですが、たまにはストレートな表現を使うことにします。

犬飼ってるヤツって頭がおかしいのが多いんですよ。

 

犬と人間が同じわけないでしょ

まず、言うまでもないことですが、犬と人間は違います。

人間の子供に人権はありますが、犬には人権がありません。人権がないから金で取引され、ペットショップでバカが「運命を感じた♪」と言っては買ってくるわけです。人間でこれをやれば「人身売買」という重罪です。そして飽きたら捨てる、保健所に持ち込む、殺す。犬に人権がないからこそ、あなた方のようなバカが趣味として犬を楽しむことができるのですよ

そして、人間の子供は社会の共有財産ですが、犬は個人の趣味でしかありません。人間の子供が育てば労働者になり、生涯にわたってウン千万円の納税をしてくれ、老人の面倒を見てくれますが、犬はウーバーイーツのバイトにすら行きません。ま、犬がいることによって人間に多少の消費の幅が増えるくらいのメリットはありますが。公共空間に犬がいる光景は文化的ではあっても、子供のように必要な存在ではないのです。

 

無駄吠えの放置は犬への虐待である

そして何より。

犬が吠え続けてるってことは、犬がストレスを感じ続けてるってことでしょうが!!

擁護したお友達は、まるで「犬の飼い主には犬の無駄吠えを放置する権利を与えるべきだ」みたいな言い方ですが、これって周辺住民だけではなく、その犬も被害者なのですよ。

1時間でも吠え続けることに異常性を感じない感覚が異常なのです。人間でいえば、かなり重篤な精神疾患、多少マイルドに言っても「深刻なコミュ障」ですからね。

何度も言ってるように、うちの犬は無駄吠えもしなければ誰とも喧嘩せず、どんな人間にもめちゃくちゃ懐きます。バカ飼い主がその様子を見て「ドレアムちゃんやシドーくんみたいな犬がほしい」って言うんですが、いやいやいやいや、お前が飼ったら犬はバカになるから。私が飼ってるから犬は賢くなるんです。のびのびしながらも人の言うことをよく聞き、幸せでいられるんです。

さて、この話における大きな問題を3つ抽出しておきます。

 

人は、加害に鈍感であり、被害に敏感である

本当に不思議でならないのですが、なぜ無駄吠えを放置できるのか私には分からないのですよ。

犬の鳴き声って基本的には「威嚇」か「警報」であって、そもそも生物学的に気持ちの良いものではないはずなのです。いくら「子供がうるさい」と言っても、その子供のうるささは喜びに満ちたポジティブなものですよ。でも、犬の鳴き声は負のエネルギーに満ちているのです。

私は犬好きですが、犬の鳴き声は嫌いです。そもそも騒音過敏症なので大きな音が苦手なんですけどね。そして、詳しくは後述しますが、私はそこら辺のエセ愛犬家よりも犬のことを知っているので、犬自身のストレスに共鳴してしまうのですよ。つまり、騒音過敏症で大きな音が嫌いな上に、犬の負のメンタルに共感してしまい、二重の被害を被ってしまうわけです。

この犬の飼い主はすなわち「加害者」なのですが、自分の加害には鈍感なんですね。一方で、(ご本人ではないにせよ)苦情を言われたら、不快感を覚える。なんと勝手なことでしょう。直接警察に通報されなかっただけありがたいと思いなさいよ。

 

犬を理解しない“愛犬家”

もう一度言いますが、理由もなく無駄吠えをさせるのは(理由がないから「無駄吠え」って言うんですが…)、私から言わせれば、飼い主の飼い犬に対する虐待に他ならないのです。なんせ犬がその場で何かしらの異常を感じ続けているわけですから。これ、すごいストレスですよ。まさか、カラオケで歌ってるのと同じでストレス解消になるとでも思っているんでしょうか。

当然ながら、こういうヤカラに犬を飼う資格などあろうはずがありません。

 

学習ができない思考回路

犬を飼っている人に多いのか、本来人間はそんなものなのかは知りませんが、私が閉口するのは、その学習能力のなさです。この飼い主さん、ジュンが無駄吠えを始めると、

「ジュン、うるさい。ジュン、もう良いんだよ。ジュン、連れて帰るぞ」

と、犬のしつけに必要な適正音量が10だとすると、3~4程度の声でボソボソ語り続けるのです。それを何十分も続けます。そして次の日も同じことをやります。さらに1年経っても同じことを続けるのです。

これってね、控えめに言っても、頭おかしくないですか?

また別の飼い主の例を挙げると、その犬は大型犬でものすごく人が好きなんです。特に私には遠慮なく飛びかかってきますし、私もそれを歓迎します。その際、飼い主のマダムは、
「ごめんなさいね、この子甘えん坊なの」
と言うんです。

毎日ですよ?

いや、知ってるから。毎日だから。ひょっとして私のことをまだ覚えてない?10年の付き合いになるのに。

えっと…何が言いたいかというと、世の中には何の発展も進歩もない行動を延々と繰り返すことができる人がいるということなんです。今挙げたマダムに至っては、交流する相手の知性すら無視しているわけですよ。ジュンの飼い主は、「あれ?これ昨日もやったな」「よく考えたら1年間同じことをやってるけど何も変わってないな」という意識も持てないのです。

特に私みたいな分かりやすい合理主義的思考回路を持つ人間にとって、この手の人達との交流は「何か洗脳プログラムを施されているのか」という混乱さえ覚えてしまいます。

 

このレベルになると、犬のしつけ方とか以前の問題です。人間観察をしていると、日常様々なシーンでこういう人種を目にします。あなたが知的動物でありたいなら、よろしくないことを延々続けていないか自己でチェックしてみてください。

んで、何となくですが、犬を飼っている人にはその割合が結構高いような気がするのですよ。

 

いつもなら「じゃあ、どうすればいい?」という小見出しをつけて解説を加えるのですが、過去に散々やってるので割愛。

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コメント

  1. 体重60キロのおばさん より:

    体重60キロのおばさん

    この前はうちの犬の相談に乗ってくださってありがとうございます。うちの犬は名犬とはほど遠いのですが、自分より小さい犬には飛びかからない、吠えられても噛まれても無関心と無視ができる犬になりました。
    今回の記事も読んでて楽しかったです。

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