なぜ犬を飼おうと思ったの？
当ブログでは「よその犬や人間を避ける飼い主」の愚かさをやり玉にあげた記事がいくつかあります。
そういう飼い主に一度聞いてみたいのは、
「なぜ犬を飼おうと思ったの？」
ということ。
私は今、自分にとって理想的な犬との生活を送っていますよ。
好き嫌いなくよく食べ、よく遊び、怖がらず、ケンカせず、私とも遠慮なくプロレスをし、ノーリードでもコントロールでき、よその人には異常なほどに懐き、病院では素直に獣医に抱っこされ、玄関扉を開けても外には出ず、指を鳴らせば車に飛び乗ってお出かけし、夜は一緒に寝る。
そして何より、今日私が死んでも何とかなる可能性が高い。
ここで俎上に乗せる問題飼い主だって、子供にねだられたのか、ペットショップで運命とやらを感じたのかは知らないけど、何にせよ自分の意思で犬を迎え入れたわけですよね。
その時思い描いていた犬との生活ってどんなものだったの？と。
大名行列を見送る下々の民のように、犬が通り過ぎるのを待つ。ギャンギャン狂ったように吠え立てる。それが自分の犬の姿として理想だった、なんてことはないはずです。
よその犬と触れ合いない不幸な犬のパターン
以下、そういう散歩をする犬と飼い主のパターンですが、どれも私の身近に実在する犬なので、私の頭の中では特定の犬を思い浮かべながら書きます。
自分の犬が凶暴で手に負えない
近づこうとすると「うちの子は犬も人間も咬むから近づけないで」と。
単純にしつけの失敗であり、そして飼い主はそれを修正しようともしない。
そういう飼い主に引き取られた犬はそれが運命だと思って、１５年間の人生を全うするしかありません。
自分の犬が元気過ぎて手に負えない
ハッキリ言うとラブラドールです。
飼い始めた当初は年配女性が歩きで散歩をしていましたが、なんせ若いラブラドールと言うと年配女性の手に負えるようなものではありません。ラブの方は好意でも、あの動きはよその犬から嫌われまくり、吠えられ、攻撃されてしまいます。
程なく、その女性は散歩をしなくなり、代わりに息子さんらしい中年男性が自転車で連れて走るようになりました。この男性は基本的に犬にも人間にもないのか、こちらから挨拶するとドライな挨拶を返してはくれますが、向こうからは決して挨拶しようともせず、明らかによその犬を避けています。
これからラブラドール飼おうと思ってる人は、一旦これを読んでください。
「一国平和主義」で誰とも交わりたくない
これが最悪なんです。
２０ｍ先の交差点から曲がってこようとしていると、うちの犬を発見。数ｍ歩いているのに、わざわざ引き返す。「うちが何か悪いことでもしたのか？」と他の散歩仲間に聞いてみると、「いや、うちの犬も近づいたことがない」と。
本来その犬に何の問題もないのに、とにかく犬を他の犬とも人間とも接触させたくない。飼い主が極度の人見知りとか対人恐怖症とかなのかもしれません。人間が大嫌いでも犬は信用できる、みたいな観念を持っているのかもしれません。
いずれにせよ、とてもタイピングできないような言葉をもって罵倒してやりたくなります。マジで、犬を何だと思ってるんだ！？
そして、その犬は次第に吠え癖が酷くなり、不快な騒音を近所にまき散らしながら歩くようになりました。さらになんと、２匹目を飼い始めて、その騒音は２倍に。
このケースは、成り行きでこうなったのではなく、飼い主の純然たる自由意志でこうしているわけですね。本当にタチが悪い。
よその犬に近づけないことをマナーだと思っている
これは年配女性の飼うポメラニアンです。
見知らぬよその犬との関係におけるモラルというのは、まずは近づけることです。その際に「ケンカしますか？」と一言聞けば良いだけ。
そのポメラニアンは一目見て問題行動を起こすタイプではないことが分かります。で、飼い主が迷っているようであれば、私は「ケンカしますか？」と一言聞いたうえでこちらから近づきますが、その飼い主女性はよその犬を見た瞬間に３ｍ離れて、「道を譲る」んです。
「道を譲る」と言えば聞こえは良いけど、言い換えたら「さっさと行ってくれ」ってことですからね。極めて無礼な行動だし、わざわざ後ろに下がられるとこちらからも声のかけようがありません。
彼女の場合は、どうもこれがマナーだと思っているらしいのですが、要するに「生涯よその犬と接触させない」ってことであって、犬にとっては物凄くひどいことをやってるんですよ。お知り合いの方、もしこのブログを読んでいれば、教えてあげてください。
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