女性と老人は犬のボスにはなれない。

散歩する犬 しつけ
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飼い主様は神様です

以上の3つの要素をまとめるとこうなります。

「この人は私より強く、かつ私のわがままを受け入れてくれもしない。しかしルールを守ってさえいれば甘えさせてくれるし、食事にもありつける。そしてどんな敵からも守ってくれる最強の味方である」

そういった存在をさらに1文字で表すと、「神」ということになります人間が作り上げた宗教には、その中心に神様がいて、その神様は何かしらの形で規律を私たちに突き付けてきます。モーゼの十戒などがそうですね。それさえ守っていれば大いなる恵と加護があり、破れば無慈悲な天罰が下ります。私が常々、「飼い主は神になれ」というのはこういうことです。

なぜ科学的には存在が確認できもしない神様を作り上げなくてはならなかったのかというと、それが個人としての人間に精神的安定をもたらし、集団としての人間に秩序をもたらすからです。高度な社会性を持つ犬も同じです。

 

どうすれば女性は犬のボスになれるのか

飼い犬に問題を抱える人は多く、そしてそのほとんどの人は「小型犬を飼うなんて誰でもできると思っていた」はずです。これから犬を飼おうと思っている人は以上に紹介した己の弱点を認識し、それなりの心構えを持ってください。

それぞれ対策を考えてみましょう。

(1)実は女性も腕力は十分ある

女性が男性並みの腕力を身につけるのは無理な話ですが、小型犬を制御できるくらいの腕力は実は男女関係なく持っています。ただ、男性が3割程度の力で済むけど、女性だと5割くらいの力を出さないといけなくはなります。いつでも、躊躇なく、安定した力を出すには、腕力の最大値が問題になってくるわけですが、これは訓練でどうにかなるレベルの話です。ポイントは「躊躇わないこと」

(2)「規律」をベースにしつけを

これには対策も何もないんですよね。できるかどうかではなく、やるかやらないかの問題です。女性は、1年後に飼い犬が肥満になることの心配より、「今目の前でご飯をもっと欲しがっている犬にご飯をあげよう」と思ってしまうもの。「犬が入りたそうにしてたら部屋に入れてあげれば良い」と考えてしまうもの。それは感覚でしかありません。しかし、犬には何より規律が必要で、感覚を上回る理性が必要です。

いい加減な犬のしつけサイトを見ていていつも腹が立つんですが、何かあるとすぐ「ごほうびをあげながら」みたいなことが書いてあるんです。これって実は犬をものすごくバカにしているんですよ。犬は人間が思っている以上に高度な知能と社会性を持っています。これを言い換えると「犬は規律を欲している」ということです。規律があるから安心できる。なければ自分が強くなるしかないから落ち着きがなくなる、凶暴になる、怖がりになる。そんなことも分かってない連中が「専門サイト」の記事を書いていたりするので、十分に注意してください。

(3)犬を怖がらず、好きになる

怖がりについては自らのマインドコントロールが必要でしょう。早い話、これから飼おうとする犬の前に、すでに飼われているどんな犬が自分に近づいても全く動じない姿勢が大事です。犬が求めているのは、自分の唸り声やその他の環境要因でも動じることのない【頼れる飼い主】です。そのためには何より犬を好きになることです。

「ペットショップで見て運命を感じる」のは犬好きでも何でもありません。「うちのココアちゃん」ではなく「犬であるココアちゃん」という視点を持ってください。ココアちゃんを家族と呼ぶのは自由ですが、ココアちゃんはまず犬であるという強い認識を持ってください。問題犬を抱える多くの飼い主さんは、飼い犬が犬であることを忘れてしまっているか、「犬である」ことに興味を持っていないのです。

以上のことがちゃんとできるなら、女性でも60点どころか100点のしつけも可能でしょう。

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コメント

  1. 体重60キロのおばさん より:

    うちの犬をドックランで流血するほど噛んだ犬は筋肉が発達していて、大型犬ほど大きくないのですが、中型犬にしては大きな和犬風の保護犬の雑種でした。ちなみにその犬の飼い主の方がご高齢の女性で、、、。保護団体はなぜこんな筋肉隆々なデカい中型犬(しかも飼育が難しそうな和犬風な子)を高齢女性にマッチングしてしまったのだろうか、、、と不思議に思ってしまいました。

    ドックランでうちの犬が新しく入ってきたきた高齢女性の犬に挨拶しようとして、他の犬の後ろで順番に並んで待ってました。自分の挨拶の番になったので近くに行った瞬間、和犬風の子がいきなり唸りながら吠えかかり噛み付いてきてしまったので、うちの犬の後ろ足が宙に浮いてブンブン振り回されてしまいました(うちの犬は小型犬ではなく、フレンチブルドッグの中でも割と大きめな13.5キロあります)。

    うちの犬を噛んでいる間、噛んでしまった側の高齢の女性飼い主は自分の犬の後ろの遠くの方で1歩も動けず、自分は噛まれない位置で声を張り上げて「ノーーー!!」と言っているだけでした。言葉で無理なら身体的に行動を起こして欲しかったのですが、やはり全く自分の犬の制圧ができていませんでした。なので私が自分の犬をその犬から引き離しました。私の中では犬は刃物を常に手に握りしめてる天真爛漫な3歳児というイメージで外を連れて歩いているので、自分が怪我してでも犬は制圧出来ないとまずいのではないのか?と思ってます。

    その高齢女性は過酷な境遇だった犬を保護している優しい方だとは思うのですが、他所の犬を怪我させるような飼育をしており、本当に犬が好きなのだろうか、、、と疑問に思ってしまいました。他所の犬の事も大切にして欲しいです。

    うちの犬を噛んだあともその犬は他の犬に喧嘩を3回も売って歩いており、それでもその飼い主さんノーリードで流血するほど噛む犬を放置して「ノー」と言い続け1時間ほどドックランに滞在していました。うちの犬は耳から流血てるのに、噛まれたことを即忘れて、呑気に他所の犬のところに遊びに行ってしまいました(フレンチブルドッグは痛みに鈍感なのでしょうか)。

    偏見かもしれませんが、性別年齢関係なく「ノー」と言葉だけで済ませようとしている飼い主さんの犬は、飼い主さんの言うことは無視しているように見えます。

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