久しぶりに犬に手を咬まれた話。

檻の中の犬 しつけ

凶暴な保護犬

久しぶりに犬に手を咬まれて流血しました。6年ぶりくらいでしょうかね。

最近立て続けに4組ほど犬のしつけ指導(というほど大げさなものでもありませんが)をする機会があったんですが、私の手を咬んだのはそのうちの1匹のチワワでした。

他の3匹がまだ幼犬または大人になりかけの犬だったのに対し、そのチワワは9歳で、あまりに凶暴で元飼い主がさじを投げて愛護団体が預かっていたのを、その飼い主さんがトライアルを経て正式に引き取ったとのことです。

私が自分の犬たちを連れて近づいていくと、ひどく感激しておられました。
「まだ引き取って間もないけど、皆うちの犬を見るなり避けていく。近づいてくれたのは初めて」
とのことで。

実際近づいてみると、確かに問題犬でした。相手が犬だろうが人間だろうが容赦なく襲い掛かってきます。聞けば、引き取った後、余計に性格が荒くなったそうで。

犬の散歩

ボスは誰か?

そういう時に確認するのは「ボス」(リーダー)が誰かということです。その犬の場合、ボスは飼い主さんのお母様ということでした。飼い主さんの年齢からすると、お母様は若くても70歳は超えておられるはず。さもありなん…でした。

凶暴が問題で元の飼い主から放り出されたのに、引き取られた先のボスがおばあちゃんですからね。そりゃ酷くもなるでしょう。

当ブログではかねてから書いているように、女性やお年寄りが犬のボスになるのは難しいのです。今回のケースはそのどちらもですから大変ですよ。女性やお年寄りがなぜボスに不向きなのか、それでも犬を飼いたい場合、あるいはすでに犬を飼っていてちゃんとしつけをしたいという場合、どうすればいいのか…は、また別の記事で。

マネしちゃいけないけど、「咬ませてみる」は有効な手段

冒頭では「咬まれた」と書きましたが、実際は「咬ませた」んです。咬み付こうとする犬にはまず咬ませてみる。あ、マネしないでくださいね。私だって相手がチワワだから出来たことであって、柴犬だと多分しません。

で、咬ませてみた後の反応を見て、その後のしつけ方法を考えます。一度咬んでもまだ攻撃をやめないなら厄介、間断なく連続攻撃となるとかなり重症です。とにもかくにも、リードを持たせてもらって犬がどう振る舞うかも見ます。幸い、その犬は単発攻撃の中程度。そしてリードさえ持てばとりあえず付いてはきます。「攻撃性は高くてもリードを持てば付いてくる子」というような個体は、相当楽観できます。

 

預かれば早いんだけど…

飼い主さんには、お母様ではなくあなたがボスになることと、犬を怖がったり犬の振る舞い方で言動を変えたりしないこと、そしてリーダーウォークのやり方などを教えました。

20分あまりのことでしたが、飼い主さんが実感できる程度には犬にも変化がありました。もっとも、まともなしつけをするには数日間預かる必要がありますが、さすがにそこまではできません。親戚か親戚同然の知人ならやりますが、他人様の犬となると、何かあった場合に責任が取れませんからね。頼まれたらやりますが、保険も何も入ってないので、一応の契約書くらいは交わすことになるでしょうね。

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