初心者が選ぶべき犬種5種+1

シーズー 犬種
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初心者が選ぶべき犬種とは

そもそも犬を飼うということ自体否定的に扱っているネガティブな当ブログですが、私がいくら言っても飼う人は飼いますよね。

だったらせめてトラブルが発生する可能性の低い犬を検討してみてくださいよ、というのがこの記事の趣旨です。

 

さて、柴犬の飼いにくさについては当ブログでかなりの字数を使って説明しております。

その要点は、

先天的な性格決定要素が強い上に、その性格がそもそも厄介

ということです。
檻の中の犬

言い換えると、人間への関心度が薄く、飼い主が介入できる幅が小さいということ。その小さい幅からぐいーっと入り込まないといけないわけで、他の犬種より要求されるしつけスキルのレベルが高くなるのです。

その他、初心者が手を出してはいけない犬種についてはこちらをご参照ください。

 

性格が良い方に安定している犬種を選ぶ

では逆に飼いやすい犬種とはどういうものかと言いますと、同じく人間の影響を受けにくく、かつ生来の性格は柴犬とは逆で大人しい、安定的、朗らか、というような犬種となります。

先日投稿したプードルという犬種が初心者にお勧めできないのは、生来陽気で頭も良いけど、人間からの影響を受けやすいので、心得のない人が無思慮に飼い始めると、バカになったり凶暴になったり怖がりになったりしますよ、ということでした。

ほいじゃ、具体的にこの条件に当てはまる犬種を紹介します。

 

シーズー

シーズー

性格はどちらかと言うと陰気で神経質。でも基本的には落ち着いた性格なので、そこから問題行動に至る可能性は大きくありません。
サイズの割に身体能力は低く、必要運動量も比較的少ないので、お年寄りでも散歩が可能です。

どんな理由であれ、独居老人が犬を飼うこと、若い同居人がいても老人がボスになることはやめてください。あくまでも「お年寄りでも散歩ができる」と言うだけの話です。

無駄吠えしているシーズーはほとんど見ませんね。
アグレッシブに飼いたい人には物足りない犬種かもしれません。

気をつけるべき点は、毛がすぐに絡まるので毎日のブラッシングが欠かせないというところ。

※元獣医療従事者の方に、シーズーは健康面でトラブルが多いという指摘を受けましたので、追記しておきます。

 

ポメラニアン

ポメラニアン

性格は陽気で、誰にでも懐きやすい、家を明るくしてくれる犬種です。
シーズーよりは運動量が多いけど、ロングリードで十分。
無駄吠えは……する子はするが、多くはありません。

 

ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリア

ヨーキーは本当に人間の生活に馴染みやすい犬種。名前の通りほどほどに陽気で、動きはチョコマカ。
飼い主からあまり離れようとせず、ケンカも無駄吠えもしません。

健康面でネガティブな話はあまり聞きませんが、最近はあまりに小さすぎるヨーキーが目立ちます。どんな犬種であれ、本来のスタンダードから大きく外れて小型化された血統は不慮の健康トラブルが起きる可能性が高く、お勧めしません。

 

パピヨン

パピヨン

ここで紹介する犬種の中では最も頭が良く、プライドも高い犬種です。
性格のよく似た犬種としてトイプードルが挙げられますが、トイプーほど怖がりになる個体は少ないでしょう。

私が観察してきた限りでは、気高く、割と肝が据わってる子が多い印象を受けます。
精神的な成熟が早く、油断してると人間のことも見下しますが、と言ってトラブルに発展することはあまりないでしょう。

 

パグ

パグ

私の観察上、トラブルを起こす個体は1頭もいませんでした。
とにかく性格が安定していて開放的。警戒心も薄く、ハンドシャイにもなりにくい犬種です。
走っても足は遅い方なので、リードが離れてしまっても安心……かどうかは飼う人次第です。

健康面では皮膚病になりやすいので、日常的なお肌の手入れが必要ということに留意しなければいけません。

 

ゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバー

おまけとして。

体力に自信はあるけど、しつけに自信がないという貴方にはベッタベタの大型犬、ゴールデンレトリーバーがオススメ。放っといても、誰にでもベタ慣れするし、ケンカもまずしません。

必要運動量は、活発さや身体能力はラブラドールにははるかに及ばないものの、それでも人間からすれば相当な運動が必要です。

それと手入れがめちゃくちゃ大変です。ブラッシングだけでもかなりの時間がかかりますし、梳いても梳かなくても家じゅう毛だらけになります。シャンプーともなると半日仕事です。といって美容院に出すとすごくお金もすごくかかります。

なんかあった時に抱きかかえることが困難なので、私はこのサイズの犬は飼いませんが。

ということで、一歩間違えれば「飼ってはいけない」犬種になりますが、しつけのしやすさ、トラブルの少なさという点でここに挙げました。上記の難点がクリアできるならどうぞ。

言うまでもありませんが、これらの犬種の特性はあくまで平均的なものであり、例外は必ず存在します。
そして「しつけが要らない」ということでも決してありません。

チワワと言う犬種について

チワワ

ひとつの記事として書くほどではないので、この場を借りてチワワと言う犬種に触れておきます。

紹介した(超)小型3犬種の並びにチワワもいてよさそうな気がする……という人もいるかもしれませんが、チワワはお勧めできる犬種ではありません。

その理由は『飼ってはいけない犬種』のミニチュアダックスの項で説明した理由と同じで、この犬種は、生まれつきの性格の幅がものすごく広い上に、人間の影響を受けやすいんです。

運が良ければ、放っておいても陽気で人に懐きやすく無駄吠えもしない個体に出会えるかもしれませんが、運が悪ければその真逆ってこともあります。

世界最小の犬種だけあって、性格はデフォルトで怖がりで、警戒心も強いので、咬む癖・吠え癖を持つ個体の割合がかなり高いです。

サイズがサイズですから、よその人や犬を攻撃するような行動については制御は簡単ですが、無駄吠えはいったん始まれば制御は極めて困難です。いたたまれなくなってその場を去る飼い主も少なくありません。

 

小さすぎる個体は選ばないで

ヨークシャーテリアの項でも書きましたが、犬を選ぶ場合は、その体格がスタンダードに近いものにしてください。

とにかく最近は、その犬種の中でも小さい個体が重宝がられ、信じられないサイズの犬が取引されていますが、スタンダードから離れたサイズはその分健康上のトラブル発生率が大きくなると思ってください。

そしてその健康のマイナス要因の多くは、幼犬のうちには発見できません。大きくなってから後悔するのではなく、最初からその犬種に見合わないサイズの子犬は選ばないように。

 

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