自己紹介:別に犬について知識が豊富なわけではありません。

自分の「犬飼育延べ年数」=飼ってきた犬の飼育期間の合計を計算してみると、そろそろ還暦(60年)を迎える計算になります。犬種は今は保護した雑種が2匹。かつては大型犬も飼ってました。

「女が途切れたことがない」はカッコいいけど、「犬が途切れたことがない」はどうなんでしょうか。

 

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飼い主に依存しない犬を育てるために

私はよく「犬に詳しい」と言われるのですが、ハッキリ言って、知識は乏しい方です。獣医はもちろんトレーナーやトリマーの資格すら持っておらず、その手の教本を読んだこともありません。知ってる犬種も一般人に毛の生えた程度。

では、私がこのブログで書いていることは一体なんなのだ?と言いますとですね……。

私が犬と人間社会についての関係を意識するようになったのは、20年近く前に飼い始めた(もちろんもう亡くなっています)犬がきっかけです。それまでの期間、実際は犬は途切れていたわけで久しぶりに犬を飼うことになりました。

このブログでちょくちょく書くことですが、おっさんになってから犬を飼い始めるとどうしても意識するのは、「自分がいなくなった時にこの犬はどうなるだろうか」ということ。まあ、おっさんという齢でもありませんでしたが、そこから15年後、20年後の自分なんてどうなってるか分かりません。生きてはいても今住んでる家がそのままあるかどうかなんて保証もないわけで、そういう想像力は人一倍働くわけです。以前に飼っていた犬(ゾーマ)が、私が実家から出た後の最期の数年が「別居」になってしまったんですが、飼い始めた頃はそんなこと想像していませんでしたからね。

 

で、そういったことを想像すると私は解決法として「飼い主に依存しない犬にしよう」と思ったわけです。つまり、万が一住む家が変わっても、飼い主が変わっても、幸せに生きていけるような性格の犬にしよう、と。

そう思ってしまえば簡単。「ピサロ」(ハンドル名)と名付けたその犬は、怖がらない、無駄吠えしない、凶暴性のかけらもない、どんな人にでも懐き、どんな犬とも協調できる犬になりました。

幸いピサロは私のそばで天寿を全うしましたが、万が一のことがあっても、「ピサロ君なら引き取っても良い」と手を挙げてくれる人はいたであろうという自信もあるし、犬にとっても最悪の状況は回避されたと思います。

 

犬には「しつけ」が必要ですって!?

そのピサロを飼い始めて、子供の頃以来ほとんど行くことのなかった近所の公園を散歩の定番コースにしました。すると同じく犬を飼っている人が結構来ていて、そこでよその犬とその飼い主をよく知るようになったわけです。

よその犬との交わりは、ある種のショックでした。

相当割合で問題を抱える犬がいるのです。

触ろうとするだけで唸る犬、すぐよその犬に喧嘩をふっかける犬、飼い主の後ろに回って姿を見せようとしない犬。

そしてそういった犬の飼い主が私に聞いてくるわけですよ。

「どうやればピサロくんみたいにしつけられるんですか?」と。

 

えっ?

はっ?

しつけ?

 

そうか、そう言えば犬と言うのは「しつけ」が必要なんだ、とその時認識しました。私が「誰にでも懐く犬にしよう」というのは「しつけ」だったんだ、と。

私は、それこそ親が子に接するように、ふんわりと「こういう犬にしたい」と思うだけで、これといったしつけなど意識したことがなく、普通に、楽しく、幸せに犬と生活していただけなのです。

初対面のどこの誰であろうが呼べば来る、呼ばれてもないのにベンチのカップルの女性の方のひざの上に座って日向ぼっこする、指をひとつ慣らせば飼い主の下に帰ってくる。そういう様子を見て彼らは「?」となっていたようです。

 

この質問は実に困ったものでして、「逆に何をやったらそういう犬になっちゃうんですか?」と聞き返したくなるわけですよ。

そういう犬達を見ていて、私は単純に「可哀想」と思うのです。

公園に来ても楽しくないだろうし、行動は制限される、飼い主はうっかりリードを離すことすらできないから命がけでリードだけは離さまいとする。犬・飼い主双方が強い緊張感を帯びていて何が「散歩」なのでしょうか。

でも私には教える力がない。なぜなら、その飼い主たちがどんな育て方をしていたのかを知らないから。

 

やっていることは「ダメな飼い主の共通点」を整理するだけ

ということで、そこから私の分析が始まりました。

その「分析」は単純なものです。

問題のある犬の飼い主さんの普段の接し方を聞いて、「私がやっていて彼らがやっていないこと」「私がやってなくて彼らがやっていること」をまとめるだけ。時間はかかりますが、この情報収集をしてまとめるだけで「しつけ論」が出来上がるわけです。

例えば、問題犬の飼い主は「甘噛み」をさせていないと言います。ネットを開いてみると「甘噛みを止めさせる方法」なんてのがセンモンサイトに書いてあったりする。

はぁっ!?

こんなカスみたいなモンを教科書みたいに崇めてるから犬1匹しつけられへんのやろがい!!

 

そんなこんなを今ブログで披露しているっちゅーわけでして、これって「観察して分析してまとめて方法論として構築したもの」であって“知識”ではないのです。

 
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