美容系YouTuber飼育放棄案件

その他

すでにツイッターで、少し過激な表現で批判しました。

ある美容系YouTuberの犬虐待案件です。

この「和田さん。」(名前に「。」付けるなバカ)なる美容系YouTuber、もちろん私は今回のニュースで初めて知ったのですが、結構人気者のようで。

ことの経緯は、

3年前に犬が欲しくてペットショップに立ち寄ったら「運命の出会い」を果たし、即購入。一時テンションが上がって「犬会しよー!」とはしゃいでたのもつかの間、あっという間に犬は動画から姿を消し、「忙しくて実家に預けた」と。さらにそれも嘘だと発覚。実家の先住犬と相性が悪く、結局実家と仲の良い知人、言い換えると元の飼い主からすれば赤の他人に引き渡した。

というもの。

 

当ブログで何度も触れてきた複数のファクターが凝縮されていますね。

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「運命の出会い」だと!?

出ましたね、「運命の出会い」。当ブログでは「犬が不幸になるフラグ」として取り扱っております。

当ブログを初めて読む方、その中でも犬の迎え入れを検討中の方のために今一度申し上げておきます。

もしペットショップで「運命」なるものを感じたら、その犬は飼ってはいけません。

なぜなら「運命」なんて嘘だから。

例えば、うちの犬は保護犬で、ひょんなことからうちで飼うことになりましたが、その飼い始めは“しぶしぶ”であり受動的なものでした。しかし後から考えたら、それは運命だったと言えるでしょう。

「運命」とは抗い難い必然のことであって、自分に選択肢がある状況は「単にお前の好みやろ」っちゅー話です。

選択肢の中から気まぐれや単なる見た目の好みで選んだひとつに、身勝手な正当性を付与するために悪魔が「これは運命だぞ」と囁くわけです。

悪魔の声を聴いてはいけません。

「抱っこしてみますか?」と声をかけてくるペットショップ店員は、悪魔が具現化した存在です。

 

一人暮らしで犬を飼うな

この和田さん。(名前に「。」付けんなマジで。文章の視認性が極端に悪くなるから)いわく、犬を実家に預けたのは、「私自身が納得いくまで考えて出した決断」だそうで。※後にそれもウソだと発覚します。

さすが美容系YouTuber、言葉のお化粧もうまいものです。

物凄くそれっぽく聴こえてしまいますが、その「納得いくまで考える」を、なぜ犬を飼う前にやらなかったのでしょうか。

一人暮らしなら犬が長時間一人ぼっちになるなんて飼う前から分かってましたわな。

犬ってどんな動物か知らなかったんでしょうか。

一人暮らしが犬を飼うことについて少し言っておくと、一般的に言われるように、私も大反対です。中にはうまくいってるケースもありますよ。でも、大きな賭けです。

犬OKのマンションであっても、実は近隣トラブルはすごく起きていて、無駄吠えはもちろん、犬が走り回るだけで下階や隣から苦情が来るんだとか。知らない人は一度犬OKマンションに行ってみてください。エレベーターに必ず苦情の張り紙がしてありますから。

貴方が仕事に出かけている間の10時間、犬はどうしているか分かりますか?どんな気持ちでいるか分かりますか?何かあった場合、貴方は仕事を辞められますか?

私、大抵のことなら「私ならできますけどね」と言っちゃうんですが、もし私が一人暮らしで子犬を飼い始めたら……と想像すると、さすがに私でも自信がありません。今のうちの犬となら全く平気です。そこには信頼関係が構築されているし、当然家族全員が出かけるなんて日常的にありますからね。でもそれは、家族がいる状態で安心できる中で形成された性格だからであって、最初から一人暮らしだと、こういう性格になっていなかった可能性もあるわけですよ。

 

「犬会しよー!」?

いや、集まってはしゃぐための名目に犬を使うな、と。

以前、同一犬種オフ会が嫌いだという趣旨の記事も書きましたが、そもそもオフ会って何なんだ?と。

私はドッグランは大好きでしょっちゅう行きますが、その主役は言うまでもなく犬です。飼い主同士の交流もあり、連絡先を交換したりもしますが、それはあくまで副産物。オフ会はこの主と副が逆転しているように思えてならんのですよね。

で、犬のオフ会というと、そのほとんどが「同一犬種オフ会」になる。異犬種多頭飼いしている場合、該当犬種でない子は家でお留守番ってか?何とも趣味の悪い。……なんて話を↓の記事で書いています。

この「同一犬種」ってとこがポイントで、私はここに「犬をアクセサリー扱いしている感覚」を感じてしまうわけです。それが底知れぬ嫌悪感の正体なんです。

 

彼女は特別な存在ではない

今回、この和田さん。(「。」いい加減にしろ。「。」は文章の終わりに使うものだ。分かったか)という人が有名(らしい)なYouTuberだったから俎上に乗せているだけであって、恐ろしいことにこんな飼い主は世の中にいっぱいいますからね。

過去に出した私の身近な実例では、クズ男と結婚後間もなく犬を飼い始め、子供ができたら離婚、引っ越して家は手狭、「子供にやきもちをやいて犬の方もストレスがたまる」から、とあたかも“犬を思いやって”というニュアンスで誤魔化して、親の家へ預けるといったケース。

犬からしたら、知らんがな、超知らんがな!ってなもんです。

王道はこの和田さん。(割愛)のように、夜のお仕事をする一人暮らしのお姉さんが寂しさを紛らわすために飼い始めて、散歩すらろくにさせず、結局世話ができずに誰かに引き取ってもらうというパターン。

犬からしたら、知らんがな、超知らんがな!わしら散歩必要やし、15年は生きるんやで!なんで高い金だして買うたんや!ですよ。

なので、↓こういうことになります。

犬猫保護個体の譲渡に、むやみに厳しい制限をつけることの是非。

いや、そこどうでも良いから、新規購入するヤツの身体検査とか、保証金制度とか、講習受講義務とか、そういうの考えろって。

 

今回は有名人であることで厳しい批判をしていますが、彼女はあくまで分かりやすいスケープゴート。彼女を批判するということは、世の中にどれほどいるかも知れない同じことをしている数多くの無責任飼い主を批判しているということです。

無思慮な衝動買いで世話ができずに飼い主がコロコロ変わる。皆さんこの言葉をあまり使わないようですが、これは「虐待」なんです。

よーく心得なさい。

無責任な飼い主のケツを拭いても何の援助もないんだぞ

最後に私のツイート貼っておきます。

保護犬であるうちの犬に重病が発覚して、日々、とんでもない額の治療費が飛んでいく。行く先のない犬を引き取るという時点でボランティアなのだが、このボランティアは平均15年続く上に出費し続けなければいけない。

もちろん、誰からの補助も出ない。「保護犬専用保険」なんてものもない。病気になれば人間の数倍の金が出ていく。難儀なものだ。

うちの犬は捨てられた犬の子孫であり、純血種のミックスである。当然、親はブリーダーかペットショップで取引された個体だろう。それを売った業者は?買って、捨てた飼い主は?今何どこで何してるんだろう。あー、〇りたい。

 

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