ゲーム依存症(2)~身近なゲーム廃人の話~

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ガチ勢怖い

私が他のネトゲをやり続けて「あ、ダメだ」と思ったのは、プレイヤー達があまりに必死過ぎたことに付いていけないと感じた瞬間です。その直接のきっかけは『モンスターハンター』だったんですけどね。

モンハン以前にも、MMOなら例えば『リネージュ』がありました。“MMO”とは、マリオカートのように「とりあえず集まった数人のプレイヤーが遠隔で対戦する」みたいなものと違って、数百人あるいは数千人規模のプレイヤーが同一空間内でドラクエ的なクエストをこなしていく、みたいな感じです。

リネージュには城攻めの概念があり、それはプレイヤーを待ってはくれません。突然携帯電話のメール(LINEのない時代でしたから)に城攻めの知らせが届くと「こうしちゃいられない」と慌てて家に帰り、防衛行動を採る、みたいなことがあったわけです。ゲームの事象がリアルな日常に侵食し始めたんだなと実感したものです。と言っても、その時はそれ自体が良いとか悪いとかといった判断はできませんでした。あー、こういう時代になったんだなと思っただけで。

FF11にも少し手を出しましたが、あれは一度パーティーを組んで「狩り」に出かけると、皆平気で3時間とかやるもんですから、やっぱり付いていけませんでした。大学生の時ならやってたんでしょうが。

結婚して子供も生まれると、この手のMMOは一切やらなくなりました。それだけの時間を確保できないし、情けないことに体力も持ちません。夜中にお腹を空かせて赤ん坊が泣いても「俺今ゲームやってるから」と妻を起こすなんてマネは私にはできませんでしたし。その後にやるのは、『LEFT 4 DEAD』や『バイオハザードアウトブレイク』などのMO、それもモンハンのように成長要素のないものだけでした。今ならスプラトゥーンとかですね。

24時間離れられなくなったネトゲ

さて、今はスマホでネトゲをやる時代。「ゲーム内では常に時間が流れている」だけではなく、24時間ゲームとリアルの空間が繋がっちゃってるなんてことになっています。

最近私の身近にもあったことですが、あるソシャゲにハマって廃人になっちゃった30代の女性がいるんです。誰かと一緒にいる時でも隙あらばスマホを出してプレイ。仕事もまともに手に付かず、家はゴミ屋敷化。ネトゲで新しい友人が出来たらしいですが、それまでのオフラインの友人はなくしました。いつの間にか引っ越して、後はどうなったのやら。

仕事で中毒になる分にはまだ良いですよ。野球だってほとんどは強制性があって、やめられない訳ではない。

ところがゲームは違うのです。言葉でどう飾っても、やはりゲームにはドラッグやギャンブルのように依存性があり、日常生活への悪い影響が出てくる場合があるのです。この表現はまだあえてソフトに書いているだけで、ここまで分かりやすい廃人ではないにしろ、その時間や金を無駄遣いし、毎日を不毛に送っている人は多いんじゃないの?と警鐘を鳴らしたくなります。

私だってゲームメインのブログを書いてるんだから、結構なゲーマーだと思うんですが、そのゲームの魅力を知っているからこそ依存症には常に警戒しているんです。

子どもは簡単にゲーム廃人になる

ゲームはそのものが大きな依存性を孕みます。そして判断力を低下させる危険性もあります。

例えば、これまた直接の知人の例ですが、ある中学生の女の子が、タイトルは知りませんが、ニンテンドー3DSにハマって、家にいる間ずっとゲームをやってたそうです。親代わりをしていた祖母が、宿題をしろとか家の手伝いをしろとか言っても全く聞きません。ある時、ついにブチ切れたお婆ちゃんは、そのニンテンドー3DSを取り上げ(取り上げるだけにしとけばよかったのに)、その場でニーパットで真っ二つに折ってしまったそうです。

ま、お婆ちゃんだから仕方ないところもありますが、親の世代でもこういうことはあるでしょう。しかししつけ・教育は理性的にやらないといけません。ルールを決めておけば良いだけのこと。例えば「一度言って聞かないならお小遣いを100円ずつ減らす」とか「2度目はビンタ」とか。で、実際にその機会が来れば、機械的に実行するだけで良いんです。結果、そのお祖母ちゃんは「可哀想だから」と言って新しい3DSを買い与えたとのことで、何やってるんだ?と。

おっと、お婆ちゃんの話は良いんです。問題はその中学生の女の子。冷静に考えれば、宿題をしなくて良い訳がありませんし、親(祖母)を怒らせることも容易に想像がつくはず。ゲームを禁止されていた訳ではなく「やるべきことはやれ」と言われただけだったのです。でもそれを無視してキレさせてしまった。祖母が怒る理由は十分正当なものだと思いますが、仮に多少理不尽であっても、子供は大人の怒りにセンサーを働かせるべきです。でも彼女のアンテナは完全に壊れていたんです。

普段はそこまでじゃないのに、ことゲームとなると理性を失い動物的な反応をするようになる子供。これはこの子に限ったことではありません。小学生の子を持つ親のあるあるとしてどこでも聞くことのできる話です。

ひょっとして「ゲーム脳の話に繋げたいのか?」という予感がよぎった人もいるかもしれませんが、所謂ゲーム脳の話なんてどうだって良いんです。実に単純な話で、自分の大好きなものを規制されたり取り上げられたらムキになるのは当たり前でしょう。ゲームにはそれほどの魅力も中毒性もある。それだけの話なんです。

ゲームが好きならやれば良い。親がわざわざ高い金出して買い与えてくれたんですからね。ただ、やらなければいけない他のことを犠牲にするほどやってはいけないし、それを注意されて逆切れしてもダメなんです。

続きます。

ゲーム依存症(3)~ゲーム廃人になるのは自己責任?~
ゲーム廃人になるのは自己責任?いやいや、違います。あなたの金や時間の使い道が未来の日本にかかってるんですよ。…というお話。

 

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