宮迫が大崎会長を激怒させた本当の理由

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宮迫 お笑い
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吉本興業・大崎会長ご立腹

宮迫博之のYouTube番組『宮迫ですッ!』において、大先輩であり、いまやレジェンド的存在になってしまった島田紳助に予告なし電話。その様子をカメラで撮影、同番組で流す。

時系列的にはその後であろう、週刊誌『フライデー』の取材において、吉本興業・大崎会長は、

 

「いや、もう戻らんでええと思うで。いちいちユーチューブでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって」

と激おこの様子。

宮迫の行動はいったいなぜここまで大崎会長を怒らせてしまったのか。

 

宮迫のやったことを整理してみよう

宮迫の不祥事とは何だったのか、とりあえずまとめておく。

  1. 客が反社会的組織の人間だと知りながら
  2. 事務所(吉本)に報告せず、つまり闇営業として仕事を受け
  3. 後輩たちを巻き込み
  4. その発覚後も「ギャラをもらっていない」と嘘をついた

と、一次的な事件としてはこうなる。

この際に、プライベートで連絡を取った松本人志は「ノーギャラというのは信じてもらえない」とアドバイスをするも、宮迫はこれを拒絶、結果嘘をついてそれがばれ、火に油を注ぐ結果となった上に、松本からの信頼も失ってしまうことになった。

吉本興業からしても、この事件のおかげで批判の先が会社に向き、岡本社長のグダグダ会見で恥を晒すことになった上、契約形態を一から変えるという大変革を行わざるを得なくなった。

さらに宮迫は、ロンブー亮の復帰会見前日にYouTubeで謝罪動画を公開。どういう目論見があったのかさっぱり分からないが、亮の会見の存在感は薄れてしまうことになった。

とにかく、何から何までやることがクズだったのが宮迫なのである。

 

吉本BIG3に可愛がられた宮迫

宮迫には3人の恩人がいる。それが吉本BIG3と言っていい明石家さんま、島田紳助、ダウンタウン松本である。東京進出後の宮迫は見事にこの大物たちに取り入り、番組で共演するだけでなく、プライベートでも親交があった。考えてみれば、吉本で最も偉いこの3人に等しく可愛がられるタレントというのも珍しい。が、それはどうでも良い。

このBIG3の関係をまとめてみるとこうなる。

さんまと紳助は、実質的な元相方であり、戦友であり、親友。

松本は紳助の漫才に憧れ、紳助はダウンタウンの漫才を見て漫才をやめることを決意したという、相互に強い尊敬の念を抱く関係。

 

紳助の復帰固持とさんまの友情

件の動画で紳助が語ったところによると、暴力団がらみのスキャンダルで引退したということになっているが、実際は芸能界を辞めたくて仕方なかったと言う。同様の話は現役当時からほのめかしており、師と仰いだ先輩芸人・上岡龍太郎が引退した年齢と同じだったことも理由だったかもしれない。

「紳助は芸能界復帰を強く望んでいるができないでいる」と言うのは間違いなくアンチの妄想で、むしろほどほどで「謹慎」を解いてくれないと、他の芸人に同様のスキャンダルがあった際に「引退」が基準にされると迷惑なのである。何より、紳助はひな壇に安いタレントさえ並べておけば高い視聴率の取れる日本トップレベルのタレントであり、コンテンツ不足に頭を抱えるテレビ業界にはなくてはならない存在だった。そもそも、「復帰したくてもできない」元タレントが吉本の会長とゴルフなどするわけがない。

それでも本人は復帰を固辞。

ここでひとつの物語がある。明石家さんまの対談バラエティー『さんまのまんま』は長寿番組であったが、採算が合わないようになって終了となった。ネックとなるのは言うまでもなくさんまのギャラだったのだが、さんまはすでに金のためには仕事をするような立場でもないので、ギャラなんかいくらでも良く、タダでも良い。ところがそれをやると、後輩芸人たちのギャラが安くなったり仕事がなくなったりする。それではいけないので番組終了を決意したと言う。しかし、実際に番組が終了する何年も前から終了の話はあったが、それでも粘って番組を続けたのは、紳助の復帰一本目の番組として構えていたからだとさんま自身が告白した。こういうセンチメンタルな告白をさんまがするのは実に珍しい。

このことは言い換えると、吉本の最も太い大黒柱であり、日本で最も売れているタレントであり、紳助の大親友である明石家さんまが熱望しても、島田紳助の復帰は叶わなかったということだ。

 

今回の宮迫の行動は極めて悪質である

以上のことを踏まえると、今回宮迫のやったことがどれほど常軌を逸していたかが分かるだろう。直接口には出さずともあのさんまが自分の番組で紳助の席を温め続けたが、それでも復帰しなかった紳助に、たかだかタレント崩れのYouTuberがゲリラ的な電話で軽々しく出演依頼して良いものではないのである。

この電話による出演依頼のタチの悪いところは、宮迫も紳助も形式上吉本興業とはすでに関係がないという点にある。フリーの半端なプロがフリーの元プロに依頼しているのだから、その契約はどこにも干渉されない。一部に「事前にあるテレビ関係者を通じて話は通っていた」という情報があり、「だから問題ない」という肯定派もいるが、その「テレビ関係者」というのは一体何者なのだ。

今回の宮迫の行動を、幾度も復帰の説得をしたであろう大崎会長はどう見たか。紳助を尊敬し、大阪に育ててもらった松本人志はどう見たか。紳助が復帰した際の席を用意し、さらに宮迫の不祥事の際は復帰に向けて尽力してくれた明石家さんまはどう見たか。

 

今回の行動が宮迫の確信犯だったのか、何も考えず目先の再生回数を稼ぎたかっただけなのかは分からないが、宮迫はもう堕ちるところまで堕ちたと言わざるを得ない。ヒカルとかいうYouTuberも同罪だ。本当に「紳助を尊敬」しているのならこんな無礼なマネができるはずがない。

 

 

 

 

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