ドラクエXIがシリーズ最低である16の理由(1)~パッケージイラスト編~

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ドラクエXIパッケージ ゲーム
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何このパッケージイラスト

まず歴代のパッケージイラストをいくつか見てみましょう。

ドラゴンクエスト


これがI。
良いですね。
マッチョなおじさんではなく、どちらかというとまだ子供に見える丸っぽい勇者が鳥山明らしく、かつこの後のドラクエらしさを作った感があります。

ドラゴンクエストII~悪霊の神々~


II。
一見どうやって戦ってるのか分からない構図ですが、これはこれで良し。IとIIでは、勇者と魔王の両方が描かれている点が共通しています。

ドラクエIII~そして伝説へ~


III。
これは魔王目線でしょうか。世界の破滅を目論む魔王の前に立ちはだかる勇者と、様々なスキルを持つ戦士たちが描かれており、壮大かつ、IIIから導入された転職システムを象徴しています。

ドラゴンクエストIV~導かれしものたち~


IV。
これまでの等身の低い人間デザインがガラっと変わりました。これ何がすごいって、キャラクターの宝庫であるIVで、名前のない男女の勇者のみしか描かれてない潔さです。今IVのイラストを描けと言われたら、ドタドタ走るトルネコや飛び跳ねるアリーナを描かないわけにはいきませんね。

ドラゴンクエストXI~過ぎ去りし時を求めて~

これ、いったい何なんでしょうか。
どんなシーンなんでしょうか。
セーニャってこんな表情するんでしょうか。

発注した方が悪いのか、描いた鳥山明が悪いのかは分かりませんが、こんなそこらへんの中学生が描いたようなアホ丸出しのイラストがよく通ったものです。そりゃ絵はうまいですよ。デザイン力も凄い。ただそれだけです。先述した過去作の芸術性なんぞ欠片もありません。

XIのパッケージのどこがダメなのか

パッケージイラストと言うのは、その作品の顔になります。
どんな絵にするかは大きく2通りあって、一つはそのゲームなり映画なりの1シーンをスナップ的にそのまま切り取るというやり方。もう一つは、抽象的に趣旨を伝える絵を描くというやり方です。

Iはどちらかというと前者であり、IIIなんかは後者と言えるでしょう。

ではXIは?

そのどちらでもありません。
強いて言うなら前者なんですが、セーニャのこんな表情は見たことがありませんし、このイラストでXIのストーリーや雰囲気が分かるかと言うとまるで違います。XIはシリーズの中でもかなり暗鬱で重厚なストーリーです。しかもロト伝説の起源となる重要なお話でもあります。

にも拘らず、この軽薄で訳の分からないイラストは何なんでしょうか。声を合わせて「魔王をたおすぞ、えいえいおー!」とでも言ってるのでしょうか。これって中学生に描かせた環境問題やいじめ撲滅のポスターコンクールのレベルでしょう。

IVのように主人公だけを描いていればどれほどかっこよかったことか。

ある意味、今回のドラクエのいい加減さを象徴するイラストと言えます。

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