ドラクエXIがシリーズ最低である16の理由(4)~戦闘編~

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ドラクエXIパッケージ ゲーム

ドラクエXI戦闘

戦闘は主人公を含めてAIオートができるようになりました。
つまり、ある程度強さに余裕があればボタン一つで戦闘終了までやってくれるわけです。便利な世の中になりました。

もうね、なーんにも考えずにできるのがドラクエXIなんです。

ドラクエシリーズのシステムで、最も進化の余地があるとすれば戦闘だと私は思っています。

例えば、AIの編集機能。
AIの行動パターンをスクリプト化して、自分だけのAIが作れてしまうというもの。賢者の石を持っていればただひたすらそれを使う、とか。「MP使うな、ただしこれだけはやっていい」とか。特定メンバーの時だけ連携優先とか。

既存の戦闘システムの再利用をしてもいいでしょう。
かつてのウルティマシリーズのように、2次元の配置によって戦略性が出てくるものにしたっていいですよね。

私はやっていませんが、ドラクエXでは自由に動けて攻撃を避けたりもできたのですから、XIでもそれを取り入れれば良かったのでは?例えば、ホイミスライムがさまようよろいの後ろに隠れていて、近接武器がほとんど当たらないとか。

戦闘時、画面だけはフィールドとシームレスで、向こうの方で別のモンスターが徘徊してたりするのですから、どうせなら「ダラダラやってると向こうの方から別のモンスターが近づいてきて戦闘に参加する」とかにすると絶対に面白いはずです。

「HPを削られた前衛が、パワーのあるモンスターの物理攻撃の直撃を食らうとはるか後方に吹き飛ばされ1ターン行動不能。その前に別の味方が立ちはだかり庇いながら、回復薬がホイミ」などとすれば、ぐっと戦略性も上がるはず。

ちょっと話が外れますが、RPGの秀逸な戦闘システムとして、私はよくMSX2の『SDスナッチャー』を例に上げます。


主人公目線なのですが、画面にはグリッドが敷き詰められており、「どこを攻撃するか」を自分で決めなくてはいけません。脚部にダメージを与えると素早さを減らすことができ、武器を攻撃すると攻撃力を減らし、通信機なら仲間を呼ぶことができなくなる、といった具合です。人質を盾にされた場合は、避けられても人質に当たらないところを狙う必要があります。これ、すごく面白かったんですが、私の知る限り、この作品以降でこのようなシステムを採用したRPGはありません。ドラクエでもマネすればいいのに。



さて、ドラクエXI。
戦闘シーンの「カメラ」には、「オート」「フリー移動」とがあるんですが、フリー移動は単にドラクエXの名残でで、ただ自由に移動できるというだけであって、不意打ちとか挟み撃ちとかが出来るわけではありません。本当に驚いたのですが、
ただ、自由に移動できる、だけなのです。
一方で「オート」にすると、攻撃する者とされる者にフォーカスが当たるだけ。攻撃する側が移動して攻撃、をただただ繰り返すだけの戦闘になります。

これね、RPGの戦闘としても面白くないのは言うまでもありませんが、何より、鳥山キャラが死んじゃってるんですよ。

ここで参考動画。

同じ鳥山キャラのゲームであるドラゴンボールですが、このシリーズのPVのような作り方をなぜしないんでしょうか?もちろんここまでする必要はありませんが、ドラクエXIの戦闘は、カメラワークも演出もとにかく淡白で、テンションが上がるポイントがどこにもないのです。

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