【岡村ANN風俗発言炎上】矢部の「公開説教」は不合格。

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岡村ann お笑い

『岡村隆史のオールナイトニッポン』において岡村の風俗発言が大炎上。

翌週の放送中に相方であり、元同番組のパーソナリティでもあった矢部浩之が乱入。岡村に公開説教を始めるという流れに。

このことについての私のツイッターまとめです。


ラジオでの岡村の発言は、「悪」ではなく「不用意」だった。善悪を突き詰めたいなら、性風俗サービスの存在そのものについて語らなくてはいけない。

今、岡村の謝罪放送を聴いてるんだけど、ナイナイANNと言えば、深夜ラジオの典型で、そりゃあもう下ネタが酷い。それが分かってる人だけが聴くべきで、下ネタを取ったらもう番組の趣旨が全く変わってくるのよね。

で、その下ネタの中には風俗の話は当たり前のように出てくるわけで、今回の件は相当大きなダメージになる。今後、風俗ネタは過度なブレーキがかかるだろうから。

忘れちゃならんのは、芸人の深夜ラジオってそれ自体が性風俗の広告にもなってるってことなのよね。今回の件で、風俗ネタがやりづらくなって広告効果が薄くなり、風俗の客が減ったりしたら、誰が得すんの?って話。

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岡村ANNの「公開説教」聴き終わった。すんごいモヤモヤする。

矢部については率直に「そもそもお前説教できる立場か?」と思ってしまう。はっきり言って実力不足で、今ではバラエティー界でも窓際に追いやられている存在。

その矢部が岡村に説教している趣旨というのは、端的に言えば「普通の人になれ」ということ。だったらナイナイそろってサラリーマンになれば良い。お笑い芸人は普通の人間がやる仕事ではない。

明石家さんまは「芸人がカメラの前で泣くな」と後輩に教えたが、これは言い換えたら「プロなら絶対に裏側を見せるな」ということ。

「公開説教」はさんまからすれば、絶対にやってはいけないやり方。これはめちゃイケの文法なんだけど、めちゃイケはしっかり作り込まれていて見るに堪えるものだった。今回はそれもない。

公開説教をやりたいなら、放送作家としっかり組んで作り込むべきだった。岡村は「いや、ほんと、それは申し訳ないと思ってる」を繰り返すばかり。何が面白いんだこれ。

そもそも僕は、結婚披露宴で新婦が両親に手紙を読む光景を見ても「両親に伝えたいなら家で読んで来いよ」と思ってしまう、ややサイコパス寄りの人間で、お笑い芸人がこの類のことをやるのは、マジでサブイボ出るんですわ。

唯一の救いは、(誰の意思かは知らんけど)説教後にハガキ職人のコーナーをやったこと。あれは英断。あれをやらなかったら、もうANN最終回で良かった。

矢部の「公開説教」は、誰もが思いつく、当たり前のことをやらなかった。それは「もう一人連れてくる」ということ。先輩でも後輩でも良い。よゐこのどちらかでも良い。「本当にすまないと思ってる」以外にリアクションの取れない岡村の代わりに合いの手が必要だった。


ここから追記。

そもそも芸人に社会的規範を求めるのがダメなんです。社会ではまともな存在たりえないような連中が芸人やってるんだし、概ねそういうヤツの方が面白かったりするんだから。

だからと言って、今回の岡村の発言を擁護しようっちゅうことではありません。あれは、カメラもマイクもないところで、後輩と酒飲みながら言うようなことであって、公共の電波に乗せて良いものではないのです。

生放送中に相方・矢部の乱入。これは正しい。相方への愛ですよ。ただやり方が悪かった。

十分な時間があったんだから、ネタを繰ってこい、と。

説教全体の趣旨としては「岡村には普通の恋愛の感覚がない、女性へのリスペクトがない、その他にも常識に欠けるところが多々ある、要するにコミュニケーション障害である」と言うことなんだけど、細部は矢部のトークがダラダラし過ぎていて何言ってるか分からない。

私がさんまの言葉を引用しているのは、「岡村がスタッフに『ありがとう』と言わない」とか、そんなことどーーーっでも良いからですよ。私たちお笑いの消費者(視聴者)にとって、見えない部分なんてどうだって良くて、裏側で好かれようが嫌われようが、知ったこっちゃないんです。結果的にテレビに映る、あるいはラジオから流れるその芸人の言動が面白いかどうかだけを評価するんです。

もちろん、スタッフに嫌われることによって思うような仕事ができずに実力が発揮できなくなるということだってあるでしょうが、そこまで間接的な因果関係まで気にしちゃいられません。

例えばこの間亡くなった志村けんの女性観って、岡村のそれに通じるところがあって、60歳超えてもなお女は20歳そこそこが良いって言ってるんです。これ、相当に歪んでますよ。私に言わせれば、30代40代の女性の魅力が分からないなんて、女性を上っ面でしか見ていないってことであり、「変なおじさん」ならぬ「変質者のおじさん」です。端的に言えば女性観が幼稚なままジジイになっちゃっているんですよ。そりゃ結婚なんてできるはずがありません。

でも。

それでもそんなことは私にはどうでも良くて、志村けんは視聴者にとって面白いなら、それで良いんです。

 

繰り返しますが、この「公開説教」は、岡村に「それは、本当に、申し訳ないと…」を繰り返す以外にリアクションの選択肢を奪ってしまっているという時点で、「お笑い」としては完全な不合格なんです。

『めちゃイケ』の話をしたのは、ああいうやり方は個人的には好きではないにしても、最後は笑いとしてまとめあげてしまう、お笑い制作のプロ意識が見えるからです。

「公開説教」をするならするで、あと一人サポートを呼んだ上で、「恋愛観テスト」「ジェンダー観テスト」などを用意して出題…というか尋問でもすれば良いんです。間違った答えにはビンタでもなんでも罰ゲームを施す。

そこまでしないにしても、誰でも良いからあと1人は呼んでおくべきなんです。この1人がいるだけで笑いになるんですよ。

なんで分からんのかな…?

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