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そんなツイッターのルールはありません。

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これ、かなり前の話なんですが、ブログの整理してたら「下書き」に残ってたんで、せっかくなので投稿しておきます。

 

 

ツイッターが始まって間もなくからこの話はしてるし、最近は最近で「パブリックなコミュニケーションとは何か」をやたら語っている。んで、これはまさにそういう話。

「ツイッターにはルールがある」←どんなルールか明示すれば良い。引用RTしてはいけないなら、そもそもそういう機能をつけないはず。おそらく「エチケット」のことを言いたいのだろう。
「何人か凍結させてきた」←すごくエライ人なんですね。コワイコワイ

さて、ツイッターとは、その内容がどんなレベルであれ、世界中で繋がっている公共空間に情報を発信するということ。政治的発言であれ漫画の感想であれ日常生活の報告であれ、それは「公表」=「公への披露」である。

公に披露された情報、つまり誰にでも見える個人の発信は、それが引用され何らかの批評をされるかもしれないのが前提にある。それが嫌なら鍵垢にすれば良いし、そもそもツイッター(発信)をしないという選択肢もある。それでもわざわざ公開垢で発信してるんでしょうよ。

それに対し、基本的な姿勢のレベルで反発するなら、「プライバシーの侵害」や「言葉の暴力」など、客観的に迷惑行為である要件を満たしている必要がある。「不快だから」はただの主観でしかない。

「不快だから」が通用するのなら、「ママ友社会しか知らない専業主婦」なんてフレーズは特定の立場の人間を侮蔑する極めて差別的表現であり、たまたま目にした人も非常に深いな思いをするだろう。でも、それこそパブリックな視点を持たない人は、自分の屁の臭さには気づかない。

客観的なルールや一般常識、ものの道理を理解せずにSNSを利用する若者がいるからリテラシー教育が必要なのだ。一般国民のリテラシーがこのレベルだから、大臣という重役を担う政治家や、言論人を気取ったタレントが、「気に入らない」というだけでブロックしまくるわけよ。

「公共空間とは何か」「コミュニケーションとは何か」「ルールとは何か」といった根本も理解できない、家族と他人との区別もできない(自他境界線もちゃんと引けない)人間がSNSなんてやるべきではない。

ちなみに私は、引用RTした時は「勝手にコメント」であると同時に「相手に応答要請をしていない」という意味でもある。つまり、これは勝手に私がそう思っているので、お返事を頂く必要はありませんよ、と。

私のツイートが引用RTされた場合も同じ。先述した「迷惑行為」に当たらない限り、何を思って何を書こうがその人の自由だ。こっちもそのつもりで公共空間たるツイッターに発信してるんだから。

何かしら反応が欲しい時は@で送るし、こちらも@でコメントもらったら、(よほど意味不明あるいは罵倒目的であることが明確な場合でない限り)基本的にリアクションをとるようにしている。

 

以上、俺ツイッターまとめでした。

同じようなことはこのブログで再三書いておりますが、一応注釈入れておきます。

今回引用したツイートは、

●ネットとは何か
●SNSとは何か
●公共空間とは何か
●言論はどうあるべきか

と言った社会の基本も分かってない視野狭窄のお子チャマが、「ぼくのせいぎ」を振りかざして気に入らないやつを攻撃したというものです。

「ネット」とはもちろんインターネットのことであり、秩序なく相互に繋がり合った電子情報網のことです。インターネット以前の広域ネットワーク通信は「パソコン通信」というものであり、あくまでこれは特定業者による「ネット上の交流サービス」でした。ところがインターネットはいまや基本的な「情報インフラ」です。その情報インフラの上で、我々は買い物をしたりゲームを楽しんだりSNSで交流したりしているわけですよ。

で、そのSNSの走りがmixiでして、ここでは本当によく分らない“モラル”が醸成されました。それが「踏み逃げ」というやつです。すなわち、「私のページを見に来ておいて挨拶もなしとはけしからん!」というアレです。パソコン通信から電子通信網に触れてきた身とすれば、なんと幼稚な……と思わざるを得ませんでした。

この時、いわゆる「ネチケット」に関しては二極化していたところがあります。言わば、「右の2ちゃんねる(自由)、左のmixi(不自由)」ってな感じです。mixiによく見られた歪んだモラルを唱えるような人種は、2ちゃんねるでは「自治酎」と呼ばれていました。おそらくmixiユーザーのうち結構な割合が2ちゃんねるを利用したことがなかったのだと思いますが、両方利用していた私から見るとそのコントラストは興味深いものでした。

おっと、脱線しすぎ。

肝心の「言論とは何か」について。何度も言うように、何の縛りもない公共空間における発言については、法律上あらゆる人が引用しても良いことになっています。これは当たり前で、(無断転載ならともかく)引用してはいけないなんてことになったら、公共の言論なんてなくなってしまうし、そもそもツイッターなんか使うなよって話です。「自分は言いたいことは言う、しかし誰にも文句をつけられたくない」と言うのは、パブリックな振舞いというものを意識したことのないガキなんですよ。

実はある地方議員がこの理屈でマイルールをぶつけ、かつ(議員から)一般人を差別するような発言があったので是非ブログで取り上げようと思いつつ、チンタラしてたらいつの間にか彼のアカウントが凍結されてしまい、引用もできなくなってしまいました。残念。

 

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