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GoToトラベルで感染者増?「エビデンスはないが間違いない」?はぁ!?

コロナ感染者数10月 医療・健康

え!コロナが【強力に】になってるですってー!!

先日、知り合いの年寄りに【なりかけ】の中高年男性とお話していたら、

校長
校長

「コロナはまだ2~3年続くぞ。なんせ強力になってるからな」

と。

「え?強力ってどういうこと?感染力が上がったってこと?」

校長

「ウィルスが強うなっとるんや。こんなもんまだまだ終息なんかせえへんぞ」

当ブログの読者なら、私が何が言いたいかはだいたい見当が付くと思います。

「ウィルスが強くなった」という表現はいかにも非科学的で、「感染力が強くなった」か「毒性が強くなった」かでは、話はまるっきり、ヘタすると180度変わってくるのですよ。

最近の報道では、今のコロナウィルスは変異して「感染力が強くなった」と言われています。一般論として、ウィルスの感染力が強くなると毒性は弱くなります(一概にそうとは言えないところもあるでしょうが)。毒性の強さに関しては専門家でも分からないらしいですが、「感染者数」の増加に対する死亡者数を見ても、とても「毒性が強くなった」とは言えません。

 

信じちゃいけない「民間科学」

こういう、言わば「民間科学」は、一般人の中で驚くほど蔓延っています。この「民間科学」とは「似非科学」であればまだマシな方で、件の話の中では「感染力の強さ」と「毒性の強さ」の区別すらしていない、「コロナ文学」でしかないのですよ。

ツイッターでも「コロナをただの風邪だとバカにする人がいるが、SARSの親戚だから。絶対に感染してはいけない」とまだ鼻息を荒くして主張する人がいます。そんなこと言い出したら、旧型コロナだってSARSの親ですからね。「絶対に感染してはいけない」病気のはずですが、なぜ感染者数が発表されないんでしょうね。

 

「民間科学」という非科学を作り上げているのは「専門家」?

感染者増と観光支援事業「Go To トラベル」の関連については「エビデンス(証拠)がなかなかはっきりしないが、きっかけになったことは間違いない」と述べた。

「エビデンスがない」のに、「間違いない」?

不思議なことを言うものです。

実際、GoToトラベルキャンペーンが始まって初めての大型連休である9月下旬、日本のあちこちで大渋滞がおこるほど多くの日本人は外へ飛び出しましたが、その後感染者数は全く変化がないのです。旅行が感染の原因になるのなら、10月上旬から半ばにかけて爆発的に増加していないといけないのに、グラフはなだらかなもの。

コロナ感染者数10月

「エビデンスがない」そう、よくお分かりじゃないですか。GoToと感染者数の相関関係は、今のところ確認されていないのですよ。

で、なのになぜ「間違いない」になるんですか?日本の医学って水晶玉とかタロットとかを使うんですか?「エビデンスはないが間違いない」なんてコメントを認めてしまったら、誰が何言っても良いってことになるんです。

そしてこういうコメントを出しているのが、他ならぬ日本医師会会長だったりするのですよ。いったい、日本医師会は誰のために仕事をしているのでしょうか。

つまり、一般人の間の怪しげな民間科学を助長しているのは「専門家」とマスコミなのです。

 

「コロナ」とは存在しない妖怪である

ということで、我々一般人が「コロナ」と呼んでいるものって、その実体としてのコロナって実はごく一部であって、あとは人々の旺盛な想像力によってグロテスクな肉付けをされた、実在しない妖怪みたいなものなのですよ。

例えば私が子供の頃は、「公園に口裂け女がいた!」と友達の口から発せられる出所不明の噂に極限を恐怖を感じながら、とんでもない速さで家に逃げ帰ったりしましたが、今のコロナはまさにこれ。実体のないものに人間が動かされ、逆に多数の自殺者を出してしまうというバカげたことが現実に起きているわけですよ。

 

実は今年は例年よりも平和な年

さて、新型コロナ感染者「激増」で日本はザワついていますが、この程度の数字は十分に予測できたことです。なんせ、ウィルスが十分に蔓延している状態で迎える初めての冬ですから。冬は風が流行るのが当たり前で、それに比例して「重症者数」も「死亡者数」も増えていくのが普通です。つまり、まだ増えるということ。

さて、ここで今年のインフルエンザの流行状況を見てみますと、

2015~2019年の平均と比較して、今年の10月はその患者数がなんと12分の1だそうです。

インフルによって毎年平均でザックリ1万人亡くなっているとして、それが10分の1になってるとしても、この冬は9000人の命が助かることになります。

このとてつもない朗報をなぜメディアは報じないのでしょうか。

 

インフル患者が減ったのはコロナ対策をしているからだ!

だとしても喜ばしいことではないですか。つまり、この冬だって「この調子でいけ」ってことですよ。

 

リテラシーを鍛えろ!

ぽけーっとしてても本当の情報は入ってきません。

地上波、地底波、SNS、何でも良いけど情報は自分から能動的に収集し、その情報にどんなソース、どんな根拠があるかは、己の頭で判断しないといけませんよ。

 

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コメント

  1. satoh より:

    よくぞ言ってくれました。

    「エビデンスは無いけど間違いない」って医学生が教授の前でいったら間違いなく留年するセリフですよ。仮にも医師会の会長、医学者であればもっと正確な発言をすべきです。

    「あくまで証拠はありません。けど私的には関係あるんじゃないかな~、って思ってま~す」

    と言わなければならないけど、「政府に物言う」という医師の威厳を見せつけながら「我慢の三連休」を正当化するため「正確に表現すると脅しが効かないからいっちょインパクトのある言い方しておくか」といった思惑の元になされた発言でしょう。

    これほど人をバカにした話はないな、とあの会見で感じていました。それに同調する空気が強くて正直戸惑っていましたが小ライスさんのように考えている人がいて安心しました。

  2. 小ライス より:

    コメントありがとうございます。

    専門家を名乗る人が非科学をまき散らし、日本語をまともに読めない情弱がそれを信じて「コロナこわーー!」となる。本当の恐ろしい話です。

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