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日本の暑さ問題、解決します!

技術・産業
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エアコンは今買え!

日本を含めて世界中で5月の暑さ記録が更新されているようです。私の周辺でも、「まさかこんな時期にクーラーを使い始めるとは思わなかった」と言っている人、多数。今年は、気温40℃以上を記録した日に「酷暑日」という気象用語が制定されて、どうも頻発しそうな感じです。

くわえて、省エネ基準が大幅強化される、いわゆる「エアコン2027年問題」で、来年からエアコンが高くなる(正確には、最新機種しか選択肢がなくなる)らしくて、うちも大慌てで17年間使い続けたエアコンを買い替えることにしました。駆け込み需要で現時点でも相当値上がりしているかと思いきや、実はそうでもなく、かなりリーズナブルなお値段で買うことができました。どうも、供給量が十分にあって販売店側も現行基準機種の在庫をさばきたいというインセンティブが働いているようです。

 

熱中症で2000人が死ぬのが当たり前!?

地球温暖化はCO2が原因なのか、いやそもそも地球は温暖化しているのか、については私もよく分かりませんが、都市温暖化(ヒートアイランド)が進んでいるのは皆さんも実感しているところでしょう。

この暑さは、「今年は例年より暑いから早めにクーラーをつけよう」という範囲で収まりません。

ご覧のように、熱中症による死亡者数は右肩上がりなのですよ。もちろん、日本はどんどん高齢化が進んでいるので、グラフの通りに温暖化が進んでいるというわけでもありませんが、それも「ある程度のブースト」というだけで、日本の暑さの危険度が増していることには違いないでしょう。ちなみに、このグラフの右端の次の年である2024年の熱中症死亡者数はついに2000人を超えています。

 

昼間に雲を移動させてやれば地球は簡単に冷える

ということでここからが本題であり、暑さ対策の画期的な提案です。

それはズバリ、「地球の上空に常に存在する雲を、昼間に偏らせて日陰を増やし、夜は晴れさせて放射冷却を促す」ことです。

ご存じのように、地球は太陽光線で温められますが、雲と言う反射率の非常に高い日除けが太陽光を反射し、過剰な熱エネルギー供給を抑えてくれます。逆に、夜晴れていると、放射冷却というメカニズムが働き、地球を冷やしてくれます。つまり、雲には昼間は日除け(冷却効果)、夜は毛布(温暖効果)という正反対の二重の役割があり、それを偏らせてやればいいわけです。地球上空には常に一定量の雲が存在するわけで、これを昼間の方に誘導させてやれば、地球全体の平均気温など一気に数℃下げることができるでしょう。

簡単ですね。別に雲の量を増やしたり減らしたりするわけではないのですから。

どうやって雲を移動させるかって?

そのくらい自分で考えなさいよ!あんた地獄に堕ちるわよ!!

 

大阪関西万博で実感、日陰はすごい!

というように、雲を移動させるということは現実的ではありません。中国では「人工降雨装置」の使用例が複数ありますが、日除け目的となると規模が全く違ってきてやはり現実的ではありません。

だったら我々にできることは何かというと、地べた付近で日除けを作るしかありません。去年(2025年)の真夏の大阪関西万博ほど日除けの効果を実感したものはありませんでした。炎天下の中、会場を歩いているとフラつくほどの暑さ(とは言え、夢洲は結構風が吹いているので市街地よりは随分マシだったのですが)でしたが、大屋根リングにあと10mという距離まで近づくとあら不思議。日陰に入る前から、足元にエアコンのような冷風が吹き付けてくるのです。

どういうことかと言うと、万博会場のように、太陽光を遮るものが全くない所と、大規模な日陰空間のコントラストが強いと、日陰内の空気が冷やされて下降気流を生み、それが日陰の外にまで流れ出すわけです。ついでに言うと、この万博の時に私は日傘デビューを果たしたのですが、無風になった途端、頭上から実に緩やかではあるけども少し冷たい風が降り注いでくるのが分かりました。

いや~~、日陰ステキやん!

 

元凶はアスファルト

皆さん、家から一歩出れば、ほとんど人はアスファルトを踏むはずです。このアスファルトは、太陽光エネルギーの90%を吸収してしまう、天然超強力暖房装置です。真夏の真昼間、気温が35℃でもアスファルトの表面温度は60℃にも達します。これが暑さを増幅する上に、日没後も暑さを保ってしまうことになります。反射率の高いアスファルトも使われますが、それでも60%台。これ以上反射率を上げてしまうと、視認性が落ちて危険度が増します。

このアスファルトこそがヒートアイランドの根幹的要因で、さらに「暑くなったからクーラーを点けたら」⇒「クーラーを点けたら室外機から排出される温風で外が暑くなる」⇒「外が暑くなるから家の中も暑くなる」⇒「暑いからクーラーを強くする」という悪循環が生まれます。

このアスファルトの上に日除けを作れば、吸収率はゼロ%になります。もっとも、反射された間接太陽光はありますが、少なくとも直射日光の分はなくなります。そうすると、ヒートアイランドの悪循環を部分的に断ち切ることができるわけです。

 

ではどこに日除けを作る?

まずは小学校近辺でしょう。ほとんどの小学校では、一定半径内で通学路が規定されています。この通学路上にキャノピー型でもオーニング型でも何でも良いので可能な限り日除けを設置します。うちの子の場合、通学距離は1km弱もあり、7月下旬あるいは9月上旬の朝夕に重いランドセルを背負って往復させるのは結構危険な苦行です。しかし、学校から300mの距離を日除けで埋めてくれたら、その苦行は3割減で済みます。

また、日除けは同時に雨除けにもなりますから、ちょっとくらいの雨なら学校に近づいたら傘を閉じて「傘渋滞」の解消にもなりそうです。

 

コストの問題を解決してくれるペロブスカイト発電

でもきっと貴方はこう言うでしょう。「費用はどうするんだ!」と。

ご心配なく。コストをお嘆きのご貴兄のために、ペロブスカイト太陽光発電というものがあります。ご存じない方のために簡単に説明しておくと、ペロブスカイトとは現行のシリコン型太陽光発電に比べて10分の1程度の重さで同じくらいの発電ができるフィルム型太陽光発電のことです。原理的にはさらなる軽量化をできる余地があり、価格もぐっと安くなります。

商用化されてはいるけど量産体制には入っていない現状ですらシリコン型とさほどコストは変わらないので、国を挙げて「日本列島日陰下計画」を立ち上げ、参加する自治体が一斉に発注すれば、最初から量産ブーストがかかり相当安くなるでしょう。

作られた電力で夜の照明を付けたり、あるいはファンを取り付けることもできるでしょう。もちろんそれでも電力は余るので売電に回し、メンテナンス費用に充てることができます。

この画像の出典は、ルーモスというアメリカの企業のウェブサイトです。

覗いてみると、様々なタイプのソーラーキャノピーを扱っているようです。

 

 

と、まあ、結局ドロ臭いアナログな方法しか思いつかないのですが、シンガポールかどこかでは積極的に日除けを設置していて効果を上げているそうだし、国内でも徐々に増えて行っているようです。

あ、ご家庭でできるエアコンの省エネ対策についてはこちらの記事を是非。

 

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