【百田・橋下靖国論争】「朝ご飯に何を食べるか」vs「まず朝ご飯を食べよう」

靖国神社 政治・経済
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いつの間にか始まっていた靖国論争。登場人物は、橋下徹、百田尚樹、有本香、そして足立康史。

経緯はこのようなサイトで確認して頂くとして、

靖国分祀・追悼施設設立に関する橋下・足立vs百田・有本のタッグバトル全文まとめ

当ブログではこの論争の読み方を提示します。

先に結論を言ってしまうと、この論争は議論のようで議論になっていないんですよ。

「どんな朝ご飯を食べるか」vs「朝ご飯を食べるかどうか」

橋下さんは「朝ご飯を食べるにはどうすれば良いか」を論じているのに、百田・有本コンビは「朝ご飯に何を食べるか」を論じているんですね。これじゃ交じり合うことはなく、建設的な話になる訳がないのです。

個人的な靖国観から言わせて頂くなら、百田・有本両氏の言うことはごもっとも、つまり、A級戦犯分祀なんて神道の原理上できないし、そもそも戦犯の定義が敵国アメリカの、しかも事後法によって為されたものであって、その後に日本国内では名誉が回復されたのに、いまだに「戦犯」扱いすることもおかしい訳です。

し・か・し、橋下さんはそのことではなく、「現に今、総理大臣も天皇も靖国を参拝できていないではないか。だったら、このお二人に参拝してもらうための解決法を論じなくてはいけない」という主張なんですよ。つまり、「パンか米飯か、納豆はつけるかつけないか、などとウダウダ言ってても、食えなきゃ意味ないだろ」ってことなんです。

ここではさほど重要ではないA級戦犯分祀論

で、その解決法として、「A級戦犯の分祀」「靖國ではない別の慰霊施設の設置」を挙げています。言っておきますが、私個人としてはどちらにも反対なんです。しかし、議論の進め方としては極めて理性的で建設的なのが橋下さんなんですよ。ちなみに、橋下氏は後に「A級戦犯」を「戦争責任者」に置き換えています。これなら、この部分にだけは半分賛成。

これに対し、百田・有本両氏は「A級戦犯分祀なんてとんでもない、貴方は歴史をわかってない」と来る。

いやいや、あのね、橋下さんは分かってるんですって。そんなレベルの話をしたいんじゃないんです。今、首相も参拝できずにいるんでしょ?それって中国・韓国およびそのシンパ勢力の反発があるからでしょ?その反発の原因がA級戦犯なんでしょ?だったらそこを解決すりゃ安倍さんも参拝できますよね?と言ってるだけ。

靖国神社や神道の原理をいくら説いたところで、国家の首脳が英霊の慰霊すらできないってどう考えても異常じゃないですか。とにもかくにも参拝できるようにしましょうよってことです。

「口だけ番長」に我慢ができないリアリスト橋下

リアリストである橋下氏は、こういう書生論的な言論がとにかく大嫌いなんですよね。私も大嫌いです。「口ばっかりで実行できない」「言うのはタダ」ってやつですね。橋下氏は今はフリーですが、その言論姿勢は政治家そのものであり、実行できない理屈に意味を見出しません。

これに文句があるのなら、百田有本両氏は、橋下さんではなく安倍さんに対しもっと激烈な批難を浴びせるべきなんですが、『虎ノ門ニュース』をずっと観ている私でもそんな光景観たことがありませんよ。

ネトウヨホイホイとしての百田尚樹

この百田の禿げ頭の光に寄ってくる蛾たちがまた実に気持ち悪くて(容姿をいじってるのはわざとですよ。念のため)、「百田親分の言う通りでさぁ。あのハシモトってヤツぁ所詮反日野郎なんですよグヘヘ」と、ネトウヨポチ根性丸出しで尻尾を振ってきます。この中には、維新の天敵である大阪自民党シンパもたくさんいるんでしょうね

ネトウヨと愛国者を見極めよう

彼らが「ネトウヨ」であって「愛国者」でないことは、この議論を建設的に進める姿勢が見えないからです。橋下の案が反日だというのなら、そもそも首相の立場にいながら参拝しない安倍さんが反日総理ってことになります。何より、その案に反対であれば違う案を出すべきであって「分祀などできない!」はただの原理の説明であって代案でも何でもありません

有本香にはガッカリ

百田氏はともかく、もうちょっと賢いと思われた有本氏までがこの構図に歪さに気づくことなく橋下批判を通していたのはガッカリです。同じ虎ノ門ファミリーである、上念司・大高未貴ペアがこの論争に参加したら、どんなことを言ってたでしょうね。まあ、上念さんはどちらともすごく仲が良いので参加は難しいでしょうが。

「大阪都構想は潰させてもらう」百田の理性のなさ

この論争に、出てこなくても良いのにしゃしゃり出てきたのが日本維新の会・足立康史議員。先日同党除名になった丸山穂高氏と同じ病「アドレナリン過剰分泌症」を患っており……あ、私が勝手に言ってるだけですけどね、とにかく言動にブレーキが効かず、余計な一言を言わずにいられない性格なんです。長谷川豊氏もそうだし、百田尚樹もそう。

その足立氏が「本を売らないといけないのは分かりますが」と百田氏を挑発。同じ病気を持っている百田氏はこれに激怒。有本氏を交えて幾度かの応酬が続きますが、

しょうもないツイートしてるヒマあるんやったら、俺に何か言うて来い。きっちり謝まらへんのやったら、絶対に許さんぞ、このボケ。国会議員や思て、調子に乗っ取ったらえらい目にあうぞ。

ケンカやったら、何でもやるで。何やったら、殴り合いでもええで

もう謝らんでええわ。まあ、いろいろ覚悟しとけや

最終的には、

この発言。
そりゃね、このレベルの知性あるいは理性だと議論はできないんですよ。足立、丸山、百田は皆同じ病気だと書きましたが、百田氏は病気そのものはさほど重くないんです。しかし、この人は、ほんの少し上の世代である団塊世代の思考回路を受け継いでるんですよ。後先深く考えずに感情のまま暴走、120歩進んで「すまんかった」と20歩下がる。過去のことはすぐ忘れて、またちょっとしたきっかけで暴走、120歩歩いて「まあ許してえな」と20歩下がる。こういう厚顔無恥なことが平気でできてしまうのです。

ただ、それが許されるのは、その分か、あるいはそれ以上に知識があってそれをもって国民を啓蒙する能力があるのと、子供っぽい愛嬌があるからでしょう。私もそんな感じで百田氏を肯定的に見てきました。

が、これはダメ。
たった一人の下っ端議員に腹が立ったから、大阪都構想という日本政治史上の重大案件に反対すると。ソレとコレが違う問題であることが分からないんです。そういう脳みそだからそもそも議論も進まなかったのです。

その時の感情で動くことが「人情」なのか?

どういうわけかこの発言を受けて有本女史が、何通かに分けて百田氏がいかに人情家であるかのツイート。「大阪のためなら」と金も取らずに動いてくれたんだと。その人がこれほど怒るくらいだからよほどのことだ、と。

いや、何言っとるんだ、コイツ。
有本さんはジャーナリストとして好きだったんだけど、百田や竹田恒泰と組んだ時には割と危ういものを感じてたんですよ。それが決定的なものになりました。

ここで有本氏がすべきは「理性を取り戻せ。それとこれとは別。そんなことを言ってしまったらあなたの全ての発言に説得力がなくなる」と諭すことのはずです。「よほどのこと」と言うのは、無視して差し支えない三下議員をスルー出来なかった百田氏の性格の幼稚さでしょう。

大阪都構想に反対するのはもちろん結構。しかしそれは、「大阪都構想で大阪は悪くなる」という理由を説明した上でなら、です。その時の感情でコロコロ発言が変わることまで「人情」というなら、政治に人情なんて要らないのですよ。

ある時は「大阪愛」をアピールし、腹が立ったら「わしは大阪の住民ちゃうから関係ない」。ある時は「わしはただの小説家やから好きなこと言わせてもらう」と言い、ある時は「(都構想と言う)政策を潰させてもらう」という政治家発言。むちゃくちゃですよ。

そういえば、佐藤浩市の安倍さん揶揄発言の時も「三流俳優」呼ばわりしてましたが、発言内容と俳優としての質には何の関係もありませんね。私もあの発言には失望したものの、俳優としては一流ですよ。

百田はクズだが役に立つ

この記事で…というより、当ブログのポリシーですが、誰のどんな発言であっても疑いの目で見るということこそ「リテラシー」です。ダレダレが味方、ダレダレが敵、という線引きで最初から見てしまうと本質を見失います。今回の話で言えば、「A級戦犯分祀」という点では橋下には反対だが、議論を進める手順として橋下は手本になり、百田有本氏はその全く逆ということになります。

最初から「俺は百田の味方だ」と決めつけてしまうと、百田氏がどれほどとんでもないことを言ったのかも分からないでしょう。それを「信者」と呼びます。これを読んでくれた皆様は、決して「信仰」に陥らないように。

また、そんな百田氏や有本氏も、私なんかよりはるかに博識で取材力にも表現力にも長けた人たちであり、これからも多分大いに役に立つはずなんですよ。百田氏は、「足立が嫌いだから都構想も反対する」という思考回路を持っていますが、私は百田氏や有本氏が出演する『虎ノ門ニュース』は見続けて勉強させて頂きます。
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