女性と老人は犬のボスにはなれない。

散歩する犬 しつけ

さて、「女性と老人は犬のボスにはなれない」ことについて改めて説明しておきます。

シーザー・ミランの番組を観ていても、主役となる「問題ある飼い主」は圧倒的に女性です。老人はともかく、女性が犬のボスになれないのはどういうことでしょうか。

 

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犬は女性の優しさを見抜いている

ファーストコンタクトの際、犬は男性よりも女性を選んで接触したがります。男性を怖がって近づかない犬は結構いますが、その逆はあまり見たことがありません。

これは、犬が男性の怖さ・強さ・厳しさを、そして女性の優しさを本能的に知っているからでしょう。

この様子だけを見ると、女性の方が犬を飼うことには長けていそうにも思えますが、実は逆です。犬は甘えさせてくれそうな人を選んでいるだけであって、「この人の言うことを聞こう」と思って近づいているわけではないからです。

「学校に行かなくても良い」と言われたら学校に行かない子供は多いでしょう。ママに多少の小言を言われても、家でダラダラゲームをしたりマンガを読んだりしていたい。学校に行かなくてはならない、となると、先生のことはそれなりに尊敬して、ママよりも言うことを聞くものです。

 

学校の例を書きながら思いついたのでちょっと脱線。私が問題犬と遭遇して飼い主に相談されたら、うちの2匹の犬と、その問題犬を並べて一緒に歩くというのをよくやります。シーザー・ミランもいつもやってますね。

これ、まさに学校なんですよね。ママあるいはパパよりも学校の先生の言うことを聞くのは、先生はあくまで他人だからということと、自分と同じ立場の存在が複数あるからということがあります。先生は愛情よりもルールに基づいて子供を指導します。同じ立場の存在、つまり同級生がたくさんいると、社会性を備える動物は周りに合わせようとします。だから効率的にしつけができるんですよね。

散歩する犬

男は30点の下駄を履かせてもらっている

話を本線に戻します。

女性は犬のボスになれない

なんてことを言うとあまりに救いがないので、少し言い換えます。

犬のボスとして、男性は最初から30点下駄を履かせてもらっている

犬のしつけにおいてとりあえずの及第点が60点だとします。男性は30点から始まるので、あとの30点分のしつけさえできれば良いんですが、女性は0点から始まるので正味60点頑張らないといけないわけです。

もちろん、こんな数字はテキトーですよ。シーズーを赤ちゃんから育てるのならこの30点の差はもっと小さくなりますし、問題のある成犬の大型犬を引き取るとなったら何倍にもなります。

 

30点の差とは一体なにか

ではもう少し具体的に男女の違いを見ていきましょう。

(1)腕力

これはどうしようもないでしょうね。問題のある大型犬を引き取ることになったらこの差は深刻です。たとえ小型犬であっても、力の強さはリードから伝わる「信号の正確さ」に影響します。

(2)ルールに対する意識

女性が最もやりがちな失敗は、その時の感情を優先させてルールを無視してしまうことです。このブログでも度々犬の肥満を俎上に上げていますが、その原因のほとんどは、ルールより感情を優先してしまう女性の共感力です。意識をガラリと変える必要があります。

(3)怖がり・心配性

よその犬を見るやリードを引き付けてしまう人。
触ろうとしたら犬に唸られて怯えてしまう人。
犬のが歩くのをやめると「え、どうしたの?お腹痛いの?こっちじゃなくてあっちの公園行きたいの?」とアレコレ的外れな言葉を投げかける人。
その心配や不安は全部犬に伝わって、犬を神経質にさせてしまいます。


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コメント

  1. 体重60キロのおばさん より:

    うちの犬をドックランで流血するほど噛んだ犬は筋肉が発達していて、大型犬ほど大きくないのですが、中型犬にしては大きな和犬風の保護犬の雑種でした。ちなみにその犬の飼い主の方がご高齢の女性で、、、。保護団体はなぜこんな筋肉隆々なデカい中型犬(しかも飼育が難しそうな和犬風な子)を高齢女性にマッチングしてしまったのだろうか、、、と不思議に思ってしまいました。

    ドックランでうちの犬が新しく入ってきたきた高齢女性の犬に挨拶しようとして、他の犬の後ろで順番に並んで待ってました。自分の挨拶の番になったので近くに行った瞬間、和犬風の子がいきなり唸りながら吠えかかり噛み付いてきてしまったので、うちの犬の後ろ足が宙に浮いてブンブン振り回されてしまいました(うちの犬は小型犬ではなく、フレンチブルドッグの中でも割と大きめな13.5キロあります)。

    うちの犬を噛んでいる間、噛んでしまった側の高齢の女性飼い主は自分の犬の後ろの遠くの方で1歩も動けず、自分は噛まれない位置で声を張り上げて「ノーーー!!」と言っているだけでした。言葉で無理なら身体的に行動を起こして欲しかったのですが、やはり全く自分の犬の制圧ができていませんでした。なので私が自分の犬をその犬から引き離しました。私の中では犬は刃物を常に手に握りしめてる天真爛漫な3歳児というイメージで外を連れて歩いているので、自分が怪我してでも犬は制圧出来ないとまずいのではないのか?と思ってます。

    その高齢女性は過酷な境遇だった犬を保護している優しい方だとは思うのですが、他所の犬を怪我させるような飼育をしており、本当に犬が好きなのだろうか、、、と疑問に思ってしまいました。他所の犬の事も大切にして欲しいです。

    うちの犬を噛んだあともその犬は他の犬に喧嘩を3回も売って歩いており、それでもその飼い主さんノーリードで流血するほど噛む犬を放置して「ノー」と言い続け1時間ほどドックランに滞在していました。うちの犬は耳から流血てるのに、噛まれたことを即忘れて、呑気に他所の犬のところに遊びに行ってしまいました(フレンチブルドッグは痛みに鈍感なのでしょうか)。

    偏見かもしれませんが、性別年齢関係なく「ノー」と言葉だけで済ませようとしている飼い主さんの犬は、飼い主さんの言うことは無視しているように見えます。

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