犬を犬から離してはいけない

攻撃性
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犬は触れられない存在に不安を感じる

この記事の動画は、ガラス越しに今にも殺し合いを始めようかという勢いで互いに吠え立てる犬が、仕切りを外した途端両者おとなしくなってしまう、という実に面白い内容で、同様の動画はかなり投稿されてます。

すでに当ブログでは過去で扱っている話なのですが、「犬同士を近づけたがらない飼い主」と言うのは大きな問題なんですよ。それがマナーであるとすら思っている節もありますが、とんでもない。

絶対によその犬に自分の犬を近づけない飼い主の罪

この短い動画を見ればよく分かりますが、「存在は分かるけど触れられない」という相手に対して、犬はネガティブな興奮状態に陥るのです。

うちの近所にも犬を飼い始めたけどよその犬とは絶対に触れさせないという飼い主がいましてですね、この人の場合はどうやら犬のためというより、ただの人間嫌い(コミュ障)であるらしいのです。

というのも、こちらが挨拶しても返してくれませんから。私が何か嫌われるようなことをしたのかそういう風貌なのかと疑いましたが、他の犬仲間に対しても同じような態度らしいので、要するに「そういう人」なのでしょう。

よその犬を発見するとピタっと止まってしまうか、角を曲がって走り抜けていきます。見事なもんですよ。そして最悪なことに、2匹目の犬を飼っちゃったんですね、この飼い主さん。

しつけを知らない人の多頭飼い、ダメ、絶対!

なぜ最悪なのか。
飼い主たる強さやしつけ法を持たない飼い主が多頭飼いすると、いずれかの犬(多くの場合は若い方の犬)が無暗に凶暴・神経質になります。これ、ものすごく高確率ですよ。

で、当該の飼い主の場合、やはり後から飼い始めた方の犬が狂ったように吠え立てるわけです。いつ呼吸しているかも分からないような吠え方で、当然近所迷惑です。

何度でも言いますが、犬は高度な社会性を持つ動物で、常にコミュニケーションを欲しています。適切なコミュニケーションの機会を与えていれば、犬はしつけのしやすい、他者に危害を加えない犬になりますし、何より犬自身が幸せになるでしょう。

逆にコミュニケーションを絶ってしまうと、この犬のような一種の精神障害とも言える状態に陥ってしまいます。よく分からない存在がよく分からないままであり続けるので、頭の中がずっとモヤモヤしているわけですよ。もちろん、その正体不明の存在とは毎日何匹も遭遇するわけで、相当なストレスですよ。

「人間嫌いの犬好き」は非常にタチが悪い

という訳で、「人間嫌いの犬好き」ってものすごくタチが悪いんです。人間嫌いで飼い主同士の交流をしたくないのであれば、犬なんて飼うべきではありません。ネコにしとけば良いんです。ところが、人間嫌いの犬好きに限って「犬こそ自分のアイデンティティー」みたいな歪んだ人格を持っていて多頭飼いしたりするんですよね。

多頭飼いについてはまだ書くべきことがあるんですが、例によって投稿を分けます。
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